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20 3月

ワーシップによる変革   リック・ピノ( Heart of David 創立者)    2017年3月20日


ワーシップによる変革

 

リック・ピノ( Heart of David 創立者)

 

 

私たち夫婦はテキサス州オースティンでワーシップ・ムーブメントを推進するミニストリーをしています。ここは世界で最もライブ・ミュージックが盛んな街です。毎晩600から1000ものライブバンドが街のいたるところでライブ演奏をしています。私は郊外に住んでいるのですが、その近所でもライブをしています。コーヒーショップとか百貨店のようなところでもしています。そして皆上手です。街を歩いて行くと、違うジャンルの歌や演奏が次々に聞こえてきて面白いのです。私たちがオースティンに住んだ理由は、神がこの街を捉え変革してくださるご計画があると信じるからです。つまり「ライブミュージックの都」から「ライブワーシップの都」への変革です。今そのためにワーシップの学校と祈りの家を始め、日夜ワーシップと祈りを捧げています。

 

私たちはワーシップ・フェスティバルも開催します。去年は大学のキャンパスで7日間ぶっ通しのワーシップと伝道の集会をし、人々が救われ、魔術師や麻薬患者が解放されました。そのほとんどは、私たちが手を置いて祈ったのではなく、この街を愛しておられる主の臨在の中で救いが起こっていきました。

 

又、州会議事堂の前の階段に集まってワーシップをしました。皆さんの州でもされるとよいと思います。私は街に出て行って、ワーシップを解き放つことが本当に好きです。敵が自分のミュージックを使ってしてきたことを、私たちはワーシップを用いてして行きたいのです。百貨店、ガソリンステーションなど、あらゆるところにワーシップを持ち運ぶのです。

 

「オースティン・シティーリミッツ」について聞いたことがありますか?

これはビアンセのような一流のロックンロールのミュージシャンが出演するところです。それがあまりに有名になったので、それに因んだミュージック・フェスティバルをするようになりました。毎年50万人もの人がやってきて、街中がお祭り騒ぎになります。

 

私たちは毎年夏に「プレゼンス(臨在)」というワーシップ・フェスティバルを主催します。

去年は大学のキャンパスで7日間ぶっ通しのワーシップと伝道の集会をし、人々が救われ、魔術師や麻薬患者が解放されました。そのほとんどは、私たちが手を置いて祈ったのではなく、この街を愛しておられる主の臨在の中で救いが起こっていきました。

その働きは霊的にこの街を敵の手から取り返し、恵みにより街を揺り動かし始めています。数ヶ月前のスタッフミーティングの時、2017年の開催場所を主に尋ね祈り求めていました。「主よ、あなたのプレゼンスを教会の壁を越えてこの街に運びたいのです。」と皆で祈っているときに、恐らく「信仰の賜物の霊」が私に望んだのだと思いますが、気がつくと私は「主よ、この街で一番最高の場所をお願いします。」と祈っていたのです。そして一人のスタッフの方を見て、「お前がオースティン・シティーリミッツに電話するべきだよ。」と言ったのです。私は彼がすぐ行動に移すとは思っていなかったのですが、彼は走って部屋を出てすぐに電話をしたのです。オーステ・シチィーリミッツでキリスト教関係の音楽が演奏されたことは一度もありませんでした。

 

彼が係の人に電話をすると、彼女は「ああ、知ってますよ、『Heart of

David』というワーシップグループですよね。」と言うのです。テキサス州は全体的には保守的な土地柄なのですが、オースティンは別で非常にリベラルなところあり、ニューエイジの人達も沢山いました。彼女は「あなたから何かすばらしいオ—ラを感じるわ。いい感じがするわ。電話で話してるだけだけど、私はあなたたちを好きだから、会場を提供したいわ。」と言ったのです。彼はびっくりしました。彼女は続けて「同じ日にすでに4つのグループから申し込みがあるんだけど、私はあなたをとても気にいったから、私が申し込みの手続きをして費用も半分にしてあげるわ。そして強く推薦してあげるから、多分大丈夫だと思うわ。」と言いました。彼は「私たちは神から特別の恵みを受けていますから、絶対に大丈夫です。」と預言的に宣言しました。

 

次の日、彼女から朗報があり、私たちはこの街で最も大きな敵の要塞に出演する最初のクリスチャン・グループとなったのです。今年の6月22、23、24日です。ただ演奏するだけではなく、主へのワーシップがそこから流れ出て街を変革するのです。神が捜しておられるのは、神のパートナーとなり破れ口に立つ者です。

 

私たちは世界にむけて「ミュージショナリー」ミュージックの宣教師を送りだしています。音楽によって街や地方、国を変えることができると信じているからです。最近ベルギーのブルッセルでワーシップの集会をしましたが、それは丁度アイルランド対ベルギーのサッカーの試合がスタジアムで始まろうとしている時でした。私たちはワーシップを始めましたが、その途中で神が横やりをいれてきました。

「あなたは預言して歌いなさい。わたしがこの国のテロの背骨を折ると。」と主が言われました。ベルギーはここ数年大きなテロが頻繁に起こっていました。私たちは「神はこの国のテロの背骨を折られる!暗やみに隠れていたものがすべて露にされる!」と宣言して歌いました。観衆は英語をあまり理解できなかったのですが、会場全体に霊的一致が広がるのを感じました。そして突然何かが打ち破られたことを皆が感じ、会場全体が勝利の叫びをあげました。

 

