「妨害行為」を克服する主との出会い テレサ・フィリップス 5月8日
「妨害行為」を克服する主との出会い
テレサ・フィリップス
私は窓のそばで暖かい日差しを浴びながら本を読んでいたのですが、その時「SABOTAGE・ 妨害」という言葉をはっきりと聞きました。私はほんの少しの間動揺しましたが、直ぐに生ける神の御霊が私を大きな平安で包むのを感じました。私は両手を挙げて主を賛美し始めました。私の心は平安で、主が 統べ治め愛しておられる感謝で一杯でした。
しかし、この「SABOTAGE・妨害」という言葉は何なのでしょうか。辞書には「誰かの努力とか達成を破壊したり妨害したりする行為」とあります。
その時、私は涙を流して苦しみ始めました。 何が起こっているのかが私に分かったからです。主の敵が何かをまさにしようとしていたのです。すると又、私は静けさに包まれるのを感じ、もう一度手を挙げてイエスがなされたすべての業を祝福したいという思いにかられました。その時点では、間もなく預言的なメッセージが私に与えられようしていることを全く知りませんでした。1、2日経ったときのことですが、親しい友人と話していた時、私は突然幻の中に引き入れられました。その幻で見たことをお話ししたいと思います。それは強烈でとても力のある幻でした!
「食卓に着きなさい!あなたの神と交わりなさい!」
幻の中で一本のろうそく立が見え、主が「これはあなたのミニストリーです」と言われるのが聞こえました。するともう一本、また一本と次々にろうそく立が見えました。そしてこれら一本一本の美しい銀のろうそく立が集まってきて華麗な形をした多灯架燭台になりました。目の前には磨き込まれた食卓がありました。その長い食卓は美しく飾られていました。私は燭台が食卓の一番先に動いて行くのを見ました。また、突然沢山のろうそく立が集まってきて、それが集まっていくつかの華麗な燭台となり、ピカピカに磨きこまれた食卓の上に置かれました。一つ一つの燭台は食卓の上をすべるように動いていました。それは私に黙示録に書かれているガラスの海を思い起こさせました。その瞬間、これは地上のことではないことが分かりました。天で起こっていることに違いありません。「食卓に着きなさい!あなたの神と交わりなさい。」という情熱のこもった声が響き渡るのを私は聞きました。 その言葉を発した天の生き物はすぐにいなくなりました。
私が入口に立って食卓を見ていると、「愛する者よ、入りなさい。」という声が聞こえました。私は中に入りましたが、そこで私が見たり聞いたりした事は全く驚くべきことでした。多くの人々が食卓に着いているのが見えてきました。有名な人たちや、少しだけ知られている人たち、そして全く無名の人たちが集まっていましたが、この食卓ではすべての人が平等でした。
再び「SABOTAGE・妨害」という言葉を私は聞きました。私はじっと静かに立っていましたが、その時、白と紫の衣に腰に紫の帯をし、頭には精巧に造られた金の冠を冠っている主が入って来られました。 数人のよろい持ちの天使が主に従っていましたが、各自「PRAISE・賛美 」と書かれている盾を持っていました。(これを書いている今も私にはその様子が見えています)
全会衆はじっと静かにしていました。主はほんの短く次にように話されただけでした。「わたしはあなたがたに新しい戦略を与えます。あなたがたの間に起こっている妨害をあなたがたが止めるのをわたしは助けます。あなたがたは攻撃されて苦しんできました。」
エレミヤ29:11「わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。—主の御告げ。—それは、わざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。」
「そうです。あなたがたは互いに助け合い、今までなかったほどに一致を表さねばなりません。わたしはあなたがたが兄弟姉妹との間に平和をつくるようにお願いしています。彼らのことをあれこれと中傷することを止めなさい。彼らはわたしの子供たちなのです。わたしはあなたがたすべてをこの食卓に着いてわたしと共に食事をするように招いたのです。」
