01 12月
神はアメリカのクリスチャンの失敗を世界に示しておられる
坂 達也
今回のアメリカの大統領選挙とその結果を見せることによって、神はアメリカのクリスチャンが持つ信仰の体質を露にし、さらに抜本的に信仰の本質そのものを問われたように思います。これはアメリカのクリスチャンだけの問題ではなく、全世界のクリスチャンに対する警告と戒めに他ならないと思います。
クリスチャンは指導者のために祈ることを忘れている
すべて造られたものは創造者の神の支配下にありますが、こと地球に関しては、その支配を神は人間に委ねたと言う基本的事実を忘れてはならないと思います。(創世記1:28)しかしそれはあくまで、人間が神のエイジェントとして管理責任を持っているということであって、総責任者はあくまで創造者の神ご自身です。そこで人間は、神の子供として、常に神に頼って、神の知恵で管理支配を実行するように造られているというのが聖書的事実(真理)です。
地球上におけるすべての管理責任を直接的には人間に任せている以上、神は、人間を無視して勝手に直接支配をなさいません。しかし人間自身の持つ能力と知恵は不完全で限られていますから、万能の神の知恵が絶対に必要です。それを承知の神は、人間に「上に立つ管理責任者に神の知恵が与えられるように、わたしに祈れ」と命令しています。そしてこの命令を知っているのは、聖書を信じるクリスチャンだけですから、クリスチャンにはそうする大きな責任があります。従って、これをわきまえたクリスチャンが祈れば祈るほど、神は「人間の許可と要請を受けて」責任管理者たちにそれぞれ一番よい、必要な「神の知恵」を自由に与えることが出来るのです。
このことはクリスチャンが一応過半数を占めるアメリカにおいてだけ適用される「祈り」では勿論ありません。むしろ、日本のようにクリスチャンが全体の5%以下の国では、「この祈り」が、より一層必要かつ重要です。なぜなら、管理責任者がクリスチャンでなくとも、神はこの祈りを聞いて下さるからです。この人間の祈りに応えて神が指導者に知恵を与える「システム」は、被造物の管理責任において神と人間がうまく連携プレイ出来る、実にすばらしい神の知恵であると思います。
すなわち、僅か数パーセントであっても、クリスチャンが総意で「上に立つ責任者に神の知恵を与えて欲しい」と真剣に祈れば、神は喜んでその祈りに応え、クリスチャンでない政治家であっても神の知恵を授けることをなさるはずです。近来、世界中で偉大な指導者、政治家が出て来ない理由は、クリスチャンが「上に立つ人のために祈る」ことをしなくなったからではないでしょうか。
日本でも間も無く重要な選挙が行なわれます。神は、日本の僅かなクリスチャンが日本国のために今真剣に祈ることを期待しておられると信じます。クリスチャンが一致して祈り、投票し、その結果を感謝して、更に祈り続ければ、日本の国(の政治)は大きく変わると信じて疑いません。
アメリカのクリスチャンがしたこと
今回の大統領選挙で、神はアメリカのクリスチャン(教会)をテストされたと思います。クリスチャン有権者は、二人の候補者のどちらかに投票するか、或いは棄権するかの三つの選択肢がありました。一方の候補者である現役の大統領オバマ氏は、反キリスト、クリスチャン迫害者で、堕胎、同性結婚に賛成するという、聖書的には全くの「悪しき者」―リック・ジョイナー師が言う歴史上最悪の大統領です。しかもこの四年間の政治経済の実績は決して良くありません。それに対抗する共和党候補のロムニー氏は、異端と言われるモルモン教徒ですが、モラル的には神の基本的信条である同性結婚、堕胎に反対しています。神を愛し、聖書的な生き方をしようとしている人です。しかも今一番必要な経済に経験豊かなビジネスマンです。(この評価は個人差があるでしょうが)そして最後の選択肢は両者を共に嫌って棄権するかです。
日本のクリスチャンの皆さんは、もし投票するとすれば、どちらに投票しますか。恐らく「うーん」と考え込まれるかもしれません。アメリカの多くのクリスチャンがそうでした。結果的に見れば、今回の選挙で二千五百万人のエバンジェリカル・クリスチャンがオバマ氏に投票したと推定され、その上棄権した人が何百万人もいたと言うのです。従って今回はアメリカのクリスチャンの考え方と態度によって、事前の予想に反してオバマ再選が決まったと言えます。その大きな理由は、ロムニー氏がモルモン教徒であることに原因していると考えられます。それを嫌って、オバマを選んだか、あるいは投票を棄権したのではないでしょうか。
