25 7月
秋の来日予定
ホノルルの祈りの塔についてのより詳しいレポート
以下のメッセージはリバイバル新聞最近号に報道されたレポートの原文です。尚、写真は前回掲載したものとは違う新しいものです。坂 達也
エンド・オブ・ジ・アース・プレヤー・タワーの開所式
ホノルル市のダウンタウンにある37階建てのセンチュリー・スクエアー・ビル(住所1188 Bishop St. Honolulu)の最上階全フロアーが常設の「祈りの塔」として、去る6月28日に正式に発足した。この日、二百人余の参列者が集まり、盛大な開所式とその祝賀会が行われた。この祈りの塔は、ホノルルにあるベス・イスラエル・ジューイッシュ・ミニストリー・インターナショナル(代表ラビ・ダニエル・バーガス師、本部事務所は同ビル六階にある)が五年間の祈りの実として実現したもので、このビル屋上の中心部に同じビル内にあるクリスチャン・テレビ局ラ・シア放送のアンテナ鉄塔が立っており、その鉄塔階下の屋上はほとんど使われていなかったが、そのテレビ局とビルの持ち主の好意を得てその全フロアーが提供され、祈りの塔が実現したものだ。元々コンクリートのままであった床壁はきれいに塗装され、外側窓沿いに世界各国の旗が立てられている。


この祈りの塔が「エンド・オブ・ジ・アース・プレーヤー・タワー」と名付けられた由来は、ハワイがイスラエルから最も遠い地点の一つにあることから、使徒行伝一-八 「聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」の「地の果て」(の英文)を引用したものであると言う。
この開所式を中心に「預言的エルサレム・カンファレンス」が三日間に渡って開かれた。初日の夜、祈りの塔と関連して先ずヒルズデン牧師からエルサレムの祈りの塔が設立されたいきさつとその証が披露された。続いてバーガス師より、世界に広げる「祈りの塔のミニストリー」のビジョンが披露された。それによれば、ホノルルの次は来年コロンビアのカリ市に、その翌年には香港に祈りの塔が設置されると言う。会場では来賓として来たコロンビアからの代表者が紹介された。今回開設された祈りの塔は、ホノルル市内にある全クリスチャン教会に解放し、希望する教会に割り振って各教会が自由に、イスラエルとエルサレム、世界各国の救いのため、又、地元の人たちのために祈りを展開することが予定されている。その説明の後、「太平洋の真ん中にあって、存在としては全く微々たるこのハワイを神は終わりの時に今大きく用いようとされている」と力強く語るバーガス師は、この地において既に着々と実行に移されつつある将来の雄大な計画があることを披露した。
先ずオアフ島西南部に今二〇四エーカーの土地が与えられ、そこに州の協力を得て、地元の低所得者救済のための住宅開発とリハビリ福祉施設を建てると共に、環太平洋の諸国からクリスチャンが集まって利用できるカンファレンス場と宿泊施設、キャンプ場、学校等が建てられる構想があり、最初に二千人収容の礼拝集会堂の建設が予定されていると語った。そして、二〇一〇年秋には、世界中のクリスチャンとユダヤ人に呼び掛けて、ハワイで盛大に仮庵の祭りを祝う計画があることが発表された。これは迫り来る終末の時に、世界中のユダヤ人と異邦人を一つにする神のご計画の一端をハワイが受け持つという大きなビジョンである。
二日目は、開所式の後の祝賀会で、ラビ・バーガス師とその家系の歴史が紹介された。バーガス師はニューヨーク生まれのユダヤ系アメリカ人で、イスラエルで正式にラビの資格を取り、1981年以来ハワイに家族で移住してミニストリーを設立した。先祖はユダ族、ジャファの出身で、その後北部スペインに移住したと言う。十四世紀に至って、バーガス家の高い山の中の土地に十二弟子の一人であるヤコブの遺骸が埋められた墓があることが発見され、バーガス家の先祖がヤコブの墓を守って来たと言う劇的な話が披露された。

