2020年アメリカの大統領を含む上下議員の選挙のゆくえ WWGM 坂 達 也
2020年アメリカの大統領を
含む上下議員の選挙のゆくえ
WWGM 坂 達 也
今世界が注目する2020年のアメリカの大統領選挙の行方は、12月14日の選挙人認定の結果、ジョー・バイデン氏が必要な177人を確保しました。その結果、取り敢えずバイデン新大統領体制が正式に発足すると言うことで総てのことが進められています。
しかしご存知の通り、実際にはさらに混乱を深め、状況は複雑です。従って今言える確かなことは一つだけです。それは、今回のアメリカの選挙に関するすべてのことは、2021年1月20日の就任式までは何も正式には決まらない、すべて暫定的であると言うことです。
選出された 大統領elect については、新年1月6日にアメリカ上下両院の議会が正式に承認しなければなりません。であれば、この日は、折からの膨大な選挙違反、特に郵送による不在投票の結果をどう扱ったかが問われ、大きな問題となる可能性十分です。
それに加え、今回の上院議員選挙(定数100名)の結果では、民主・共和両党のどちらも、すぐには過半数に届かないことになり、最後の2議席が南部ジョーア州で、来年1月5日にその決選再投票が実施されます。ご存知の通り、アメリカでは上院で過半数を取ることが非常に重要です。そのため目下両党が、必至で選挙活動中です。
これに対してトランプ大統領は「今回の選挙では過去最大の選挙違反が行われた事実はあくまで追求する。しかし、各州で選ばれた選挙人が正式にバイデン氏を任命するならば、自分は一旦は退く。しかし一方で、トランプ大統領を支持した何千万の人たちが選挙違反によって反映されず、これに対する大きな国家的責任がある」として、バイデン氏の大統領就任の日(1月20日)にトランプ氏は出席せず、代わりに同じ日に、フロリダ州にてトランプ大統領の支持者との大集会を持つ意向があると、一度は報道されましたが、それが実現するかどうかは今の時点では定かではありません。
私はその明細をもっと詳しくご報告したいのですが、残念ながら誌面が足りません。しかし一つ明らかなことは、皆様がその詳細を知ったら驚きと憤慨で爆発されることだけは間違いないと思います。それ程ひどい選挙違反が堂々と行われたのです。
但し最も重要なことは、主ご自身は、この宇宙と地球上で起こる一切のことを有史以前から既に決めておられ、すべて、父、子、聖霊の御心通り(筋書き通り)にすべてのことが進展しているという厳粛な事実が「真実」であることです。
そこで私は、WWGM11月18日のメッセージの中で触れましたが、バイデン氏が次期大統領になっても、トランプ大統領はもう一期4年間大統領に戻れますから、2024年の選挙に出馬することを表明しました。しかし、もし選挙違反が認められた場合、早ければ来年、もしくは次の2022年の中間選挙で大統領に復帰できることも考えられます。
今回の選挙における膨大な不正行為
に対する訴訟はすべて却下された
その不正行為に対する抗議は次の三つの方法で提訴されました。
(一)トランプ大統領は、元ニューヨーク市長であったジュリア二氏(弁護士)を中心とする弁護士団によって、今回の選挙で、少なくとも五州において何百万票にものぼるトランプ支持票が違法手段で闇に葬られている事実を発見しました。そこで弁護団は、問題のある特定の4−5州を選び、それぞれの州の議会とその州の最高裁(国家の最高裁の下にそれぞれ従属する)を相手に、多くの違反の目撃者による個人証言という証拠を提出して訴訟を起こしたのです。しかし、どの州も、証拠内容が不足、あるいは違法行為が不十分という理由で5州への訴訟は全部却下されました。
(二)一方、トランプ大統領は配下で現職の司法長官ウイリアム・バー氏にも調査を命じましたが、これも同じように証拠不十分を理由に、長官はとりあえずの司法局の立ち入り調査を拒否しました。
但しバー司法長官は、トランプ大統領が当選した2016年の選挙の直後に起こった「ロシア疑惑」が、デモクラット側の選挙不正画策を隠蔽する目的のものであり、その確かな証拠の調査を目的とするSpecial Counse 委員会が既に設置されているので、その委員長 John Durham 氏に確かな最終的報告書を出すように改めて命令しました。しかもこの仕事に携わる委員を増員して、今回の選挙不正についても調査するように依頼したと言われます。尚FOX NEWSによれば、この委員会はバイデン大統領が自身の新な司法長官を選ぶとしても、既存の仕事の続行と言うことで、独立してその任務を続行できるといわれています。
