最近のモーニング・スター・カンファレンスでのメッセージ (1) — Worship Intensive Conference at MorningStar Ministries, Oct.15-19, 2013 2013年11月6日 ダン・ポッター
最近のモーニング・スター・カンファレンスでのメッセージ (1)
- - Worship Intensive Conference at MorningStar Ministries, Oct.15-19, 2013
ダン・ポッター
私たち礼拝音楽を担当する者たちにとってはいつもしていることなのですが、演奏する楽器の音を始めにティューニングします。そのことに関して、皆さんの中でどの位の方がA-440ヘルツにティューニングすることを知っておられるでしょうか。音楽を演奏するに当たってはどこかに合わせてスタートしなければならないのですが、現在は皆一様に440ヘルツ(サイクル)のAに合わせています。(そうするとCでは128ヘルツになります。)私たちにとってそれは当たり前のこととして長い間そうして来ましたが、実はこのAの音を440ヘルツにするようになったのは比較的最近のことで、ある時から強制的にそうさせられてなったのです。
そのことについてこれからご説明しますが、その前に一箇所聖書をお読みしたいと思います。それはロマ書10:17, 18です。私がこれから読むのは詳訳聖書からです。私はこの聖書の訳が正しくてとてもよいと思います。
17 So faith comes by hearing [what is told], and what is heard comes by the preaching [of the message that came from the lips] of Christ (the Messiah Himself).
18 But I ask, Have they not heard? Indeed they have; [for the Scripture says] their voice [that of nature bearing God's message] has gone out to all the earth, and their words to the far bounds of the world. [Ps. 19:4.] これを日本語に訳しますと、
「17信仰は〔語られたことを〕聞くことから始まり、聞くことは〔救世主ご自身である〕キリストご自身の唇から発して語られた説教のメッセージを聞くことです。18でも、こう尋ねましょう。「はたして彼らは聞こえなかったのでしょうか。」確かに、聞こえたのです。〔聖書-詩篇19:4では〕「その声は〔自然物すべてのものが共鳴して聞ける神のメッセージ〕地球の全地に響き渡り、世界の果てまで届いた。」となります。
(訳者注:特に日本語聖書、中でも新改訳聖書の訳とは大分違います。)
ここでメッセージを語る主の御声がサウンド(音の波、振動、音響)として全地に響き渡っていると言うことは興味のあることです。サウンドは音波の振動として伝わり、地球を今でもぐるぐる永遠に回っているのです。であれば、いつか私たちが皆神の御前で集まっているところに、たまたま、ぐるぐる回っている「私の生涯で私が発した振動音のすべて」が披瀝されます。そうなると一生の間に私が語った馬鹿げたスピーチが皆さんに聞かれて大変な笑いものになると言う訳で、実に恥ずかしいことになります。その時私は下手なスピーチが聞かれないように大声で「主を賛美しましょう、賛美しましょう」と叫ぶことになるでしょう。(笑い)
と言うことで、私たちはイエスの唇から語られるお話を聞いて信仰が増すのです。そうです。私たちは地上で私たちの内におられる栄光の望みであるイエスを私たちがmanifest表すことを学び始めています。
ところでイエスは、彼が地上に帰って来られる前に来られることを皆さんは御存知ですよね。それは主が、雲に乗って地上に再臨される前に、先ず皆さんとか私の中に帰って来られると言う意味です。そしてその後に雲に乗って来られる時イエスは、私たちの中にご自身がおられるのを見て喜ばれるのですが、その時、歌声の大音響が鳴り響きます。それはJudson Conwell ジャドソン・コンウェル師が「プレイズとは救われた人たちが歌うものであるが、ワーシップは救われた人々に内在する神ご自身が(私たちを通して)御自分に向かって歌われる賛美である」といみじくも言ったように、地球上で爆発するような大礼拝の賛美が起るのです。
さて、先程の話に戻りますが、私たちがA-440にティューニングするようになったのは1950年代に入ってからです。その前は世界中がA-432ヘルツでした。このA-432についてグーグルを検索されると驚かれると思いますが、実はこの432と言うのは地球が造られた時の地球のサウンドそのものであったのです。つまり、創造時に共鳴、共振 resonance する音でありました。それは又、私たちの身体にある水が共鳴するサイクルであり、これによって私たちの脳の働きも活性化されます。