妨害という敵の攻撃に打ち勝つ戦略
突然、ありとあらゆる種類の食べ物が食卓の上に現れました。しかし誰も食べようとしませんでした。すべての人が主をじっと見つめていました。主は一人ひとりの目を慕わしそうに見ておられました。気がつくと私も食卓に着いていましたが、私は食卓の下に隠れたいような気持ちでした。考えようとする前に、私は過去、現在、未来で主の食卓に招かれるべき人はどのような人なのかを思い出し始めました。
「私がこれ までに口から出した 、牧師や教会、あるいは自分の国に対する批判の言葉をお赦し下さい」と私は静かに心の中で祈り始めました。これを書いている今でも涙が頬を流れます。「天におられる私たちのお父様、どうか私を赦してください。」
食卓に着いていた人たちがみんな同じことをしているのに私は気がつきました。私たちは全員で共にする悔い改めのために呼び集められ、それを天が記録していたのでした。すると主が再び語られました。「出て行きなさい。そしてすべての人を弟子としなさい。出て行って一致をもって生きなさい。出て行って信仰組織からのけ者にされている人の友となり、今度訪ねるときには家に招きなさい。」
私の目は愛と共に恥ずかしさの涙で一杯になりました。主が妨害という攻撃に打ち勝つ重要な戦略を始められたことを私は知りました。
愛の祈り
私は次のように祈ります。
1.愛は多くの罪をおおう(第一ペテロ4:8)
イエス様、あなたのように愛せるように私を助けてください。
2.指導者を敬う
第一テモテ5:17「よく指導の任に当たっている長老は、二重に尊敬を受けるにふさわしいとしなさい。みことばと教えのためにほねおっている長老は特にそうです。」
イエス様、尊う心を表せるように助けてください。
3.与える
ルカ6:38「与えなさい。そうすれば、自分も与えられます。人人は量りをよくして、押しつけ、揺すり入れ、あふれるまでにして、ふところに入れてくれるでしょう。あなたがたは、人を量る量りで、自分も量り返してもらうからです。」
イエス様、これまで以上に与える者としてください!
4.神の家族を回復させる
ガラテヤ6:1「兄弟たちよ。もしだれかがあやまちに陥ったなら、御霊の人であるあなたがたは、柔和な心でその人を正してあげなさい。また、自分自身も誘惑に陥らないように気をつけなさい。」
イエス様、私が兄弟姉妹を愛し、愛と尊敬をもって回復させ、彼らが人生のデスティニーを成就できるように私を助けてください。それによって「この地で人々が救われ、主に仕える用意ができるように」というあなたのヴィジョンが完成されますように。
私たちは一致によって勝利する
私は砕かれて祈り、そして勝利して立ち上がりました。私は盾をもう一度見てみました。そこには「賛美」と書かれていました。私の信仰が涌き上がりました。私は心に新たな勝利を感じてイエスを賛美し始めました。
これらの盾を見ていると、食卓の上に何もないことに気がつきました。誰も食物を口にしたものはいませんでした。私たちは主の慈しみを味わい変えられていたのです—永遠に変えられたのです。イエスはあがないの時を今一度私たちに見せてくださいました。そしてあがないはすべての人のためなのです!
これを読んでおられる皆様、どうか私と共にみんなで主イエスと一つとなって立とうではありませんか。平和を作り出す天の軍隊に入り、私たちを愛してくださる主を賛美しようではありませんか。この地で肩と肩を組んで、私たちが天の我らの神に従い仕える用意ができていることをこの世に示そうではありませんか。教会に行っていないクリスチャンや救われていない人を混乱させる様々な意見の相違は横に置きましょう。
私たちは天にのぼり、祈りにより神の食卓に着いて主と交わり、聖なる巻物から天の新しい知恵、洞察を頂かねばなりません。私は永遠に変えられました。あなたもそうなることを祈ります。(終わり)