大収穫のしるしが見えますか? スチィーブ・スクロッグス 2014年10月5日
大収穫のしるしが見えますか?
スチィーブ・スクロッグス
私たちの回りのしるしと不思議
イザヤ8:18「見よ。私と、主が私に下さった子たちとは、シオンの山に住む万軍の主からのイスラエルでのしるしとなり、不思議となっている。」
「しるし、しるし、しるしだらけですね。あなたもしるしが見えますか?」ジョン・ハリスさん(神の人です)は、私と会うとすぐにそう切り出しました。そして続けて「私はこの国に大規模なリバイバルが始まるのをヴィジョンで見ましたよ。大競技場に大勢の人が集まっていて、聖霊に触れられた人びとが証をするのを聞きました。」と言いました。
神からの御声で奥義が啓示されたとき、もしそれに明確なしるしが伴っているならば、私たちはその啓示に充分な注意を払うべきです。
アモス3:6−8にこのように書かれています。
「町で角笛が鳴ったら、民は驚かないだろうか。町にわざわいが起れば、それは主が下されるのではないだろうか。まことに、神である主は、そのはかりごとを、ご自分のしもべ、預言者たちに示さないでは、何事もなさらない。獅子がほえる。だれが恐れないだろう。神である主が語られる。だれが預言しないでいられよう。」
この箇所は少なくとも4つの問いに対する答えを求めています。
1.神は語られているのか? 2.神は何と言われているのか? 3.神のメッセージにしるしが伴っているのか? 4.もしそうであるなら、どのような行動をとればよいのか?
神は語られているのでしょうか? ご自分を表現されることは神の永遠の御性質の一部です。アダムが堕落する前は、神はそよ風の吹く頃にアダムと話をされていました。エノクは神と共に歩き、神と話し、ある日そのまま天に行きました。イエスは御父との絶え間ない交わりのうちに生活され、それと同じように私たちも御父との関係を持つようにと祈られました。(ヨハネ17:20−22)イエスの祈りが聞き届けられないことなど想像できますか?
イエスは地上を離れる前に聖霊を送られると約束されました。そして、聖霊は私たちを助け、教え、先に起ることを告げ知らせると言われました。主のことばは3つの方法を通して語られます。
1.グラフィ(ギリシャ語でGraphe’ )聖書に書かれていることば (マタイ4:7)
2.ロゴス(語られたことば、即ち生ける御ことばであるイエスの語られたことば(第一ヨハネ1:1−3、14)
3.レーマ(その時々に語られることば、現時点の神のことば)
地上の誰もが神の御声を聞きますが、神の羊たちは御声を聞いてそれに従います。神はご自分の子供たちに話したくないというような父親では決してないのです。
二つのしるし:ボブ・ジョーンズとアーサー・パート
既にかなり前から、預言のミニストリーが、「終末の霊的覚醒が地上に起り始めている、そしてこの最後の大リバイバルは10億以上の若者たちを神の御国に導く」と発信しているのを私は聞いてきました。キリストのからだはこの霊的覚醒の中で、説教、預言、確かなしるし、驚くべき不思議、すばらしい癒し、創造的奇跡(何千人もの給食、聖霊による国から国への瞬間移動、天の倉庫から身体の器官が下りてくることなど)によって神の栄光を顕すようになるのです。
このとてつもない神のムーブメントの中心には、御父からことばを聞くために生きている中核となる人びとがいます。私は次の言葉を聞きました。「信仰篤い一人の年老いた賢者(曾祖父)と一人の預言者(祖父)は共に御ことばを語った。そして彼らの人生と死は一つのしるしである。今がその時である。」
このメッセージにはしるしが伴っているでしょうか?この神からのメッセージには二つのしるしが伴いました。一つ目のしるしはボブ・ジョーンズ師です。彼は「最後の霊的覚醒が起こると、10億以上の若者が御国に入れられる」と預言しました。1975年に彼が一度死んで主の御前に立ったとき、主は彼の手をとり、まだ彼が天国に入る時ではないと言われ、地上に戻るようにと願われました。ボブが同意したときに、主は「一人の魂を勝ち取るために戻ってほしいのではありません。わたしは10億の若者をわたしのもとに引き寄せようとしています。あなたがそのムーブメントの中で活躍するリーダーたちに預言し教えるように地上に戻ってほしいのです。」と言われました。2014年2月14日にボブが天に召されたのは、彼がその任務を完了したというしるしでした。預言者の人生は常に目に見えるしるしなのです。神はご自分の計画を進めておられます。
