26 11月
パラ・チャーチ 11月25日
ホノルルのパラ・チャーチ
11月半ばに日本からハワイにもどりました。ハワイはすっかり「冬」になっていて、朝夕は涼しく、雨も多くなっています。帰国後、最初の我が家の食事は、畑から大根と人参を抜いてきて、冷凍庫の中にあった豚肉と煮てたべました。主人は日本各地でいただいた豪華なお食事が懐かしそうでしたが、それでも「おいしい。」といって食べてくれました。
さて、今回の日本旅行も、神様の恵みのうちに無事終えることができました。もう10年近く親しくさせていただいている方々との懐かしい再会や、また主のご計画で今回初めて訪ねさせていただいた教会の方々との出会いの数々は、私の心に大きな喜びを与えてくれました。主にある交わりはなんと幸いなことでしょうか。
今日は、ハワイで今週、私が参加したある集会のことをご報告いたします。
ラウリマ・ミニストリーズというパラ・チャーチ(地方教会を側面から助けるミニストリー団体)の働きで、「癒しのミニストリー」ということでした。
最初に責任者のディーンさんが、こんなお話をされました。
「個人にミニストリー(一人のひとに対して祈ったりすること)をする場合、自分の霊が力んで、『主よ、この人を祝福してください。今、どうか祝福してください。』と主に求めるときに、それはかえってサタンに働く機会を与えることになる。 自分の霊が休みに入る(安息する)ときに、主の力が働かれる。主と自分との関係、リレーションシップ、がまず確立されるときに、その結果として相手へのミニストリーが起こる。」
以前、ある伝道者からミニストリーを受けたとき、ぐいぐいおでこを押されて、内心「倒れてなるものか!」と決意したことのある私は、思わず笑ってしまいました。その時はその伝道者が人間的な肉の力でやっていると思いましたが、サタンの入りこむ余地さえも与えていたのだと知り、恐ろしいことだと思いました。考えてみると、これは個人ミニストリーの場合に限らず、すべての働きに通じる真理なのだと思わされました。だいぶ以前に聞いた「神様はご自分の邪魔をしない働き手を捜しておられる」という言葉を思い出しました。
さて、この集会での実際のミニストリーは、個人のニードに合わせて、さまざまな形で行われているようですが、普通、一人に対して二人一組のミニストリー・チームが椅子に座ってじっくりと時間をかけて対応していきます。そして、霊・魂・身体の癒しのために、カウンセリング、断ち切り、宣言、明け渡し、癒しの祈り等々、決して急がないで1時間でも、2時間でも対応するのです。このようなミニストリーの働きに熟達するには、かなりの霊的成長と訓練が必要なのがよくわかりました。
癒し、開放のミニストリーがホノルルではラウリマ・ミニストリーズ(沢山の手をつないで、という意味だそうです)として、いろいろな教会の協力のもとに行われて、多くの教会の牧師が自分の教会の中でニードのある人々をここに送り込んでいるのを知って、主を崇めました。フィジーの教会が一致し、トランスフォーメーションが起こり、多くのパラ・チャーチの働きが生まれたことを知りました。これこそ、ひとつのキリストの身体のあるべき姿なのかもしれません。
(終わり)
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