しかし棄権した人、あるいは、オバマ再選を選んだ人のどちらのクリスチャンもクリスチャンとして基本的な問題を残したのです。
プライドから来る偏見とさばく心
聖書をよく勉強しているクリスチャンなら「信仰の本質は愛であり、愛は赦すこと、人をさばかないことである」ということを知らない人はいないと思います。しかしそれは、教義上あるいは聖書の「頭の知識」として知っているのであって、実際にそれを心から実行している人は残念ながらかなり少ないと思います。
正直なところ、多くのクリスチャンは「異端」というレッテルを張られた信仰団体に対して、必要以上に神経過敏になっているように見受けます。自分はそうではないと思っていた私自身も、よく考えてみれば、モルモン教に対して偏見を持ち、頭から否定して「さばいていた」のです。そのことを今回ジョイナー師とジョーンズ師の対談から学び、本当に悔い改めました。その「さばいていた偏見」はどこから来ているのかと自問すれば「自分はキリストを信じているから、それ以外の人とは違う」という高慢さから人を見下していることに私は気が付かされたのです。
私はクリスチャンであると偉そうな顔をしてはいるが、本当に「キリスト者」と言って恥ずかしくない者になっているのか―と問われれば答えはノーであることに気付いたのです。
多くのクリスチャンはキリストの教えがどれ程厳しいものであるかを本当には自覚していないのです。一つの例を挙げれば、マタイ7:21-23で、イエスが「わたしに向かって、『主よ、主よ』と言う者がみな天の御国に入るのではなく、天におられるわたしの父のみこころを行う者が入るのです。」と言われたことです。主は続いて「その日には、大ぜいの者がわたしに言うでしょう。『主よ、主よ。私たちはあなたの名によって預言をし、あなたの名によって悪霊を追い出し、あなたの名によって奇蹟をたくさん行ったではありませんか。』しかし、その時、わたしは彼らにこう宣告します。『わたしはあなたがたを全然知らない。不法をなす者ども。わたしから離れて行け。』 と言われました。「預言をし、悪霊追い出しが出来て、奇跡をたくさん行なった」クリスチャンと言えば、相当年季の入ったリーダー格のクリスチャンではないでしょうか。その人を主は「不法をなす者ども」、すなわちクリスチャンではない者として「わたしから離れて行け。」とおっしゃるのです。
確かにベイビークリスチャンの時は、子どものように唯イエスを救い主と信じれば主は喜ばれます。しかし、十年二十年も経ったクリスチャンが、「業」をすることは憶えても、個人的に親しく主を知る関係に入らず、「キリストのような人格になる」霊的成熟が見られないようでは、上記のように厳しく「不法をなす者」と叱責されるとしたら、そのクリスチャンは果たしてモルモン教徒より上と言えるでしょうか。
愛の神である主は、キリストを救世主として見ていない「間違った教え」に騙されているが、神を愛し、聖書的な生き方をしようとしているモルモン教徒と、一方、キリストを信じると言うだけで、いつまで経っても弟子になろうとしない「なまぬるい」クリスチャンを比べて、本当にどう見ておられるでしょうか。恐らく主にとっては、大同小異、比較にも値しない、どちらも愛しておられ、どちらも同じように真の救いが必要な人たちとしか見ておられないと思います。私はそれに気が付いた時、自分だけはよいと言う高慢な態度に恥じ入りました。
アメリカのクリスチャンは、今回の選挙で大半以上が真のクリスチャンではないことがこれで判明したのです。主は敢えてクリスチャンが勝手に判断して投票することを許され、その結果がよく見えるようにされたのであると思います。今回オバマに投票した人、あるいは棄権したアメリカのクリスチャンが、もし皆主に喜ばれる真の成熟したクリスチャンであったとすれば、彼らはオバマに投票しなかったでしょう。又、棄権もしなかったはずです。すなわち、言い換えればかなりの差でロムニーが当選したはずです。
しかし主は偉大な計画を持っておられる
私たちの主は「すべてのことを働かせて益としてくださる」神ですから、今回の選挙結果も主はすばらしいご計画の一環として用いてくださると信じます。主は選挙が終わった後に、少なくとも二人の預言者にそのご計画を啓示されました。一人はリック・ジョイナー師、そしてもう一人はGOD TVを創立したアレック夫妻の夫人ウエンディー・アレック師を通してでした。この二人の預言は既にご報告の通りですが、それを要約すれば、
