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Walk With God Ministries

25 3月

天の窓を開ける信仰の戦い  チャック ピアス   2014年3月25日


天の窓を開ける信仰の戦い

チャック・ピアス

 

敵の攻撃

信仰に満ちた皆様

これまでサタンは神からの祝福を私たちから隠すために覆いを用いていましたが、今はそれが取り除かれる時です。エゼキエル28:14に「You were the anointed cherub that covers with overshadowing wings. あなたは被い隠す翼で覆う油注がれたケルプである(直訳)」とあります。サタンは地に落とされたとき、地上の資源や祝福にその覆い掛けたのです。「今まで敵が土地、資源、恵みを隠すために使っていた 覆いは、今や切り裂かれ切り開かれました。天使の軍勢がやってくると、一瞬にしてわたしの民を整え直すので、彼らは新しい体制(formation)になります。」と神は言われています。

あなたの回りのムーブメントに目を留めてください。一旦神が私たちを新しい体制にするならば、あなたは敵が壊したり破ったりした箇所がどこであるかが見えるようになります。ですから、あなたはいつもすべてのものに対して 戦う必要がなくなり、又、啓示を受けたときに何をしていいかわからないこともなくなります。むしろ、あなたは破れた箇所がキチンと見えるので、主に「主よ、これは何ですか? どうやって入っていけばいいのですか?」と聞けばよいのです。あなたが破れを見つけたならば、それが神からあなたに与えられた新しい仕事(assignment)となります。

主は言われます。「もしあなたがそこに入って破れが修復されるまで堅く立つならば、あなたの前進を妨げるために敵がしていることをわたしは取り除きます。わたしの民は今新しい信仰の戦いへと入っていくでしょう。彼らは命令を受け、前進し続け、どこで栄光が失われているか、どこに破れが出来たかを見極めねばなりません。

しかし次のシーズンのための信仰の戦いは今やすでに解き放たれています。そしてわたしには力ある民がいます。喜んで服従する民がいます。用いられる準備の整った資源を今持っている民がわたしにはいます。止めることのできない、決して止まらない民をわたしは持っているのです!

ユダ族の獅子は今、敵を混乱に落とし入れる音サウンドを持つ体制を造り上げています。最初の破れはわたしの園で起こりました。あなたは先のシーズンでその破れに起因する寒さの中に進んで立っていたので、わたしはいまあなたがたのただ中に祝福を生み出します。

もう一つの破れは、解き放たれるべき資源と関連しています。すべて神をないがしろにする霊は打ち破られます。次の破れは先のシーズンで実りがなかったことと関連しています。わたしはわたしのからだである教会に癌や病気をもたらしたものを剪定するので、新しい果実が出てきます。あなたは今や、次の信仰の戦いへと任命されました。わたしの軍隊は勝利するのです。」以上が神からのことばです。

私たちは皆さんがこのムーブメントの中の一員になることを宣言します。新しい体制の一員になってくださることを感謝します!

 

信仰の大盾

エペソ6章にある信仰の大盾には、「thuria」という言葉が使われています。それに関してここで「Restoring Your Shield of Faith 信仰を回復させる」という私の本から抜粋させていただきます。

(以下、本からの抜粋)

黙示録は敵の攻撃の性質や戦略について深い洞察を与えてくれるものです。黙示録の中で、使徒ヨハネは激しい迫害の時代に超自然的なヴィジテーション(天からの訪れ)を受けました。迫害のさなか、ヨハネは全能の主なる神が統べ治めておられるのを見たのです! ヨハネはパウロと声を合わせて「毎日の生活の中で主に従う者たちは、絶えざる霊的戦いの渦中に入れられる。」と私たちに語っています。主がヨハネを訪れたとき、主はその地方の7つの主要な教会に関するメッセージを彼に与えました。このメッセージは又、今日の教会への神の御心を私たちに示すものでもあります。

ヨハネは黙示録4:1で次のように語っています。「その後、私は見た。見よ。天に一つの開いた門(ドア door)があった。また、先にラッパのような声で私に呼びかけるのが聞こえたあの初めの声が言った。『ここに上れ。この後、必ず起こる事をあなたに示そう。』)

信仰の大盾はdoorという概念と密接に関係しています。doorはギリシャ語ではthureosで、 四角い盾を表すthuraから派生しています。ドアは家やテントや部屋を出入りするための入口です。ドアは聖書の中で様々なもののシンボルとして用いられています。アコルの谷(ヨシュア7:26)は災いの場所でしたが、後に「望みの門 a door of hope」になると約束されました(ホセア2:15)。その約束は、神の民をもう一度主に信頼させる要因となりました。私たちの艱難は、新しい勝利への入口へと変わり得るのです。

