2015年:主の道を備える リック・ジョイナー 2015年1月20日
2015年:主の道を備える
リック・ジョイナー
私たちが新年を迎える時は、過ぎた年に対し大抵は「やれやれ、終ってうれしいよ。」という気持で別れを告げるのではないでしょうか。どの年でも私たちは様々な困難に遭遇するものです。でも数年経つと、悪いことは忘れて良いことだけしか思い出せなくなるようです。私たちが確かに喜べることは、主は私たちが告白した罪をすべて赦してくださり、良い行ないだけを憶えていてくださることです。もし私たちが主と一つになりたいならば、私たちも又、自分の犯した罪や失敗を忘れて、良いことだけを憶えていなければなりません。
それは自分のした事をいい加減にごまかすとか、自分の間違いから学ぼうとしない、ということではありません。私たちは「失敗を基準に生きる者」としてではなく、栄光から栄光へと進む者として召されているからなのです。もし私たちが信仰の目を持って過ぎた年を振り返るならば、そこにはただ栄光だけを見るでしょう。
第二コリント3:18:私たちはみな、顔のおおいを取りのけられて、鏡のように主の栄光を反映させながら、栄光から栄光へと、主と同じかたちに姿を変えられて行きます。これはまさに、御霊なる主の働きによるのです。
新年を迎えた今、2014年に起った特にすばらしい十の出来事を書き出して主に感謝を捧げる良い機会ではないでしょうか。実際のところ、もし私たちが真に光のうちを歩いているならば、感謝することが数えきれないほどあるはずです。私たちが2015年を歩み始めるにあたり、これは大いに益になると思います。私たちは「感謝をもって主の門に入る」のだからです。
2015年は今までのあなたの人生で最高の年になるはずです。毎年、去年よりはよくなるはずなのです。箴言4:18に「義人の道は、あけぼのの光のようだ。いよいよ輝きを増して、真昼となる。」とあります。これは、私たちが正しい道を歩んでいるならば私たちの人生はどんどんと輝きを増すはずであるということです。もしそうでないとしたら、自分が道をそれてしまったところまで引き返して、正しい道に戻らねばなりません。
しかし、新年に問題がないということではありませんし、以前よりもっと大きなチャレンジを受けるかもしれません。もしそうだとすれば、それは過去に経験したよりももっと大きな勝利を勝ち取るチャンスがあるということです。なぜならば、「神はいつでも、私たちを導いてキリストによる勝利の行列に加えてくださり(第二コリント2:14)」又、「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人びとのためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださるからです。」(ローマ8:28)これは確実に成就する神の御ことばですから、私たちは信仰と期待をもって未来へと進んでいこうではありませんか。
主の道をあなたはどのように備えるか?
2014年にあなたが経験した最大の試煉、問題を思い起こして、それらがどのように解決されていったかを見てみることも有益だと思います。そのうちのあるものはまだ解決途上かもしれません。しかし一つだけ確かなことがあります。それはもし私たちが正しい方法で問題に取り組んだのならば、その問題によって自分が変えられたということです。ヤコブ書によれば、それは私たちにとって金銀よりも価値あることです。
私たちが何をなしたかと言うことよりも、私たちがどのような者になったかということの方が、神にとってははるかに関心事なのです。あなたは2014年にどのように変えられましたか?
終末にさらに近づく一年が始まりましたが、それはとりもなおさず人類史上最大の出来事に更に一年近づいたということです。即ち、終末の魂の大収穫と、御国の福音が全世界に伝えられるという出来事です。主が来られる道を備えるこの二つの出来事に、あなたはどのように関与し参加されるのでしょうか?
あなたが今の時代に生かされているということは、即ちあなたにも役目があるということです。
私たちの個人的な生活の中でも様々な事が起っているかもしれませんが、私たちが神の御国をまず第一に求める時に必要なものはすべて与えられるという主の約束を、決して忘れないようにしましょう。今年は、主と主の御国を今までより更に求めることを決意しようではありませんか。そうすれば最高の年になるに間違いありません。(終)