1.先ず第一に、主はアメリカのなまぬるいクリスチャンの実態をあばいて知らせ、それがアメリカの凋落の大きな原因の一つであることを示された。
2.神への信仰を基にして建国されたアメリカの背信と神離れは遂に来るところまで来た。もう人間の力では回復可能なティッピング・ポイントを超え、後は神の手に委ねるしかない。すなわち、神による「国全体のリバイバル」を祈り求める以外の方法はない。
3.そのためにはアメリカのクリスチャン(教会)が目覚め、心から悔い改めて主に祈り求めよ、と主は言われる。
4.そして再選したオバマ大統領の改心と救いを祈り、同時に大統領がすべての国政において主からの知恵を得るようにクリスチャンが一致して祈らねばならない。
5.そうすれば神は大統領に必要な知恵を与え、彼を通して国を回復する。
と言うことが二人の預言の主旨です。
神は曲がりなりにもクリスチャン国であるアメリカを捨てないと信じます。しかしこの国にはもっと厳しい裁きが来るでしょう。しかし、神の裁き(艱難)は、愛する者を懲らしめて立ち直されるために神が与える愛の鞭であることを忘れてはならないと思います。そこに希望があるのです。
リバイバルとは神がアダムを誕生させた最初の計画に返り、それをリバイブ回復させることであると信じます。それは地球上に、神の御心に従って、神の子イエス・キリストとそのからだである教会(私たち神の息子、娘)によって王国を打ち立てることに他なりません。それが私たちの地上でのデスティニーであると信じます。アメリカ合衆国の誕生もその一つの型でありましょう。そして世界にリバイバルを起こし、世界をキリストの王国として成就させる、最後のプロセスがいよいよ始まろうとしています。世界的リバイバルには世界を揺るがす大艱難が伴って来ます。そして真に悔い改めた、そのために準備されたクリスチャンの精鋭戦士だけが神に用いられて主と共に最後の勝利をもたらします。
多くの大悪人が、先ず悔い改め、厳しい試練を通して整えられ、大きく神に用いられる例はパウロだけでなく、この世に多く見られます。オバマ大統領もその一人となることを私たちは祈るようにと主が言われます。日本の皆様、アメリカで起こっていることは人事ではありません。ぜひ、アメリカのクリスチャンのために、アメリカのために、オバマ大統領のためにお祈りください。それによって日本にリバイバルが来ると私は信じて疑いません。(終り)
〔尚、このメッセージはハーザー誌へ寄稿した文章の原稿です。〕
25 11月
今回のアメリカ大統領選挙の結果は何を意味するのか(2)
前回のボブ・ジョーンズ師とリック・ジョイナー師の話しに続いて、今回はゴッドTV主幹の一人ウエンディー・アレック師が、選挙後六日経った2012年11月12日に、主から受けた預言的言葉を発表しておりますのでそれをご報告します。
オバマ大統領に関する預言 ウエンディー・アレック
私は主が言われるのを下記のように感知した。今は(やっていることをすべて)ストップする時である。わたしの人たち(クリスチャン)が完全に方向転換する時である。祈る時である。わたしの人々、わたしの教会がこの国を挙げて立ち上がり、又世界中の国々が立ち上がって祈る時である。オバマ大統領のために熱心に祈れ。アメリカ政府のために。そしてホワイトハウスのために熱心に祈る時が来た。
ホワイトハウスに変革を見る―その政策がトランスフォーメーションする時が来た。
そして、わたしの手によってこの変革が起こされる、と主は言われる。
主は言われる、わたしの手は押さえられていた。わたしの人々が背くことによってわたしの手は押さえられた。わたしの御座には多くの祈りが祈られているが、この(アメリカ)政府に対する祈りがない。
わたしの愛する息子、娘たちに言う。あなたがたはこの政府のための祈りに立ち上がりなさい。この国の大統領であり、夫であり、民の父であるこの人のための祈りに立ち上がりなさい。
そうすればわたしの手は再び自由になり、ホワイトハウス、政府、権力の座にいる大統領の上に働くことが出来る。あなたがたが昼に夜に、この人に知恵が与えられるよに祈りの声をわたしの御座に向かってささげる時、その瞬間から、わたしは彼に知恵を解き放ち、又啓示を与えよう。