(三)それと共に、トランプ側弁護チームとは全く別途に、4・5の州の共和党議員グループとか、あるいは個人が、今回の選挙に大きな不正が行われたことを、証拠と共に提議し、それぞれ個別に国の最高裁に苦情を訴えました。
それに加えて、テキサス州が、ペンシルベニア州を含む前述の5州が行った選挙のやり方において、それぞれの州が各自の州法に違反しているだけでなく、国家憲法違反の容疑があるとして最高裁に訴え出ました。するとそれに追従して、その他の一七州がテキサス州の提訴に呼応・賛同する表明をしましたから訴訟の輪は益々大きく広がっています。
しかし、これらの総ての提訴に対して、最高裁は介入する程の違反ではないという理由で、すべての不服陳情を却下しました。
(注:前にもご説明したようにアメリカは合衆国というだけあって、各州が独立した「小国の集まり」という意識が強く、これは日本の国と都道府県との関係とは基本的に違います。)
それに加え、今回の上院選挙(定数100名)の結果では、民主・共和両党のどちらも、すぐには過半数に届かない結果となり、最後の2議席が南部ジョージア州で、来年1月5日に決選再投票が実施されます。ご存知の通り、アメリカでは上院で過半数を取ることが非常に重要です。そのため目下各党が、メデイアと共に必至で選挙活動中です。
しかも、前代未聞とまで言われるこれ程の選挙違反が行われているにもかかわらず、上記三つの回答がそろいも揃って「見事に」認められないという事態に直面した時、私はハッと思ったのです。主はなぜ「この世の支配者である悪魔」にそこまでの悪行を許されたのか?しかもそれだけではありません。主は、実にタイミングよく2020年にコロナウイルスが世界を蔓延するという大きな「おまけ」まで付けられたのです。
正直なところ、コロナによるパンデミックがなければ、「選挙は投票日に、本人が投票場に行って投票する」という元来のやり方が行われた結果トランプ大統領の当選が決定していたと思います。ところが、パンデミックへの対応処置として、デモクラット側の誘導により、大量の「不在投票という郵便投票」が企画され、それを積極的に民衆に勧めたのです。元来、不在投票制度は、軍人とか身体の不自由な人の為に前からありましたが、その割合とか影響は僅少でした。
しかし今年の選挙では、どう頭を捻っても「主が意図的に悪魔に徹底的に選挙違反することを許された」としか考えられません。そこで私はふと思い付いたのです。
主は「神はわれわれに似るように、われわれのかたちに人を造ろう」(創世記1:27)とおっしゃって造られたように、私たち人間の心、人格と信仰が、今どこまで成熟したかを試されておられるのではないかと思ったのです。人間が本当に神に似るとは「神の愛を持って神を愛し、人間同士が真に隣人を愛し合っているか」どうかがテストされるーすなわち、パンデミックに恐れを感じたかどうかが試されるのです。それは1ヨハネ4:18に書かれている「愛には恐れがありません。全き愛は恐れを締め出します。・・・恐れるものの愛は全き者になっていないです。」の御ことばです。
特に終末の今の時代に生きる私たちは「・・・キリストが聖くあられるように、自分を聖くします。」でなければならない。この原語のアラム語の意味は、英語のPassion translation 訳によれば「我々が最終的にそうなる(デスティニーとして最初から造られている)姿が今顕れ出なければならない。それがキリストの清さ(輝くような聖さ)である。」というのです。
その為に神は敢えて終わりの時代に、この世をとことん悪くされるのであるという思いに達し、正直なところ私は逆に安心し、感銘さえしたのです。創世記2:2に「神は第七日目に、なさっていたすべての(創造の)わざを休まれた。」と書かれていますが、その意味はこの世をとことん悪くすれば、人間はもはや自分の力では何もできない。(恐れしかない)だからその時には、安心して全てを主に頼りなさい。主がすべてをして下さる。これ以外の生き方はない。これが「主に安息する」という意味であり、それが総ての人間にとって最高・最良の生き方であるのです。そのために私たちは、自分の十字架を毎日担って、主の後を追はなければなりません。
ジョー・バイデン一族と中国との関係・中国疑惑
コロナウイルスのことをトランプ大統領は皮肉った言い方でチャイナ・ウイルスと呼びます。なぜならコロナウイルスは中国の武漢市辺から世界に広がったからで、その主なる目的はアメリカを破壊するためであるとさえ言われ、それは全くの嘘ではありません。