二つ目のしるしは、アーサー・バート師です。彼は神の家族の中では曾祖父的存在でしたが、2014年8月28日に102歳で天に召されました。1912年生まれの彼は、若い頃、スミス・ウイグルワース師と共に伝道旅行をしました。ウイグルワース師は、水道屋から伝道者となった人ですが、神と共に歩き、驚くべきしるし、不思議、癒し、奇蹟を行い、御国に大いなるたましいの収穫をもたらしたのでした。バート師は彼がウイグルワース師と共に働いた日々のことをあまり話しませんでしたが、ある日一緒に朝食を食べている時、私に「スミスさんの事といえば、彼について書かれている本など、実際に彼の集会で顕された栄光に較べれば全く色あせたものです。」と語ってくれたことがありました。ボブとアートは今は王の王なる方と共にいますが、私たちは彼らがしるしとなったことに注意を傾けるべきです。
1999年に主は私に「ボブとヴァイオラ(ボブの妻)との間に家族のように親しい関係をつちかいなさい。」と言われました。私はどうすればよいかわからなかったので、ボブが「ユダヤ人の運転手さん」と呼んでいた私の友人に話してみました。友人は私が毎週水曜日にジョーンズ師宅を訪問できるように取りはからってくれました。約5年間、私はジョーンズ夫妻を訪問しました。彼らの家で、お互いの人生や家族の話などをしましたが、その間には「今日、神からどんなヴィジョンを受けましたか?」という質問もしました。彼がヴォジョンを話すときは、彼の人生の逸話や聖書からの啓示も沢山話してくれました。私たちはそれらに耳を傾けたのです。
ある日、ボブは次のように話をしてくれました。「今日ヴィジョンの中で、主の御使いが来て主のことばを伝えました。『あなたが生まれた年に、わたしはあるグループの人びとに一つのことばを与えました。そのグループの中でまだ生きているのは一人だけです。わたしはあなたにその人を励ましてほしいのです。彼が死ぬ前にそのことばは成就し、彼はそれを見る、と伝えてください。彼は年老いていますが、このことばはまだ成就していません。彼はそれを見るであろうと伝えてください。』と主が言われたのです。でもその御使いはその人が誰なのか、どのようなことばなのかを私に告げずにそのまま去ってしまったのです。」(御使いはアーサー・バート師のことを言っていたのです。)
同じ日の夜、キャシー・ウオルター師がウエイルズ地方の旅行を終えて帰国し、ボブに電話をしてきました。ウエイルズ地方に対する神からのことばがあるかどうかをボブに聞くためでした。彼らの会話は次のようなものでした。
ボブ:「ウエイルズ地方へのことばはありません。でもウエイルズ地方に住むある老人へのことばがあります。あなたがその人の家を訪れたばかりだということが私にはわかっています。」
キャシー:「それはアーサー・バート師に違いありません..彼へのことばとは何ですか?」
ボブ:「彼に告げてください。『あなたはそれを見るでしょう』と。」
キャシー:「それを見るって、何を見るんですか?」
ボブ:「それを見ると告げてください。私も神が彼に与えたことばを知りません。彼はずっと昔、それを受け取ったのです。あるグループに与えられたのですが、残っているのは彼だけで他の人たちは皆死んでしまっています。彼に、『あなたはそれを見るであろう』と告げてください。」
神が語られるときは天にしるしがあらわれ、地では私たちのまわりの人たちの中にしるしがあらわれるのです。
ボブがこの話をしてくれてから数ヶ月経ったとき、私はキャシー・ウオルター師がアーサー師と電話で話したときのことを書いた次の記事を読みました。
私はアーサーに電話をして言いました。「アーサーさん、キャシー・ウオルターです。ずっと昔、あなたはグループの人たちと一緒に神から一つのことばを受け取り、そのことばの成就をずっと待っているのですか?」
アーサー:「そうです。私たちは神からことばを受け取りました。」
キャシー:「そうですか。どんなことばだったのですか?」
アーサー:「グループの人は皆死んでしまいました。残っているのは私だけです。」
キャシー:「ええ、知ってますよ、アーサーさん。ことばは何だったのですか?」
アーサー:「今でもはっきり聞こえるようです。いつもちゃんとポケットに入れてありますからね。」
キャシー:「アーサーさん、何ということばだったのですか?」 私はもう彼に向かってほとんど叫んでいました。
彼が電話口で私に読んでくれた神のことばはこれです。
「それは息のようにやってくるでしょう。息は風を呼び、風は雨を呼び、やがて洪水、洪水に洪水、激流、激流に激流が起るでしょう。暴風の中で樫の大木から散る木の葉のようにたおびただしい数のたましいが救われるでしょう。腕や足が天から下りてくるでしょう。そのムーブメントは衰えることは決してありません。」
息が吹いている
アーサー・バート師がどうしてこの ことばに伴うしるしなのでしょうか?