その瞬間に―彼の目は今まで見えなかった肉の領域、そして霊の領域のものに目が開かれるであろう。 わたしはわたしの霊をホワイトハウスの上に注ごう。
そしてわたしはわたしの霊を議会(国会議員)の上に注ぐ。政府の上に注ぐ。―そうすれば今までの険悪な状況が柔らぎ、大きく二分された両派に歩み寄りと協調が始まる。最初にわたしの霊が個人に注がれ、和解の霊が議事堂を充たす。その隔ての壁は崩れ落ちる。
共和党と民主党との間にあった不和・仲たがいが癒され始める。議会とイスラエルの間にあった仲たがい、オバマ大統領とナタニヤーフ首相の間の不和にも癒しが始まる。
イザベルの霊をホワイトハウスから、議会から、根こそぎ追放する。
要職にあるある人たちは、高い権威の地位にある人ですら、わたしがそのポジションから取り除き、わたしの選び指名する人と入れ替える。
そのためにわたしはクロス王を遣わして用い、わたしの声を聞き、わたしの顔を求める多くのマリヤが出るであろう。
しかし主よ、どのようにしてそれがなされますか?(と私は聞いた。)
子どもたち、わたしは共和党員でもなく民主党員でもない。わたしは神である。人の心はわたしの手中にないであろうか?わたしは王たちの心を動かして来なかっただろうか?わたしの愛する息子、娘たち、あなたがたはこの国の大統領のために熱心に祈りなさい。わたしはそれを待っている。
あなたたちが真剣に祈り始めたら、その日、その時から、状況の変化とシフトを見始めるであろう。人々が取り去られ、替わりの人々が地位に着く。
わたしは夜のうちにバラク・オバマに知恵を注ぎ、わたしのやり方を示す、わたしの声を聞く。
わたしは彼の鼻に鉤をつけ、イスラエルに向けさせる。石のような心に水をかけ、わたしの聖霊という目薬で彼の目を洗いきよめる。
イザベルの同じ霊が前の4年間、彼の手を麻痺させ、彼の目を見えないようにし、耳を塞いでいたが、次の4年間はその時が終わり、貧しく、弱く、どうすることも出来ない人たちを助けるチャンピオンに彼をわたしが引き上げる。それは彼自身がそうするのではなく、わたしがすべてをするからだ。・・・
わたしはわたしの心に従い、わたしの思うところを彼に語ることの出来る人たちを彼に付ける。その声に従って大統領は、多くの問題点を公に知られないうちに静かに正しく取り扱うようになる。
わたしは彼の背中に鋼の棒を入れるので、彼はまっすぐ立つようになる。又わたしは経済問題に関する知恵を彼に授ける。
批判する者、反対する者も出て来よう。しかしわたしの人々、わたしの教会(キリストに従う者)が、彼を忠実にわたしの前に立つようにする。
わたしは彼に、中東問題を取り扱う知恵を授ける。そしてイスラエルに対しての知恵も。わたしは預言者を送り、エルサレムに関する知恵、イランに対して、又、アフガニスタンに対して、中国に対しての知恵を与える。
今期(再選後の4年間)彼の上に新しいマントを覆い着せる。それは知恵と、能力と、力のマントである。
新しい日(時代)がやって来る。そしてアメリカ中の人たちが、この人が前と同じオバマであることを疑うほどに新しくされた大統領が(誕生する)。それはわたしが神であるからだ。
(預言終り)
訳者注:
以上の預言の後、アレック師は、先ずクリスチャンの教会に対して、一致したとりなしの祈りの無さと、冷ややかな批判の態度を取り続けて来たことに、どれ程父なる神が嘆いておられるかを強く訴えます。そしてわたしたちが先ずそれを悔い改めて、ひざまずき赦しを乞い、再選された大統領のために祈ることを要請します。
その後で、アレック師はオバマ大統領とアメリカ政府に対する熱心な祈りをささげました。その内容は預言とほぼ同じ(主の御心に添ったもの)なのでここでは省きます。
(以上 坂 達也)
19 11月
今回のアメリカ大統領選挙の結果は何を意味するのか
ボッブ・ジョーンズ、 リック・ジョイナー
11月6日に行なわれたアメリカの大統領選挙について、先ずボブ・ジョーンズ師とリック・ジョイナー師の意見をお伝えしたいと思います。
下記の会話は、選挙から一週間経った11月13日夜に、モーニングスターミニストリーにおいて、このミニストリーを支えて来たパートナーだけに向けて放送した、「ボブ・ジョーンズ師とリック・ジョイナー師を囲むインタービュー座談会」における両師の発言を要約したものです。(坂 達也)
