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Walk With God Ministries

10 8月

実を捜したヨシュアとカレブ  ビル ヨント   8月10日


実を探したヨシュアとカレブ

 ビル・ヨント


民数記13:20b 「あなたがたは勇気を出し、その地のくだものを取ってきなさい。」 その季節は初ぶどうの熟す頃であった。

スパイたちが約束の地に送られたのが、初ぶどうの熟す季節だったことは興味があります。12人のスパイ全員が、その土地の巨人にではなく果物に焦点をあてることを、主は望んでおられたのではないかと私は思います。ヨシュアとカレブも他のスパイたちと一緒に偵察をしていましたから、巨人がどれほど大きいか、町の城壁がどれほど高いかを彼らが話すのを、何度も聞かされたに違いありません。でもヨシュアとカレブはそのときに、「巨人がそんなに大きいならば、そこの果物もどんなにか大きいに違いない。」と考えたのではないでしょうか。二人は約束の地で果物を探すことだけに心を注いでいたのです。私たちは、自分が探すものを見つけるのです。そして、男二人が棒でかつがねばならぬほどの大きなぶどうの房を、エシュコルの谷から持ち帰ることができました。

巨人のいる異邦人の地を神は「乳と蜂蜜の流れる豊かな地」と呼ばれた


詩篇27:13 「ああ、私に、生ける者の地で主のいつくしみを見ることが信じられなかったなら。」

私たちが約束の地に入るためには、まず自分の国や政府、都市や私たちが顔を合わせるすべての人々の良いところを見なければなりません!ローマ4:17の言葉を使って、まだ現れていない良いところを、あたかも既にあるもののように呼び出さねばならない場合もあるでしょう。

ローマ2:4「人を悔い改めに導くのは神の慈愛です。」

神はあなたの悪いところではなく、良いところを見てくださっていることにお気づきでしょうか? 放蕩息子がまだ罪にまみれた姿で家に近づいて来たときに、父親は「私の息子が帰ってきた!」といいました。そのとき父親は息子の中に何を見ていたのか聞いてみてください。異邦人が立ち騒ぎ人々の罪が増し加わるのを見るとき、あなたの口からどんな言葉が出てくるかを十分に注意してください。イスラエル人が相続すべき地に入れなくしたのは、10人のスパイの口から出てきた否定的な言葉のせいでした!

今日の私たちもそれと同じです。もし自分たちの口の言葉で受け継ぐべきものを拒むことができるならば、同じように自分たちの口の言葉によって受け継ぐことも出来るのです!ですから、生けるものの地で良いものを見つけ、良いことについて話そうではありませんか!

ぶどうの「房」が約束の地に入る鍵

その後もヨシュアとカレブは、不信仰な「すっぱい」ぶどうたち(彼らはやがて荒野で干からびてレーズンになってしまいましたが)から離れることはなく、一緒に行動を続けました。神はずっと後になってから主のタイミングでジョシュアとカレブを彼らから切り離し、ついに二人は約束の地に入ったのですが、それまでは、二人はみんなと共に過ごし、その過程の中で将来のために必要な訓練を受けたのでした。

イザヤ65:8 「ぶどうのふさの中に甘い汁があるのを見れば、『それをそこなうな。その中に祝福があるから。』というように、わたしも、あなたのしもべたちのために、その全部を滅ぼさない。」

神は今、この地上に御国をたてるための総体的なヴィジョンを持っておられます。ですから、私たちはクリスチャンの房の中にとどまり、教会、すべての民族、すべての言葉、すべての国とつながってなければならないのです。なぜならば、神は一つのミニストリーとか一つの教会、一つのホーム・グループの中だけにとどまるにはあまりにも大きな方だからです。新しいぶどう酒はぶどう一粒、即ち一つのミニストリー、一つの教会、一つのヴィジョンだけでは出来ません。「房」につながっていなければ、あなたの人生もミニストリーも必ず干からびてしまいます。

神の手がぶどうの房を押しつぶす

あなたや私が連なっているこの巨大なぶどうの房を、神の手が押しつぶしているヴィジョンを私は見ました。私たちは、そのプレッシャーは敵からか、もしくは同じ房の中の他のぶどうから来ている、と初めは思ったのですが、そうではありませんでした。神の手がこの房をつぶして、最後の、即ち終末のリバイバルの魂の収穫のためにとっておいた最高級の新しいぶどう酒を造っておられるのを、私ははっきりと見えたのです。

ぶどうの房から神が新しいぶどう酒を造ろうとされるときは、すぐにそれと分かります。何故ならば あるぶどうの粒たちがぶつぶつ不平を言い出すからです。

隣のぶどうに告げよう

神の手がぶどうの房にプレッシャーをかけると、あるぶどうたちは「ああ、神様、あなたが私と一緒の房に入れたぶどうたちとはもうやっていけません。どうかここから私を出してください!」と叫び始めるのです。主は「そうしてあげるよ。でもわたしのやり方でね。もう少しそこで頑張りなさい!」と答えられます。更にもっとプレッシャーが加えられると、あるぶどうたちは「主よ、私の価値がここでは認められていません。私のすぐ周りにいるぶどうたちは、私があなたからいただいた賜物や召命や夢の実現を阻んでいます。私という人間が生かされていません!」と叫ぶのです。
主は「あなたの人生はわたしのスケジュール通りに進んでいますよ。あなたの皮が破れることは、わたしが今しようとしていることのためには絶対必要なのです。あなたが自分のいのちを失うならば、それをわたしのうちに見出すでしょう!」 このぶどうの房の中にいるもののほとんどが、神が何をされようとしているのかは全くわかっていませんでした。私たちの夢や計画、ミニストリーよりずっと偉大で私たちの理解を超えたことを、神はしようとされているのです。今はあなたの隣にいるぶどうに向かって「神の知恵はあなたや私の知恵よりまさっている!」と告げる時です。

国々の救いのための油注ぎはぶどうの房の上に

神の手がなおもぶどうの房を押しつぶすと、多くのぶどうは粉々につぶれました。そしてぶどうの汁が房から地上に滴ってきて、国々の偉大な魂の収穫のための新しいぶどう酒となったのです。〈終わり〉


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