09 10月
主人の本 坂 柚実子 10月8日
主人の本
主人は過去3年間、人から「今は何をしておられるのですか?」と聞かれると、「本を書いています。」と答えてきました。 本を書き上げる時間は、本の長さにもよるし、書き方にもよって千差万別でしょうから、みなさんその答えで一応納得していただきました。今回、とうとうそれが出版の運びとなりました。今月末には完成予定です。
この本は主人にとっては2冊目の著書となり、前作「主を見つめて待つ」が薄い本だったのに比べれば、これは「大作」なのでした。2年前に一度主人はこの本に関しては「できた!」と叫んだのですが、それからまた新しいことを学ばされたので、かなりの部分が書き直しとなりました。タイトルは「キリストの弟子」で、タイトルの上には英語で「The True Disciple of Christ」、下には副題の「教会の完成をめざして」が入ります。
私の役目は主人が書いたものを批評、批判するとともに、言葉使いや「てにをは」等を直すという非常に名誉ある(?)仕事でした。主人は私からの意見を神妙に聞いて、かなり素直にそれを考慮し、取り入れてくれました。娘にむかって主人は、「非常に苦しいことではあったが、お母さんの言うことを私は聞くようにしたんだよ。」と涙ながらに(大げさ)訴えていました。でも確かに、自分の書いたものを人に直されるというのは、プライドがあると、とても大変です。私のこの雑文でも、主人が直すとあまり気分はよくありません。ですから、私のささやかな意見をじっと聞いてくれた主人に、私はとても感謝していますよ、本当に。
私たちの仕事は、書いたり翻訳したりですので、どうしてもお互いにチェックしないと、誤字、脱字、勘違い、その他様々な間違いがあり、その点、二人で互いにサポートしあえるのは感謝なことです。(それでも、まだ間違いはあると思います。すみません。)
さて、私たちは10月11日から一ヶ月日本に出かけます。
ヘンリー・グルーバー先生の通訳は、今回も森章先生が大部分を担ってくださり、感謝です。 私たちは、グルーバー先生の通訳は主に東北地方を受け持ちますが、その他の日はグルーバー先生とは別行動で、夫婦でいくつかの教会に行かせていただきます。どうかグルーバー先生、森先生、そして、私たちの働きのためにお祈りくださいますようにお願いいたします。 (終わり)
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