まず、神が一つのグループの人たちにそのことばを語りましたが、彼がそれを持つ最後の人でした。第二に、預言者であるボブ・ジョーンズ師が聖霊によって、バート師は死ぬ前に「それを見るであろう。」と預言しました。それで彼はしるしとなったのです。シメオンと同じように、彼は霊的覚醒をその目で見る、と聖霊から語られたのです。ですから「息」はもう吹いているのです。風はここにもう吹いているのです。雨が降っています。洪水が満ちています。激流がこようとしています。神が何をしておられるかというしるしをもしあなたが待っているならば、今神がしておられることに参加してください。リバイバルはここに来ているのですから。
最後の質問です。では、あなた自身はどのような行動を選びとりますか?
最初に選ぶべきことは、このしるしを認めてこのことばを信仰で受け取ることです。2番目は、
「主よ、あなたは私が何をすることを望まれますか?」と祈ってお聞ききすることです。あなたの口から出る言葉は人びとに希望を与えるものとなります。神があなたの口に言葉を与えてくださるからです。3番目はあなたが一歩踏み出して与えられているディスティニーを実現させ、心にずっと秘めていたあなたの夢を成就させることです。4番目は神が動かれているところを探して神の働きに参加することでしょう。
「しるし、しるし、しるしだらけですね。あなたにもしるしが見えますか?」あなたは御ことばに信仰を合わせて行動し始めますか?
神は今、ご自分の息子や娘たちを通して 地上の出来事に参入して来られ、いつまでも記憶に残るような愛と栄光と力を顕しておられます。
20世紀始めのリバイバリストであるジョン・G・レイク師は、死ぬ前に次のように預言しました。
「さて、愛する人たち、私の霊は将来を見分け、人びとの心に触れ、神の願いを知りました。私には聖霊の新たな現れが天から力をもって来るのが見えます。
この新しい現れは、御霊の麗しさ、愛、優しさ、力をもって顕れ、私やあなたが見た事も想像した事もないようなものです。神のいなずまが人びとのたましいを刺し通して光ります。神の息子たちが暗やみの息子たちに立ち向い、勝利します。イエス・キリストが反キリストを滅ぼします。(1921年2月23日にジョン・G・レイクによって説教の中で語られたことば)」
地上でで起るべき出来事はすべて調えられ出番を待っています。未来は聖書のページの中から地球上の実際の出来事へと動き始め、神の息子と娘たちが現されてきています。聖書をみれば、霊的覚醒と神の裁きは常に平行して起ることがわかります。神の力と尊厳の現れは人の心をへりくだらせ、永遠の命を受けとるように調えます。たましいの収穫は、暴風に吹かれる樫の大木の葉が散るように数えることができないほど大いなるものとなるのです。神の息子と娘たちは信仰によって歩み、その信仰は創造的な奇蹟を生み出し、腕や足など失われた身体の器官を出現させます。
終末のミニストリーから電話が来て、「もしもし、サムさんですか? 教会のジョンです。 あなたは足を必要としていますか? ここにあなたの名前のついた足があるので、取りに来てください。」と言われたら、人はどう思うでしょうか。
今もう、始まっているのです。あなたもこの霊的覚醒に参加することが出来ます。あなたの心を広げて友人や親戚の人に触れてください。まずあなたが知っている人たちから始め、そこから次第に広げていってください。(終わり)
Steve Scroggs
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