イエスはご自分を「門 the door(ヨハネ10:7、9)」と言われました。主を信じることが神の御国に入る唯一の道です。神は又、異邦人に「信仰の門  the door of faith(使徒14:27)」、即ちイエスを主と知る機会を与えてくださいました。イエスは戸の外に立って叩いておられます(黙示3:20)。主はすべての人を招かれておられます。しかし、主は私たちの許可なしにはお入りになりません。私たちは「どうぞ主よ、私たちを新しいチャンスのドアに 導いてください。」とお願いし、又 私たちがそのドアに入る力を頂くために、主が私たちの内に入る許可を差し上げようではありませんか。私たちの心のドアを開けて私たちが新しいチャンスのドアを入って行けるようにしようではありませんか。

パウロは常に新しい奉仕のドアを捜し求めていました!そして彼がイエス・キリストの名によって働くために入っていくドアが次々に開けられたのです。1コリント16:9には「というのは、働きのための広い門(a great and effective door)が私のために開かれており、反対者も大ぜいいるからからです。」と書かれていす。私たち一人ひとりの前には 伝道の機会への多くのドアがあります3。しかし、私たちに信仰のドア(大盾)が設けられていないと、ドアの後ろにいる敵に私たちは敗北してしまうのです。

私たちの信仰の盾、ドア、を高く上げようではありませんか。私たちはそのドアから主が導いてくださる新しい地に行くことを恐れる必要はありません。これからどれほど多くの敵が私たちの行く手に現れようとも、私たちの信仰の大盾はすべての火矢を消すでしょう。エレミや46:3は「盾と大盾を整えて、戦いに向かえ!」と励ましています。自信をもって前進して行き、盾を高く上げてください。そうすれば勝利は約束されています。

ローマ軍の盾

神の民に対するサタンの攻撃がどのようなものであるかを見てパウロは、クリスチャンの霊的戦いはローマ軍の実戦に喩えることができると考えました。古代の戦いでは敵を恐怖に陥れるために矢を敵にむかって嵐のように 射ることがありました。もし私たちが兵士であって数千本の火矢がこちらに飛んで来たならば、 「ここから逃げねばならない!」とまず考えるでしょう。私たちがサタンの攻撃を受けるときもそのように感じることがあります。ローマ軍はこのように敵が攻撃して来たときのための堅固な防御策がありました。多くの場合、これこそがローマ軍に勝利をもたらした秘密兵器でした。その兵器とは盾でした。

この盾は映画によく出てくる丸い金属製のものではありません。ローマ軍の戦闘用盾は兵士の全身を覆い隠すことができる大きな長方形のものでした。ローマ兵は盾を身体の前に位置して互いに肩と肩を寄せて戦車のように戦場を横一列に行進していくのです。使徒パウロは私たちのサタンとの戦いについて考えたとき、神はこれと同じ盾を私たちに下さっていることに気がついたのです。それは信仰の大盾です。

 

パウロがこの盾について語るとき、彼はローマ軍の戦闘用盾の言葉を用いています。それは「thureos」で、ドアの形をした盾という意味です。(ギリシャ語でドアを表すことばは「thura」)thureosは高さ1.5メートル幅90センチほどの長方形の大きな盾です。それは 城の盾(castle shield)とも呼ばれました。即ち移動式砦だったのです。

この盾がどのように造られるのかに私は興味を持ちました。大盾は非常に大きいので、木やメタルで全体を造ると重くて運ぶのが困難になりました。そこでローマ人は大盾を造るのに、まず木で枠を作りました。枠の上に丈夫な雄牛か子牛の皮を12センチほどの厚さになるまで7枚張り、釘でしっかりと打ち付けます。兵士たちは戦場に出かけるのに先立って、近くの川に盾をしっかりと浸して、矢を止めるだけではなく、火も消せるようにしたのです。

イエスという名の私たちの盾

私がローマ軍の盾について調べていたとき、神が私に啓示を与えてくださいました。盾がどのような構造かを考えてみてください。雄牛か子牛の皮が木の枠の上に張り延ばされるのです。旧約では罪のの生け贄は雄牛か子牛でした。ですから雄牛や子牛の皮は贖罪のシンボルです。一枚の皮では充分ではありませんでした。盾として充分に役立つためには盾作り職人は7枚の皮を重ね合わせたのです。7は完全を表す数字です。これは完全ないけにえを表しています。この完全ないけにえは木の枠の上に張り延ばされ、打ち付けられました。その目的は兵士に向けられたすべての矢を受けるためでした。

この盾が表すものを見てください。贖罪の完全ないけにえを神は御子イエスを通して与えてくださったのです。この完全ないけにえは木の十字架に貼付けられ釘で打たれたのです。主イエスの目的は私たちへのサタンのすべての攻撃をご自分で受けるためでした!神は私たちにイエスという名の大盾を下さったのであり、そのことを私たちが知ることを願っておられます。イエスは私たちの盾となるために来てくださいました。サタンが私たちに向けて放つすべての矢をご自分に受けるためにイエスは来てくださったのです。(終)

 


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