主にクリスチャンとしてのあなたの意志をいつも伝えなさい グラハム・クック 2013年12月30日
主にクリスチャンとしてのあなたの意志をいつも伝えなさい
グラハム・クック
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ピリピ2:12-16
「・・・恐れおののいて自分の救いの達成に努めなさい。13 神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださるのです。
14 すべてのことを、つぶやかず、疑わずに行いなさい。15 それは、あなたがたが、非難されるところのない純真な者となり、また、曲がった邪悪な世代の中にあって傷のない神の子どもとなり、2:16 いのちのことばをしっかり握って、彼らの間で世の光として輝くためです。そうすれば、私は、自分の努力したことがむだではなく、苦労したこともむだでなかったことを、キリストの日に誇ることができます。」
あなたが持っているものの中で最も力のあるものの一つはあなたの意志です。あなたが霊的に生きるために、事を進めて行くのはあなたの意志であって、感情とか、マインド(魂の部分)とか信仰ではありません。神は私たちの内にいて志を立てさせ、事を行なわせます。(上記2:13)
あなたの意志は完全に感情とは切り離して存在すべきものです。聖書の中に出て来る偉大な神の人たちは皆、自分の「意志」をどのように使うかをよく知っている人たちです。その例を挙げれば、ナタナエルがそうです。(ヨハネ1:45-50参照)彼にあっては意志が感情より大きいことが分かります。神は私たちの内にいて志を立てさせ、事を行なわせて下さいますが、私たちは自分の感情を全く切り離して、完全に自由な意志を持つ必要があるのです。そしてあなたの意志が強くなれば、あなたの意志が感情を用います。例えば主を礼拝する感情を起こさせるのはあなたの意志です。重要なことは、その逆ではないと言うことです。
ところが、私たちは感情に支配されやすく、その気にならないとか、あるいはそのような気分(感情)でない時には、意志があっても、それを実行に移さないことがよくあります。気分がとても悪い時などは、その感情に全く支配されてしまいます。しかし、神が来られてあなたの意志を完全に自由にして下さると、自分の感情とかムードに左右されずに、私たちが信仰で神の御心を知り、それを行うことを選べるようにして下さいます。ですから、私たちは自分の意志を聖霊にどのように言い表すかを学ぶ必要があるのです。
そこで毎日の生活の中で、あなたは神の御心にそって自分がしたいと思うこと(クリスチャンとして常に持つべき意志)を自分の意志として聖霊にお伺いする(提案する)と、聖霊がそのあなたの意志を御心に添って、実際に事が運べるようにして下さいます。
聖霊に申し上げると、時には一瞬のうちに自分が捕らわれている感情を払拭して下さいます。「私は主をいつもほめたたえ祝福したい、いつも喜んでいたい、いつも感謝したい(そんな気持ちが全くしない時でも)」というあなたの「意志」が実行できるようにあなたをネガティブな感情から開放して下さるのです。
ですから、私たちは毎日を過ごす時に次のような選択をしなければなりません。すなわち、あなたの意志が毎日、いつでも感情に捕らわれていないフリーな状態であることを選ぶのです。それはちょうどイエスが、その選択をして毎日を生きられた通りです。その秘訣は、神の御心であると信じるあなたのしたいことを、神にいつもお話しすることです。そうすればあなたの意志であるあなたの霊的活動―主を礼拝し、人に証をし、又すべてを祈り、霊の戦いに臨ませること―を聖霊がさせて下さるのです。それは自分がそうしたくないような気分の日にでも「父よ、どうか気のすすまない自分を喜んでしたい気持ちにならせて下さい。」と祈るのです。そうお願いすれば、直ぐにでもそのようにして下さいます。
ですから私たちは常に、自分が御心を行いたいと言う気持ちと意志を(それは神がどう言う方であるかと言う信仰に基づいて)コンスタントに主に訴え、打ち分け、親しく話すことが非常に重要であるのです。そうすることによって、主があなたに働いて御心を行なう気持ちにならせ、あなたの感情を変え、信仰を強めて下さり、すべてが御心のままに実行出来るようにして下さいます。最も重要なポイントは、「神がすべて私たちが実行できるように事を運んで下さる」ことです。(終り)
-Approaching the Heart of Prophecyより-