リック師「私は、多くの人がそう信じたように、ロムニー氏が大差で勝つと思っていました。
ボブ師「私もそう思っていました。」
リック師「それは主からの言葉を頂いていたからではなく、自分の思いでそう信じていました。その予想は全く外れました。そこで私たちは、どうしてそうなったのか、何が起ったのかをこの際しっかり理解する必要があると思います。(意外な結果という意味で)今回の選挙ほどクリスチャンに衝撃を与え、目を覚まさせた事は今までになかったと思います。
今回の選挙では、今までにないことが起りました。それは同性結婚が多くの州で、投票により正式に認められたことです。今までは自分が推薦する人が選ばれれば、その人に任せておられたのですが、今や、クリスチャン国アメリカとしてのファイヤーウオールの壁がここまで破られては、もう、代わりの人間を立てる等の人間業での打つ手は尽き、ついに来るところまで来た――今となっては神のリバイバルに頼るしか道はありません。」
ボブ師「私はアメリカは選択肢があったと信じますが、間違った選択をしてしまった。主は私に『モルモン教徒の大統領をどう思うか』と聞かれた時に私は次の大統領はロムニーであると主が示峻されたと思ったのですが、そう受け取ったのは私の間違いでした。この国には違った考えのグループが多数存在しますが、国としては間違った投票をしてしまったのです。アメリカ北東部の州のすべてが同性結婚を多数決で認めたので、神から大変な祝福(皮肉な意味で)を受けました。(これらの州は皆ハリケーン・サンデイーに見舞われたことを指す)それだけではなく、これらの州はこの冬もっと激しい雨、氷、雪の嵐に見舞われるでしょう。あなたはご自分の違った意見を言われるでしょうが、私にとっては、これは神の『裁き』であると申し上げたい。」
リック師「『神はもはや裁きをなさらない』と言う人がおりますが、それは全くおかしい。黙示録全体が神の裁きではないですか。そのような馬鹿げたことをかなり有名な方でさえ言っておりますが、神が裁きをされないという考えは全く馬鹿げています。」
ボブ師「今は偽預言者によって真実でない預言も多くなされています。今こそ真理の霊が必要な時です。・・・・私が受けた幻によれば2016年に二つの月moonが現れ、未だかってなかったような大変な変革(チェンジ)が起こり、前代未問の揺さぶりが起ります。」
リック師「さて聖書によれば、再選されたオバマ大統領は間違いなく『悪い者、邪悪な人wicked』です。(ここでボッブ師が「そうです」と合槌を打つ。)聖書に書かれている『よこしまなこと、邪悪なこと』を推進し実現させています。そのような人を私たちは(クリスチャンも含んで)投票したのです。国として、正義の側に付く替わりに悪の側に付くことを選んだのです。神は宇宙のすべてを造られ、すべてを支配しておられますが、こと地球に関しては、人間が支配するように人間に任されました。そこで私たちは選挙で自分の選択する人に投票します。しかし一方で、神は私たち人間に、上に立つリーダーのために祈りなさいと命令されております。それはよいリーダーに限らず、悪いリーダーのためにも、つまり、よくても悪くてもリーダーのために祈れと言われているのです。
ですから私は、私たちの大統領のために、今まで以上に祈ることを心に堅く決心しました。多くの方が今回の選挙前に40日間の断食祈祷をしましたが、選挙が終わった今こそ40日間の断食祈祷が必要であると信じます。私たちの大統領は私たちの国を弱くし、滅ぼそうとさえしています。彼は明らかに邪悪な人です。但しそれはあくまで聖書的にそうであると言っているのであって、この世的な解釈ではないことに注意して下さい。それを言えば私たちは皆「邪悪な人」です。(笑い)しかし神はそのような悪い人を愛されているのです。私たちは今、もう解決方法がない程に経済的、貨幣的に行き詰まり、破滅への道を走っています。その時に立っているのが、もう再選を考えないですむ、もう誰に、政党とか政治的にどうなるかを気兼ねすることもない、自分の思い通りのことが出来る二期目のオバマ大統領です。
その彼が、神から啓示を受け、ソロモン王のような知恵と、勇気と、油注ぎを受けて、真実・真理を愛してそれに従う人間になったとすればどうでしょうか。これからの四年間にそのような彼が、今まで悪くなって来たすべてのものを元に戻すことは出来るはずです。私はそれを祈ることにしました。神は彼にいつでも夢、幻を与えることが出来る方です。ですから、今こそオバマ大統領に反対するのではなく、彼のために祈ろうではありませんか。経済政策専門のガイトナー長官ですら、解決策が見えなくて一時は辞任を希望しました。そんな事態に至った今、立場的に神が用いる人としてオバマ大統領以上の適任者はいないと思います。
