預言を解釈し伝える方法 リック・ジョイナー 2011年8月22日
預言を解釈し伝える方法
リック・ジョイナー
私が最近発表した「アメリカの西海岸に大災害が間もなく起こる」という物議をかもす預言を例にとって、預言を受けたときにどのようにそれを解釈し人に伝えていくかについてお話したいと思います。お分かりだと思いますが、それには二つの目的があります。第一の目的は預言に関する原則を話すためですが、それと同時に、この預言が出来るだけ多くの人の耳に入り、とりなしと悔い改めが起こり、それによって災害が大幅に縮小されることを願っているからです。
「私はすべてのことを完璧に間違わないで正しく出来る」と言っているのでは決してないことをどうか頭に入れておいてください。 自分が言ったことを後で考えるとき「あまり巧く伝えられなかった」と私自身度々 思いますし、多分そうだと思います。ですから、私は「このようにしないように」という良いお手本になっているのかもしれません。けれども、違う見解や論争が起こることは、何か間違ったことをしたからだとは必ずしも言えません。その反対に何か正しいことをしているからかもしれないのです。この世のどの分野においても、何かを達成しようとすれば、論争を全く避けて通ることはあり得ないと私は思います。反対意見や物議をかもすことは、無料で最高に宣伝効果のあるものかもしれません。しかし、私はあえて 物議をかもそうとしているわけでは決してなく、ただ私のような仕事にはそれがつきものだということなのです。
私たち一人ひとりは、ただほんの一部を見、 ほんの一部を預言するだけなのです。ですから答えを全部持っているわけではありません。それだけは絶対確かです。私が「近いうちにアメリカ西海岸に 地震が起こる、また、ニューマドリッド断層(アメリカ中西部)に沿った地域でそれよりもっと早く起こる可能性がある」という預言を発表してからというもの、他の人々からこの地震に関して見た夢やヴィジョンや預言が私のところに本当に沢山送られてきました。実のところ私自身も発表したものよりもっと多くのものを主から受け取っています。私は人々の間に悔い改めが起こり、神がそれを聞いてくださり、起ころうとしていることを縮小してくださることによって、これ以上私が受け取った預言をお話しなくて済むようにと祈っています。
私はこの預言で示された地域の教会のリーダーたちが、預言を正しい態度で受け止めるという期待をあまりしなかったというのが正直なところですが、それでもそれを願っていました。そして私の期待は望んでいた以上に答えられました。そして更に私が予想もしなかったことが起こり、とても励まされました。それは教会関係以外のリーダーたちや影響力のある人々が預言を真剣に受け止めて、心から悔い改めて神に哀願しはじめたことです。
私が見たこれから起ころうとしている災害は、主が西海岸に対してされるというよりは、そこに自然災害が起こるのを実に主は半世紀にもわたって抑えておられたということなのです。ただ警告として時々断層のずれが起こるのを許されたのでしたが、その警告は多くの人たちによって無視されました。断層を押さえている天使たちがいますが、彼らがその役目から解かれようとしています。彼らが解かれると、今まで断層に蓄積していた力が解き放たれます。「神が私たちにそのようなことをされるのか?」という質問に答えるのは大変難しいことです。でも少なくとも神は確かにそれが起こるのを許されているのです。
私がクリスチャンになってから40年経ちますが、その間に「ハリウッドに行って影響を与えるように主から召しを受けている」というクリスチャンに数えきれないくらい出会いました。「実際ハリウッドは世界に福音を伝える使命がある」と信じている人たちもいました。この人たちの召しは真実だと私は信じますが、彼らは「あなたの召されたことと選ばれたことを確かなものとする(第2ペテロ1:10)」必要があったのです。つまり、召しに正しく応答しそれを達成するためには、はっきりとした目標と準備が必要なのです。40年間人々がハリウッドに送られていきましたが、それによってハリウッドが良くなったとは思えません。むしろ非常に悪くなったことは驚くべき事実です。また、ハリウッドを変えるために送られたはずの人々が、ハリウッドによって変えられてしまうのも私は見てきました。
