07 12月
柚実子のハワイ便り 12月7日
マーケットプレイス・ミニストリー
今回も、ラウリマ・ミニストリーのディーンさんから聞いたお話です。
ホノルルの市役所にクリスチャンが集まって、週一度の祈り会を始めたそうです。最初はかなり集まったのですが、次第に人数が減ってきてしまいました。そこで、ディーンさんが、祈り会の代わりにヒーリング・サービス(癒しの集会)をしたらどうかと提案し、その案が受け入れられました。つまり、すでに市役所で働いている人たちがランチをしている所に行って、「癒しの必要な人はおりませんか? もし、いらしたらお祈りさせていただきます。」というのです。
第一回目は3週間前だったのですが、二人の方が「祈ってください」と言われ、二人とも癒されました。そして、2週間後に行ったとき、別の方が来て、「2週間前に、私は祈ってもらいませんでしたが、あなたが他の人のために祈っておられたとき、神様の臨在を濃く感じて、私の神経痛が治ってしまいました。この2週間の間も、ずっと痛みは戻ってきていません。」と伝えてくださったそうです。神様の臨在はなんとすばらしいことでしょう。
この日は、新しく、車いすに乗った中年の婦人が、祈ってください、と来られたそうです。ディーンさんが祈ると、神様が7歳の少女が白いドレスを着て、くるくると回りながら、楽しそうに踊っているヴィジョンを見せてくださいました。それは、彼女が障害を持つ前の姿でした。彼女はディーンさんといろいろと話すうちに、神様がどれほど彼女をずっと見守り、慈しんでおられたかを感じ、心が喜びで満たされました。神様は「あなたは、身体が不自由だけれど、それだけに他の人が感じない霊的なことをもっと知ることが出来ているのです。あなたの心は自由なのです。」と彼女に言いました。彼女はこの日は車いすからは解放されませんでしたが、心はまったく変えられ、喜んで帰っていったのです。
この秋の日本旅行でも、悩みのある方がグルーバー師に祈って頂き、暗い顔つきだったのが、祈られたあとは表情が明るくなり、微笑みをうかべ、全く別人のように変わるのを何度も目撃してきました。「主にある喜び」を霊のうちに体験されたのですね。
ハワイでは今、多くのクリスチャンがハワイのトランスフォーメーションのために各所で祈り会を持っています。その中で、始まっているのが、マーケットプレイス・ミニストリーです。教会の中に人々を連れて来なければならない、というメンタリティーから開放されて、この世に出て行って、自分たちや人々が働いている場所でもクリスチャンとして証のある生活をしていこう、というムーブメントです。 レストランで食事をするときは、いつもの食事の前の感謝の祈りの中に、そのレストランとそこで働く人々を感謝し、神が祝福してくださるようにという祈りを入れます。職場でも、クリスチャンたちが集まって、祈りをし始めています。また、一軒ずつ家を訪ねて、「何かお祈りできることはありますか?」と聞いて祈りのリクエストがあればすぐ祈ってあげるという働きもあるそうです。クリスチャンがどこでも自分の行くところに「神様の臨在」を持ち運んでいくときに、神様がすばらしいことをしてくださるのですね。(終わり)
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