オバマ大統領が心から悔い改め、聖霊を受けるように祈って下さい。彼こそが、私たちが今まで一生懸命祈って来た神からの答えであるかも知れないのです。ここで私たちがそのように祈れば、ロムニー氏が出来ないことを、主によって、彼が出来得るのです。信仰とは結果を信じること以上に、神ご自身を信じることです。この際選挙結果がどうであれ、私は神を信頼します。決してアメリカを見放したり諦めてはいません。確かにアメリカにはこれからもっと厳しい神の裁きが来るでしょう。しかし裁きは神が私たちを愛するから来るのです。神の裁きは先ず教会に来ます。それは神が教会を愛しておられるからです。
私は選挙の結果を見て、本当に落胆し落ち込みました。私たちがこんなに祈り求めたのにという思いがあったからです。そうした中で、主からの啓示がありました。『これがわたしのあなた方の祈りに対する答えだ。あなたがたの祈りを決して忘れた訳ではない。こうすることによって教会を本当に(愕然と)目覚めさせ、わたしの仕事に真剣に打ち込ませることが出来る。』と。
オバマ大統領は選挙を、信じられないような努力で、足で駆け回るground gameで勝ちました。共和党は教会のサポート無しには対抗できない。保守派もクリスチャン(教会)のサポートなしには対抗できないのです。
私はこのオバマ大統領が救われ改心することを祈ります。彼は歴代で最悪の大統領です。しかしその彼は、次の四年間でアメリカ歴代の最も偉大な大統領になれると信じます。それが彼のデスティニーであると、彼のために私は祈っています。今回の選挙ではかなり大きな人数、何百万人ものエバンジェリカル・クリスチャンが投票しませんでした。あるいはロムニー氏がモルモン教徒であることが原因であったかもしれませんが、神はクリスチャンが持つ偏見(モルモニズムとかそれに類する課題)に今回チャレンジしました。それ故に主は、ボブにモルモン教の大統領の可能性を訊ねたのであると言う気がします。
私は今非常に励まされています。今までにこれほど励まされたことはありませんでした。ですから、私たちは祈りの戦いを続行し、益々戦うべきです。」
ボブ師「一つはっきりしていることがあります。それはリックが既に言いましたが、この際私たちはうぬぼれから来る「人を見下すこと」を捨てるべきです。そのようなうぬぼれ的偏見を持つ人はクリスチャンとしての鋭い切れ味を失うし、人を赦せなくなります。教会は今こそ毅然とした見識を示す時です。」
リック師「私たちは主からのめぐみの力を受けていますが、オバマ大統領は未だ受けていないと思います。従って神の憐れみと力を受ければ彼は一変するでしょう。私は期待し、その可能性を考える時、興奮を抑えることが出来ません。」(来週に続く)
15 11月
クリスチャン人生の第一の目標
フランシス・フランジペン
私たちのこの教会には3つの基本的な土台があります。
一つは、ここは祈りの場所であることであり、二つ目は、祈りの心を持つことです。祈りとは神の裁きと神の憐れみの裂け目に立つことです。神の憐れみが神の裁きに勝利することが私たちのゴールであり、祈りの目的です。そして三つ目は、イエスの柔和さ、謙遜さに達することです。これは到達したかどうかが分かりにくいものです。というのは「私はイエスと同じように謙遜になった。」と思った途端に謙遜ではなくなるからです。(笑) 「神は私が予定していたよりももっと私をへりくだらせた。」と言った人がいました。私たちがへりくだりのある地点まで到達した時、神はもっと私たちをへりくだらせる出来事を用意されるのです。これが真理であることを皆さんはお分かりでしょう。
