03 6月
祈りの戦士 フランシス・フランジペン 6月3日
祈りの戦士
フランシス・フランジペン
イエスはいつでも祈るべきであり、失望してはいけないことを教えるために、譬え話をされました。(ルカ18:1−8)言葉を変えれば、もし祈っていなければ失望するであろう、ということです。私が祈ったことの多くは、答えを得るまでには忍耐し祈り続けることが必要でした。神は私が祈りをする時に、ただ祈りの答えを受けるだけではなく、もっと深い何かがそこから生まれてくることを望んでおられます。神は私がイエスのようになることを望んでおられるので、私の人格を形成する戦いを私のために用意してくださるのです。その戦いは私の回りの状況を最終的には変えるばかりではなく、まず最初に私を変えるのです。すべての真の祈りの戦士が発見したことはこれです。
祈りの戦士の姿を想像するとき、私たちは普通大叔母とか祖母を思い浮かべます。多分どの家族にもそのような人がいるでしょう。彼女らは水晶の玉を見て可愛いくて小さなジョニーの未来を見ようとしているのではなく、神の御座で祈りによって彼の将来を造っているのです。彼女らはまたメリーは大丈夫だろうかと心配するのではなく、祈りによって勝利を彼女のために勝ち取っているのです。彼女らにはハリーの飲酒の問題を嘆いている時間はありません。そうではなく、彼が解放されるように天国を激しく襲っているのです。
祈りの戦士とは、地上で最も恐ろしくて力があり、悪霊を追いかけ、世界を動かす人種なのです。真実彼らは神の子どもとして行動するのです! もし彼らが水晶の玉を見たらそれが爆発することでしょう。星占いの占いを見たらそれを叱責するでしょう。彼らは将来のことに関してあれこれ心配しません。なぜならば、彼らは神への信仰によって将来を造り出すことにあまりにも忙しいからです。
神は家族のために祈るようにと祈りの戦士を配属されます。私の父が主イエスを信じたときのことを覚えています。10年間、私と父が会うときは必ず神に関して知的な衝突をしていました。 ある日、父は神に敵対する議論で身を武装して家にやってきました。そして「もし神が本当にいるならば、どうして祈りにいつも答えてくれないのか?」と言いました。父は自分の立場は絶対負けないと感じていました。私はもう議論に疲れていました。それで私は違う部屋に入ってしばらく祈りました。「主よ、どうしても答えが必要ですから教えてください。」と。
父のところにもどると、父がこのラウンドは自分が勝ったと感じているのがわかりました。私は父をすごく、すごく愛しているのですが、彼にこう言いました。「祈りが聞かれなかったとお父さんが思う人たちのことはちょっと置いといてください。お父さん自身が祈りの答えなんですよ!家族みんなが毎日あなたのために祈っているから、あなたは今日生きているのですよ。」と。(父は大変太っていて、毎日タバコを一箱吸っていました。)私は続けました。「だから、ちょっと試してみましょう。お父さんは神は祈りを聞かれないと言うし、私たちは聞いてくださると言います。だから、一週間、私たちはあなたのために祈るのを止めますから、どうなるか見てみましょう。」
父があんなに青ざめたのを見たのは初めてでした。彼は母の方を見て、「お前、息子にそんなことをしないように言ってくれ。」といい、額に汗をたらして「わかった、お前に祈りを続けてもらうためにはどうしたらいいんだ?」と私に聞きました。
たった3分間のうちに、祈りを信じなかった父が祈りを続けてくれと懇願するように変ったのです。私は「お父さん、私が祈りを続ける唯一の方法は、お父さんが今すぐキリストにあなたの命を捧げることですよ。」と言いました。父はその時キリストを受け入れたのです。主は私の祈りに答えてくださいました。
祈りとは、私たちが敵と戦うために神の力にしっかり錨を下ろすことです。私たちはみんな祈りが聞かれることを知っています。私たちが救われたのは、誰かが私たちのために祈ってくれたからです!私たち自身が救われたという奇跡をみれば、神が他の人をも変えて下さるという確信を持つことができます。
ルカ21:36では、「しかし、あなたがたは、やがて起ころうとしているこれらすべてのことからのがれ、人の子の前に立つことができるように、いつも油断せずに祈っていなさい。」と言っています。聖書の「神の前に立つ」という言葉は常に、油注がれた権威を受け、任命される姿勢を表しています。エリヤもガブリエルも神の前に立ちました。全能なる方の従者として神の前に立つ者です。彼らが神の言葉を宣言するとき、それは遂行されます。
イエスはマタイ19:26で、「神にはどんなことでもできます。」と言われました。その旗のもとで、私たちは祈り、神を信じるのです。聖霊は私たちの内で常に取りなしをしていてくださいます。私たちが心を聖霊に開きさえすれば、祈りはおのずから口から出てきます。
今世界で起こっている重大な出来事を見てください。私たちが見るすべての問題は、私たちが祈りによってその状況に対する神の解決を解き放つように神は望んでおられるのです。神は何が間違っているかを示し、それが正されるためにはどう祈ればよいかを私たちに教えてくださるのです。どうして間違っていることを批判するためにエネルギーを使う必要があるでしょうか。私たちの祈りで、それを変えることができるのですから!
私たちのただ中におられる主は、力あるお方です。私たちは敵の要塞をも打ち壊す武器を持っています。自分は祈りができないと思うのをやめてください。それは地獄からの偽りです。あなたは祈りの戦士なのです!
あの大叔母さんやおばあさんも若かったころがあるのです。 あなたととても似ていたかもしれません。そして神が彼女らにまわりの問題を知らせたのかもしれません。主の恵みにより、彼女は裁かないで祈ろうと決心したのでしょう。最初はあまり力強くはなかったけれど、だんだんに強くなりました。さあ、こんどはあなたが家族や教会、あなたの町のために祈りの戦士になる決心をするときです!
祈りましょう。
「主イエス様、あなたは天の軍勢があなたには従っていると言われました。あなたの名は『神の言葉』です。ただあなたの言葉を信じるだけではなく、聖霊の力でそれを祈るように助けてください!あなたが私を祈りの戦士として召してくださったことをお受けします。あなたの恵みにより、とりなしの新しい油注ぎを受けます。アーメン!」(終わり)
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