ですから現在使われている440ヘルツは被造物が共鳴できる自然音ではないのです。猫や犬がレコードプレーヤーの前でどんなに大きな音で音楽を鳴らしていても知らぬ顔をして反応しないのはそのせいです。
1939年にドイツのヒットラーはそれまでの432を440に上げることを提案しました。理由は440にすると音楽とか演説がより強要力を持つ、より興奮させる効果があるからです。ヒットラーはナチの音楽を440にしてその音のダイナミックを変え、これに世界中が乗ったのです。こうして第二次世界大戦に入りました。
しかし、これからもう一つの世界戦争が起るでしょう。それは440を432に戻すことにおいてです。それはこれから起きます。
それなら、どうして今世界中が、元の432に戻そうとしないのでしょうか。それはピアノをはじめ多くの楽器がそのように設定されており、今更変えることは大変手間の掛かることであり、それをする必要はないと考える人が多いからのようです。しかし、この432で演奏すると身体が音楽に共鳴しますから(身体の癒しの振動数は432)もっと多くの癒しが起こることは確かです。又528という振動数は人間のDNAを 是正することが出来るそうです。1920年に名前を忘れましたが、誰かが自分の好みの振動数を作り出す器械 frequency machineをつくり、これによって癌が100%癒されたそうです。その後その人はどうなったのでしょうか。何者かによって殺されました。あまりにも成功したからです。
身体の癒しとメディテーションによい効果があると言うA-432にティューンした音楽が、光の速度と人体をharmonize調和させる(振動を一致させる) と言われます。これを別の言い方で言えば、その音楽が人間の体内の中に光を造り出すと言ってもよいと思います。イエス・キリストは「わたしは世の光です。わたしに従う者は・・・いのちの光を持つのです。」(ヨハネ8:12)と言われたように、キリストによって造られた人間はその人の中に光を持ち、真実それは、「いのち」であるのです。
と言うのは、元々神は生き物を432の振動によって健康に生きるように造られており、私たちが病気になること自体が奇跡に近いことであるのです。その点からすれば、病気を持つのが当たり前のようになっている現代の私たち、特にクリスチャンは、もっと病気に対する権威を発揮すべきであるのです。科学者の分析によると、440の振動は身体にエネルギーを与えるのではなく、元々体が持つ振動のバランスを崩すと言うのです。もし病気になればその人の、特にその疾患部の振動が弱まっていて、健康な強い振動との間のバランスが崩れる。そこで432の振動が来れば、その弱い部分にエネルギーを与えて癒しに導くと言うのです。440の振動は人を怒らせ、心を憂鬱にし、又不眠症を起こす原因の一つとも言われます。一方432は心を平安にし、ストレスを少なくします。ストレスは癌の主な原因と言われます。又、高血圧症によい効果を上げ、そして心を集中させるのに役立ちます。
さて、私がモーニングスター・ミニストリーに来た年のある時、私はモーレビアン・フォールの岩の傍にリック・ジョイナーと立っていました。その時私は、「多くのミュージシャンよ、ここに集まって来い!」とに空中にむかって叫びました。それを聞いたリックは「風に向かって叫ぶのかね?」と笑いながら私に聞きました。 そうです。私は風に向かって叫ぶのです。その年のモーニングスター・ミニストリー・スクールの応募者の25%がミュージシャンでした。それが次の年には60%に増え、3年目には新しく入学した80%がミュージシャンでした。そこで学校のヘッドの人が来て、一体どうなっているんだと私に聞くのです。そこで入学の申込用紙を調べてみて分ったことは、用紙に書かれている質問の一つ「あなたはどうしてこのモーニングスター・ミニストリーの学校を選びましたか」に対する答えに「私はサウンドを聞いたのです。それでここへ来なければならないと言う気になりました。」と言うのがあったのです。「サウンドを聞いた」とはどう言う意味でしょうか。
サウンドと言うものに私たちはもっと注目しなければならない時、それが戦いを引き起こすことにもなる、そのような時に来ています。それは、すべての被造物が私たちクリスチャンの主への賛美に参加するようにされた神の御子-創造主の計画が実現する時でもあります。(このことに就いては後で触れます。)