それでも私はハリウッドに神からの使命はあると 信じますし、ハリウッドのために召しを受けたという人たちは本当にそうだったのかもしれません。しかし、今のところ私は、誰かがハリウッドに行って神の言葉を伝えなくても、ただクリスチャンであり続けてさえいてくれれば励まされることでしょう。長い間、善良な人たちが良い意図をもってハリウッドに行くのを見る度に心が沈みましたが、出来るだけあきらめないようにしました。ハリウッドが地上から取り去られる時まではまだ希望があります。そこに遣わされているメッセンジャーやクリスチャンが誰でもいいですから、自分たちの目的を阻む「妥協」を投げ捨てて、ハリウッドが救われる唯一の道である「悔い改め」をもたらすことができるようにと祈ります。
これから起ころうとしていることは、アメリカ史上最悪の災害であり、世界史上でも最悪の災害の一つです。しかしこれはまだ、祈り、とりなし、悔い改めによって軽減することができるのです。神の民が完全に守られるゴシェンのような場所もいくつか備えられるでしょう。神は災害と共に魂の収穫のための偉大な御業や、災害時に必要とされるミニストリーも備えておられるのです。
又、ある人々はこの神の御業に参与するために招集されるでしょう。これに関して私は疑いをもちません。すでに数年の間、私たちのミニストリーはそこにベースを置くであろうことを私は感じてきました。何が起ころうとも、それが起こったときは大いなる収穫の時となるのです。しかし今のところ、恐ろしい悲劇、避けようとすれば避けられるはずのものは、起ころうとしています。
私が主から見せられたことに関しては、これからはもっとはっきりとオープンにお話するつもりです。なぜならば時が迫っていると感じるからです。そうであっても、私はそれが起こるタイミングを知らされてはいませんし、私が信頼する人の中でその時をはっきりと知っている人はありません。多くの言葉は間違って解釈されます。またある人たちは災害が起こるタイミングを知っていると主張します。しかしそれが起こるまでは、真摯な悔い改めをもって主に嘆願する時間がまだあると私は思います。私が見た唯一のかすかな希望は、このような悔い改めが教会の外部で起こり始めているかもしれないということです。それが何を意味するかよく考えてみてください。(ジョイナー師の文章の終わり)
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下記のコメントを補足させていただきます。 坂 達也
上記のメッセージはジョイナー師の預言に関する教えのシリーズの一つですが、ここで私たちが学ばなければならないことは、預言を受ける人もそうですが、それを聞く/読む人が、その預言をどうすればよいかと言うことです。
多くの人は「貴重な情報をありがとう」と言って受取っても、それを祈る(良いことであれば、それが実現するように、悪い場合は、実現しないか、あるいは被害が最小限であるように祈る)ことを二の次としてしまうことです。
加えて、悪いことが起こる預言の場合に、最も効果的に神に懇願する方法は、(預言に接する人が皆)「悔い改めること」であるとジョイナー師は教えていることです。これがなかなか出来ないのではないでしょうか。
ジョイナー師は20数年前に主よりの預言があって、それは大きな地震が日本に先ず起こる、そして、その後にアメリカ西海岸に更に大きい地震が起こるというものでした。(前にご紹介しました。)
日本の東北に大きい地震が起こった今としては、それがいつかは分かりませんが、次はいよいよアメリカの西海岸に大地震が起こる深刻な可能性が、現実のものとなりました。そこでアメリカでは多くの人が真剣に今祈っているのですが、日本も東北大震災で終わったわけではありません。
これもご報告したように、ボブ・ジョーンズ師の預言では、もう一つ大きな地震がいつか東京を襲うと言う預言を受けていることを、いよいよ真剣に祈らねばならないと思います。
私たち日本人は、今年、既にアメリカに先駆けて地震と津波の大被災を経験したばかりで、今その復旧の最中にあります。そこで、私たちクリスチャンが今回経験したことにおいて悔い改めるべきこと、そしてクリスチャンでなくても、日本全体が今反省し悔い改めねばならないことが山ほどあると思うのです。
それに加えて、次に預言されている東京(あるい他の地域)の大地震がやって来るのです。
今こそクリスチャンが、先ず国を挙げて大いに反省し、東北の震災でして来たこと(しなかったこと)を悔い改めることは、今もっとも差し迫った重要な課題であると信じます。日本のリバイバルはこれにかかっていると言って過言ではないと言う気がします。お祈りしております。
又、アメリカに来る地震に対してもぜひお祈り下さいますようお願い申し上げます。(終わり)