翌朝目を覚ますと、地元の牧師からその朝の新聞の記事が送られてきました。それには「昨夜8時ころ(それはまさに私たちが勝利の宣言をしていた時です)ブルッセルでサッカー試合が行われていたスタジアムを襲おうとしていた多くのテロリストが逮捕された」と書かれていたのです!神は本当にすごい方ですね。

 

ある日私はクラスで「従うこと」と「神に『はい』と応答すること」を教えていました。「あなたの『はい』は歴史を変えることができるのです。私たちが今この街でこのような活動をしているのは、誰かが昔どこかで『はい』と神に応答したからです。」と話しました。この真理を一週間ずっと学生に叩き込んでいました。その週の終りに50時間連続ワーシップの集会を主催しました。

 

これは3ヶ月に一度行っているもので、「祭壇の火」と呼んでいますが、多くのワーシップチームが集って賛美をささげます。ワーシップの中で、腫瘍が消えたり、女の子の手の小児麻痺が癒されたりしました。

数年前のことですが「祭壇の火」の話を聞いたクリスチャンの判事が私のところにやってきました。彼は20人の麻薬中毒患者をリハビリに行かせる判決を下したのですが、リハビリ施設の代わりに、私たちのワーシップの集会への出席を20人に義務づけたのです。彼らは後ろの方で「馬鹿馬鹿しい」という態度でふてくされて座っていましたが、10時間、20時間と経つうちに段々と前の方に移ってきました。そして遂には一番前で他のクリスチャンより熱狂的にワーシップをし始めたのです。

 

最近「私は20人の付き添いとしてその集会にいました。」と言う人に出会いました。そこで私はその20人の近況を聞いたところ、20人全員が今もイエスを熱狂的に信じ愛しているということでした。これが神の臨在の力です。

 

今回も「祭壇の火」で50時間のワーシップを終え、私がまだその余韻の中に浸っていたとき、ある牧師が来て「このような集会をこの街でしてくださって、本当にありがとうございます。」と言いました。私は「ありがとうございます。でも私たちより先にいた人達が、神の招きに『はい』と応答したからこそ、今私たちがここにいるのです。誰かがこの街のために祈っていたに違いありません。」と答えました。すると、彼は驚いたような顔をして、「ピンク・レディーズのことを知っていますか?」と聞くので、私は知らないと答えました。なんか変な名前だと思いました。

 

彼の説明はこうでした。1970年代にカトリックの尼僧グループがオースティンに来て、人生を絶え間ない祈りのために捧げたのです。最後は3人になりましたが、一人が一日8時間の祈りをささげ、25年間絶え間ない祈りを続けました。バックミュージックも何もない部屋で、この街の救いを祈り求めたのです。私は「何ですって!その祈りの部屋はどこにあるのですか?」と尋ねました。そこは今は法律事務所になっているから訪ねるのは無理だと言われましたが、私は苦労のすえ捜し当て、皆で押し掛けました。法律事務所の中のその部屋は今は使われておらず、私たちはそこでしばらくの時を過ごすことができました。美しい大理石の小部屋で祈りがしみ込んでいることが感じられました。尼僧たちが昔祈った祈りに答えて主が私たち夫婦をこの街に送ってくださったことを確信し、私は神に感謝を捧げました。すると先の牧師がインターネットの情報を見て、ピンク・レディーズのモットーは「あなたの『はい』は歴史を変えることができる。Your

‘Yes’ can change the history.」だと教えてくれました。彼は私がそのような教えをしていたことは何も知らなかったのです!私は驚愕しました!まさに神が私たちを一つに織りなして、「あなたの『はい』は歴史を変えることができる」という真理を更に照らしだしてくださったのです。

 

皆さん、2017年は今まで経験したことがない、ものすごい、すばらしい、驚くべき年になります。しかしそうなるためにはあなたの「はい」という応答が必要です。あなたの従順が必要なのです。状況が困難で、目に見える成果がない時でも主に「はい」と応答し、従い続けるのです。その時あなたは次世代のための先駆けとなっています。今あなたが打ち破りのために戦い勝利するとき、次の世代にとってそれは当たり前の土台となるのです。

 

イザヤ54章は去年私達夫婦に与えられた聖書箇所です。

イザヤ54:1、2

「子を産まない不妊の女よ。喜び歌え。

産みの苦しみを知らない女よ。

喜びの歌声をあげて叫べ。

夫に捨てられた女の子どもは、

夫のある女の子どもよりも多いからだ。」

と主は仰せられる。

「あなたの天幕の場所を広げ、

あなたの住まいの幕を惜しみなく張り伸ばし、

綱を長くし、鉄のくいを強固にせよ。」

 

 

去年の暮れ、私はイエスのヴィジョンを見ました。主は私の方に歩いて来られました。私はいちじくの木でした。主は「リック、実をください。」と言われました。私は「主よ、今はその季節ではありません。」と答えました。主は愛と真実のこもったまなざしで私を見つめ、「わたしは今がどの季節かを尋ねたのではありません。あなたの実を求めたのです。」と言われました。私は震えていました。

 

皆さん、今は実が実る時です。「子を産まない不妊の女よ。歌え。」とあります。2017年はあなたの人生の実りのない部分に歌を歌う年です。あなたは主に「はい」と答え、主に従い、あなたの人生が歴史を変えることを信じる年です。聖霊に私たちの不妊の部分、もっと実を実らせるべき部分、不可能と思われた部分を示していただき、その部分に預言し歌を歌う時なのです。今は右にも左にも惜しみなく天幕を広げる時です。主が増し加えてくださることを信じてください。来年の今頃、あなたは「主はこの一年でなんと多くの事をしてくださったのだろう!」というでしょう。(終り)


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