そしてこの教会の一番のヴィジョンは、私たちがキリストに似た者になるということです。私たちがキリストに似ていなければ、教会の目的は失われます。神は私たちの古い性質を制御する「宗教」をくださったのではなく、「新しい性質」をくださったのです。イエスのいのちそのもの、新しいいのちをくださったのです。パウロは「私はキリストと共に十字架につけられました。もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。(ガラテヤ2:20)」と言いました。キリストがあなたのうちに生きておられるかどうかは、あなたの信仰のテストです。私たちの教会のすべてのプログラム、活動、ヴィジョン、訓練、教育等の目的は、私たちの中にキリストを解き放つことです。すべてのことはキリストが私たちを通して生きてくださるようになるためです。キリストの霊を解放して、私たちの人生の思い、考え、愛、信仰、そのすべてを支配していただくことです。それだけが私たちの教会がどれだけ成功しているかの計りなのです。何人の人がキリストに似た者になるかが成功の計りです。何人が教会に来ているかではなく、何人がキリストのようになっているかです。
真のリバイバルの証拠とは、私たちがどのように倒れるか、飛び跳ねるか、床を転げ回るかではないのです。そのようなことはあまり意味がありません。大切なのは、教会の建物を出た時にあなたがどれほどキリストに似た者になっているか、です。その時、あなたが真にリバイブされたかどうかが分かるのです。リバイブされたのはイエスのいのちだからです。それこそが私たちのいのちです。私たちのうちのイエスをリバイブさせ、主にすべてを明け渡すのです。これこそが私たちが持つべき唯一の目標であり、そのゴールにむかって焦点を合わせるとき、それによって私たちの人生の他のすべてのゴールは達成されます。
パウロはピリピ3章の中で、人生のゴールについて述べています。彼にとってそれは「私の主であるキリスト・イエスを知る事」であり、「キリストのようにされる事」でした。パウロは多くの書簡を書いたり教会をつくったりしましたが、そのような活動が彼のプライオリティーではありませんでした。彼の唯一の情熱はキリストを知る事に注がれたのです。
彼は「犬に気をつけてください。」と言っています。即ち「悪い働き人、肉体だけの割礼の者」を警戒せよと言っています。犬好きの方もおられると思いますが、一世紀の犬というのは、今のような可愛いペットではなく、ゴミをあさっている動物でした。エルサレムにあった12の門のうちの一つはゴミの門でその外ではあらゆるゴミが燃やされていました。犬はそのようなゴミをあさって生きていたのです。あるクリスチャンたちは、ただゴミくずだけを食べて生きています。臭いをかぎ回って悪くなっているか、腐っているかどうか調べまわり、不完全なものをかぎ回ります。誰かの失敗、何かの失敗を捜し回ります。そしてそれを食べて生きているのです。パウロはそのような「犬」に警戒せよと言っているのです。そのようなクリスチャンになってはなりません。
神様はもっと良い物をあなたのために用意していてくださいます。神は「宗教」をくださったのではなく、イエス・キリストとの真の交わりをくださったのです。パウロはそれを情熱をもって追い求めていたのです。彼はパリサイ人の中のパリサイ人、ベニヤミンの家系、律法に関しては熱心で落ち度がありませんでした。しかし、彼はこのようなことはキリストを知ることの素晴らしさにくらべれば損であると言っています。キリストを知りたいというパウロの情熱は、パウロを神の約束を成就させることへと駆り立てました。
キリストを知りキリストのようになることなしに神からの約束を成就できると思うならば、それは間違いです。私たちの人生の第一のプライオリティーが「キリストに似た者となること」になるまでは、神からの私たちへの約束の成就は引き延ばされます。教会のゴールはただ人数ではありません。キリストの弟子を作るのがゴールです。イエスは「弟子は師にまさるものではないが、良く訓練されれば師(即ちイエス)のようになれる」と言われました。キリストを知り、キリストに似た者となること、これこそがこの教会のゴールです。私たちはイエスを顕すために造られたのであり、そのために教会に集っているのです。
もしあなたが今日これを本気で願うならば、もしあなたが今日神にむかって「私はイエスのようになりたいです!」と叫ぶならば、イエスのご性質があなたの人生にあらわれるようになるのです。あなたが若くても年老いていても、男性でも女性でも、あなたの人生のすべての面において主イエスはあなたを通して顕れ出てくださるのです。そしてイエスご自身の本質を顕してくださいます。
