02 6月
神との深い交わりの鍵 ジェイムス・ゴール 6月2日
神との深い交わりの鍵―静まること
ジェイムス・ゴール
マーク・バークラーはニューヨーク州バッファローの牧師ですが、彼は聖書の学びや霊的交わり、成長に関するマニュアルを30冊ほど出版しています。以下は「Communion with God 神との交わり」という師のパワフルな本からの抜粋です。
神と親しく話しを交わそうとするならば、まず私たちは静まらねばなりません。ハバククは祈るときは見張り所に行きました。(ハバクク2:1) イエスは朝早くまだ暗いうちに寂しい所へ出て行き祈られました。(マルコ1:35) そして、一日の終わりには山にいって祈られました。
神と交わるための基本原則
私たちのうちなる人が神と交わるためには、まず私たちの気を散らす周りの状況を取り除かねばなりません。 誰にも邪魔されない一人になれる場所を探し、外の環境に左右されずに心を集中できるようにしなければなりません。
次に、自分の中から聞こえてくる様々な声や思いに気をとられないために、内なる人を静めることを学ばねばなりません。自分の中の声や思いが静まらなければ、多分神の声を聞くことはできないでしょう。
静まろうとあせったり無理やり静まろうとしてはいけません。そうではなく、静けさが自然に起こるまで待たねばならないのです。あなたが静まってくると、神の訪れがあり、神の息吹があなたのうちに流れ込むのを感じるでしょう。神の本質が命をもってあなたのうちに流れ込んできます。神の声が語り、あなたに知恵と力を与えてくれます。あなたは自分は「霊にみたされている in Spirit」と感じるでしょう。(黙示録1:10)
思いという名の戦場 ジェイムス・ゴル
攻めの姿勢をとる
IIコリント10:2-6をお読みください。聖書のこの箇所を読むとき、私はこの「思いという戦場」をこんな風に思い浮かべます。この要塞(4節)は私たちの思いを取り巻く年を経た城壁です。それは私たちの心の頑なな態度です。つぎにさまざまな思弁(5節)は城壁の上で見張る人間的な論理の番兵です。あらゆる高ぶり(5節)は城壁の上にそびえるプライドという名の塔です。最後に、すべてのはかりごと(5節)は提案という強い武器をもって持ち場を守る兵士たちです。
先攻する私たちの武器は肉の物ではなく、神にあって要塞をも破るほどに力のあるものであり、思弁やキリストの知識にさからうあらゆる高ぶりをうち砕くことができます。イエスの御名と血潮(黙示録12:11)と神の書かれた言葉と話された言葉(マタイ4:3-10)とによって、私たちはあらゆる思いをキリストに服従させることができるのです。
実行の手順
私たちは、「すべての真実なこと、誉あること、正しいこと、清いこと、愛すべきこと(ピリピ4:7,8)」に心を向ける前に、まず私たちの思いを清めなければなりません。これは一朝一夕にできるものではありませんが、クリスチャンは必ずだんだんに清められていくのです。
キリストの思いも持つだめのステップ
•告白すること Iヨハネ1:7-9
•赦すこと 箴言14:10忘れること ピリピ3:13
•捨てること ヘブル12:1 IIコリント6:17
忍耐して戦うこと IIコリント10:2-6
•築きあげること Iペテロ1:13、ヤコブ1:21、イザヤ28:10、ユダ20
•身に着けること Iテサロニケ5:8、箴言16:3、エペソ4:17-24
ゆったりと神の臨在を楽しむ
メリー・スオープ師は、「Listening Prayer聞く祈り」 という本のなかで、神の声を聞き分ける方法について次ぎのように書いています。
初めにすること
聞く祈りをするときは、いつもまず自分を神に委ね、聖霊に支配していただくようにお願いします。「自分の思いを棚に上げる」ことを学んでください。自分の考えが入り込むと、聖霊があなたの思いの中に語ろうとされるのを妨害することになります。
サタンの攻撃
サタンはあなたの気を散らそうとします。敵からのあらゆる邪魔な思いを捨てなさい。この世の喧騒や考えは内なる聖霊の静かなささやきを押しつぶしてしまいます。
主に安息する
ゆったりと神の臨在を楽しみなさい。神の力、知恵、慈しみ、柔和さ、寛大さを瞑想しなさい。主の平安があなたのうちに流れこみ、穏やかで静かな気持ちになり、あなたの心と思いが明るく照らされ活力を与えられるのを感じてください。主の霊はどのような仕事でも成し遂げる力をあなたにくださいます。
リラックスして緊張を解きほぐすことを学びなさい。心配や緊張があるときには、神は何も語られません。すべてを解き放ち、神が自由にあなたに語られるようにしなさい。心や思い、霊の静けさの中に退くことができる者だけが、神の声を聞くことができ、神から直接インスピレーションを受けることができるのです。
イエスはマタイ6:5,6で次のように言っておられます。
「また、祈るときには、偽善者たちのようであってはいけません。彼らは、人に見られたくて会堂や通りの四つ角に立って祈るのが好きだからです。まことに、あなたがたに告げます。彼らはすでに自分の報いを受け取っているのです。あなたは、祈るときには自分の奥まった部屋にはいりなさい。そして、戸をしめて、隠れた所におられるあなたの父に祈りなさい。そうすれば、隠れた所で見ておられるあなたの父が、あなたに報いてくださいます。」
終わりの祈り
父なる神よ、このあなたの声を聞くいにしえからの方法を、フレッシュなものとしてください。 「神の臨在を経験する」すべは長い間見捨てられていましたが、今それを教えてください。 私の魂を静め、父とあなたの尊い一人子イエス様をもっと知れるようにしてください。 聖霊様、私のうちに荒れ狂う嵐をしずめてください。あなたの言葉、御心、方法に私がぴったりと合うように、私を調整してください。主イエスの御名によって啓示の霊を求めます。主よ、あなたを知りたいです。あなたの御国のためにどうか教えてください。アーメン
この静まることについてのメッセージがあなたの魂が愛する方との交わりをもっとすばらしいものにするために役に立つと信じます。私自身もこれによって本当に助けられてきました。 静まることこそ啓示という卵を生み出す暖いベッドなのです!(終わり)
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