11 2月
イエスの受洗の図がコインに 2月11日
イエスの受洗の図がコインに
2月2日ヴァレッタ(ロイター発) バプテスマのヨハネによって洗礼を受けるイエスの図がマルタのユーロ・コインに採用されることとなった。これは宗教に深い縁のある地中海マルタ島という文化的伝統を反映しているといえるだろう。
マルタは2004年にヨーロッパ連合(EU)に加入したが、2008年1月までには、単一の通貨にしたいと考えている。EUに加入している25ヶ国はそれぞれユーロ・コインの片面のデザインを独自のものにすることが許されている。
このイエス・キリストの受洗図はヴァレッタにある聖ヨハネ寺院の大理石の彫刻からとられている。コインのデザインにには受洗図と共にマルタの紋章とMnajdraの石器時代の神殿とが描かれている。
コインの図案は一般の投票で決められたのだが、一人の神父がEメールを人々に送り、イエスの洗礼図を推薦するようにというキャンペーンをしたのだった。
彼の名はブランドン・ガット神父といい、彼はEメールで、「このイエスの受洗図は美術的価値があると共に、キリスト教の伝統を忘れ去ろうとしているヨーロッパに、その伝統を思い起こさせるものとなるだろう。」と書いた。この言葉は、EUとしてヨーロッパが持つキリスト教の伝統についてEU憲法案の中では一切触れない決定をしたのに対して述べられたものである。(終わり)
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