私は長い間音楽に関係して来ましたが、その間に色々な変遷を経験しました。その最も大きなものの一つは、レコードからCDに変わった時です。レコード業界は、新しいメディヤのCDを、その他の利点と共に「サウンドがクリーンでずっとよい」と大々的に宣伝し、その結果ほとんどのレコードをCDに焼き直すことに成功し、それによって音楽業界は莫大な利益を得ました。なぜならCDにするにはほとんどコストが掛からず、又、音楽の演奏者に改めて払うお金が掛からなくて済んだからです。しかし、CDにして問題となったのは実際には音の質を落としたことです。御存知のようにCDに録音し直す時、2万ヘルツ以上の音を(フィルターを通して)録音からカットしました。それ自体はそれ程大きな問題ではないと思われました。なぜなら人間は年を取るにつれ高音が聞こえ難くなり、老人は1万2千ヘルツまで、若者は1万5千ヘルツ、一番よく聴こえる子供でも1万8千ヘルツまでで、人間の能力ではそれ以上の音は聴くことが出来ないからです。しかしこのカットしたことが大きな問題となりました。それは霊の世界の振動は2万ヘルツ以上であることに配慮していなかったことです。このカットした2万ヘルツ以上を称して「 air 空気」と言いますが、それはむしろ霊的には「breath 息」と呼んだ方が皆さんにはよりよく理解出来るかと思います。ですから2万ヘルツ以上をカットしても可聴周波数的には問題はないとしても、演奏者の心とか霊的なものが全く感じられないのです。特に音楽の背後にいる悪霊を識別出来ないことが私たちに大きな問題を残しました。実際にCDが作られた時の最初の音質はドライで、硬い、奥行きがないと言うことで非常に不評でした。そこで業者は苦肉の策として、シューと言う高音のノイズを加えてCDの限度を気が付かせないようにしたのです。
問題は、それ以来新しい世代のサウンドとして、霊的に惑わしがある音楽が多く出て来るようになったことです。その一例は、同じ節を何度もくりかえす音楽が多く出て来ました。その何度も繰り返し歌うことによって(麻薬でとか呪文にかけるかのように)人を惹きつけ、おぼれさせてしまうテクニックが巧妙に使われるようになったのです。クリスチャンでもそれにめり込んでしまう理由は、音楽の背後にある霊の識別が出来なくなったからです。それが出来れば、繰り返して歌う部分が霊的におかしいと感じた時に、いち早く警戒することによってはまり込まないで済むからです。
又、古いレコードをCDに変えることによって、古い世代の人たちが益々若い人の音楽について行けなくなったのは事実です。CDが出回り始めたのは80年代の終り、90年代に入ってからですから、今50歳以上の年配者はCDの音よりもレコードの音により親しんで来たと言えます。つまり、2万ヘルツ以上の「霊の息」を音楽から感じることに慣れ親しんだ人たちです。ですからそのような古い年代の人たちは、新しい年代の音楽、特に霊的な息が欠如しているものを聞くといらいらして来るのです。
音楽に対する年代間の差はいつの時代にもありましたが、特にCDの出現を境にそのギャップは益々大きくなったと言えます。しかもそれが霊的に重要な意味を持つのです。しかし、この年代間の分裂 splitが大きくなるのを許されているのは神の御計画であると信じます。なぜなら、神は私たち人間社会のかけ離れた父と子の関係を修復して、この地上にある最も大きな「のろい」の一つから開放することを計画しておられるからです。
音楽に関する現在の年代差は、音楽のスタイルとかメロディーの問題ではなく、サウンドにあります。ですからこの問題の解決策はあるのです。
昨夜の集会のワーシップでは私たちは432で演奏しました。(拍手)これは真実ですが、昨夜の礼拝音楽を聞いた人の中で癒された人が出て来ました。そして、気が付かずに癒された人も大勢いることを私は疑いません。保証します。なぜなら神は神の正しいサウンドを解き放って、それが人間の身体に触れ、癒す必要があるところを癒さないことはあり得ないからです。
100年も前に存在したルドルフ・スタイナーと言う人は(訳者注:Rudolf Steiner 1861-1925、オーストリア人、ウイキぺディヤによれば、第一次大戦1919後のナチの台頭で、晩年にヒットラー等と理論闘争した社会改革・教育・哲学・精神科学者)人間が440と言う「ルシファー的Luciferic blightness」サウンド を使うようになることを警告しました。彼は440を悪魔のサウンドであると言ったのです。ピッチ440は悪魔・ルシファー的ティューニングであり、地獄から来たものです。しかも私たちはそれを毎日聞いている・・・私はそれを知って心底から怒りを覚えました。スタイナーは440にティューンする音楽は、人間の貪欲の力を増すものであるとも言いました。私たちは悪魔に完全に惑わされて来たのです。ところがそれに気が付かないのは人間だけで、被造物全体はそれを知っていて、今まで「うめいて」来たのです。(ロマ書8:22)私たちが目覚めるのを被造物は待っています。神はこの432と440のティユーニングのことが、人間と悪魔との戦いにおける次の大きな対決となるとし、今私たちを目覚めさせ闘いへの準備を整えつつあるのです。(続く)