あなたが真剣にこのことを求める時、主にむかって「主よ、求めます。そうなりたいです。」と祈るならば、神はあなたが主イエスのようにならねばならない状況の中にあなたをおかれます。私たちは言うのです、「主よ、私はあなたが嵐の中におられた時のように強くなりたいです....でも嵐ぬきでお願いします。」「 あなたのように人々を愛したいのです....でもあなたのように愛する事をすでに学んだ人たちの中でにしてください」「あなたのように水の上を歩きたいです....アイオア州で一月に。(これは誰でもできるのです、寒くて水は氷になっていますから。もし7月に歩けたら大したものですが)」(笑)
私たちの目標はイエスのようになることです。このことを真心から真剣に願うことです。そちらにむかって歩き始めることです。イエスのようでない部分を自分でそぎ落としていくのです。そのようにしていくときに(これは前もって警告しておきますが)いろいろな戦いが起こってきます。神はあなたをもっと高いレベルに引き上げるために、いろいろな戦いを用意されます。そしてあなたに油を注ぎその戦いに勝利できるようにしてくださいます。それはあなたがイエスのようになるのを阻んでいるものとの戦いであり、神によってあなたのために戦略的に用意されるのです。その戦いの中で私たちは正しい道をえらびとって行かねばなりません。私たちはまず教会という安全な場所で正しい決断をすることを学び、次には厳しい社会の中でも正しい決断ができるようにされていくのです。それによって私たちの人格は形成されていき、キリストに似た者へと変えられていくのです。(説教からの抜粋)(終り)
14 11月
ヨエル・ローゼンバーグ氏からの緊急報告(11月14日)
ハマス軍のトップ司令官がイスラエルの爆撃によって殺されたことは、既に一般のニュースでご存知と思いますが、現在イスラエルに滞在しているローゼンバーグ氏はそれを受けて、次の8点を現況として報告しています。(坂 達也)
以下はローゼンバーグ師からのものです。
1)1973年のヨム・キッパー戦争以来初めてシリヤとイスラエルが交戦状態に入った。
2)先週土曜日(11月10日)以来、160以上のロケット弾がイランが背後にいるガ
ザ地区のパレスチナ・テロリスト軍からイスラエルに向けて発砲された。それにより
40人以上のイスラエル人が傷を負った。
3)エジプトからの圧力により、ハマスはこの24時間中はロケット発射をかなり控えて
来たが、シナイ半島にいるテロリストから本日4発のロケット弾が南イスラエルに打
ち込まれた。
4)先刻ハマス軍のトップ司令官が殺されたニュースが入ったが、その報復として、ガザ
地区からの激しいロケット弾打ち込みが再開されることが予想される。
5)一方ガザ地区支配を失ったパレスチナの指導者たちは、国家としての一方的独立を宣
言する方向に動き出し、この11月29日に予定されている国連総会でそれが認めら
れることを要求している。この一方的な独立国宣言をすることは、PLOとイスラエル
両国間で同意・調印したオスロ条約に違反する。
6)オバマ政府はパレスチナのアバス会長に一方的宣言をしないように圧力をかけ、オバ
マ大統領は個人的にアバス氏に電話で要請した。
7)あるメディヤ筋によれば、もし一方的独立をパレスチナが宣言するような事態になれ
ば、イスラエルはアバス氏をトップの座から引き下ろすと警告していると言う。
8)もしこれらの一連のニュースが緊急事態ではないとすれば、もう一つ重要なニュース
がある。それは今週予定されている新しいIAEAの報告によれば、イランは現在地下
深いところに設けられたFordow原子力施設で原子爆弾開発に順調な進展が見られて
おり、そこでは既にウラニュウム濃度を2700までcentrifuges遠心分離出来てい
ると言われる。(ローゼンバーグ師の報告は以上です)
ローゼンバーグ師は、上記の事態から、世界で今最も危険な関係にあるイランとイスラエル間で、イランは既にイスラエルに対して事実上宣戦布告をしている状態にあり、イスラエルのナタニヤーフ首相が、近々に、イランに対してフルスケールの戦争に入る可能性が充分にある。そうなれば中近東全体に火が付く可能性を後書きのコメントに書いております。
以上は師が今朝イスラエルから発信した、師のニュースレターFLASH TRAFFIC から要約して訳したものです。(坂 達也)
Page 92 of 194 « First ... « 90 91 92 93 94 » ... Last »