中国は、アメリカを経済的にも武力的にも「最大の敵」と睨み、遅くとも2050年までには武力で追いつく目標を掲げていることは周知の事実です。そしてこの中国の前に立ちはだかるトランプ大統領こそが最大の敵・目の上のたんこぶであるのです。
そこで、ジョー・バイデン氏が次期大統領に就任することを最も望んでいるのは中国です。中国はトランプ大統領がバイデン氏に代わることをかなり前から画策し、バイデン氏、特に息子のハンター氏との間で金銭授与の「癒着関係」を作り上げて来ました。そのような親密な関係が築かれて以来、バイデン氏は来たるべき自分の政権要員に、オバマ大統領時代の要人を新国務長官に任命して中国を喜ばせ、まさに中国の望む「バイデン政権と中国の蜜月」の関係が目下急速に進んでいます。これは言うまでもなく、アメリカのみならず、世界にとっても大変由々しい事態です。
さて、バイデン次期大統領候補の兄弟と息子の問題がNY Post 誌に載って以来、大変な反響を呼んでいますが、特に息子のハンター・バイデン氏は、脱税容疑でFBI に起訴され、目下その調査が秘密裏に進展していると言われます。彼は元々はウクライナのナチュラル・ガス会社がハンター氏に父親ジョー・バイデン氏を紹介してくれたことを感謝し、何らかの金銭授与が行われたことから端を発しましたが、その確かな証拠を掴まれた後、今では中国からの高額の闇の金銭授与を受け取っていることが明るみに出ました。
それが分かると、メデイアは一斉に父親のジョー・バイデン氏に確かめる質問をしますが、彼は「私は一銭も受け取っていない。」「息子が何をしているかについて、息子と話したこともない。」「なぜなら私は息子を全面的に信用しているからだ。」としゃーしゃーと真顔で話します。副大統領時代には、国家の専用機に息子と自分の兄弟・家族を乗せて何度も海外に旅行をし、長時間、共に時間を過ごしたにもかかわらず、明らかな嘘を言うのです。多くの会話は公式に「記録されている事実」ですが、ジョー・バイデンという人がどれ程嘘をついて悪びれず平気な顔をするか、それでいて自分の言ったことを直ぐ忘れる。その物忘れは病気なのでしょう。本当に可哀そうな人です。しかし極論を言えば、彼の人間性は「悪魔の性質」そのものではないでしょうか。但し誤解していただきたくないことは、その性質こそ私たち人間の本性であり、従って私自身も彼を誹謗する資格はなく、むしろ我が身を振り返り反省しなければなりません。
一方中国は、かなり前からアメリカの技術を盗むために、かなりの数の留学生を含む工作員を送ってアメリカの議員、大学のインテリジェンス・ソース、医学施設、企業等で兵器開発の技術を含むあらゆる最新技術を盗む工作をして来たのです。それが最近明るみに出ました。ジョー・バイデン氏は、それがどれ程アメリカのために不利なことであるかが全く分かっていないようです。
しかし、この「人のよい」バイデン次期大統領を、ここまでのし上げたのが実はリベラルなメデイアです。彼らはデモクラット民主党と結託し、徹底して相互に都合のよいことだけを報道して来た結果、国民は完全にリベラルな大手メデイアに騙されています。しかしそれを許したのも神です。
ここで言えることは、息子のハンター・バイデンが中国から受理した相当の金額の脱税が確定すれば、当然父親のジョー・バイデン氏も相当額を受け取っていることが発覚していますから同罪になるでしょう。そうなれば、たとえ正式に彼が大統に選ばれたとしても大問題になると考えられます。
それを言えば、今回の選挙不正は最たるものですが、実のところ選挙不正は今に始まったことではなく、特に最近の二〇一六年の選挙の際に画策した、前述の「ロシア疑惑」は、デモクラット側が謀った「選挙不正から国民の目を逸らすための政治的画策」であり、未だに確かな証拠が出て来てないのです。
しかし、神の狙いは、この際「ロシア疑惑」に関連させて、既に設置されているSpecial Counse 委員会(委員長 John Durham 氏)に委員を増員させ、ロシア疑惑以降の悪事の一切を黒幕として画策して来た、最近の過去の政府高官たちを一網打尽に捉え、この際一切の不正を暴き出すことにあると私には思います。場合によっては、オバマ大統領の副大統領として、何らかのスキャンダルに関連した不正容疑がバイデン氏に及ばないとは限りません。
その理由を申し上げれば、アメリカは「神が建てられた国」であるからです。そうであれば、立憲共和国としてアメリカ政府は、神と国民に対して「身を糺す」べく、一切の不正を摘発して、悔い改めに導くことが当然であると、主はお考えになっておられると言う気がしてなりません。それだけではありません。
主は、US大統領がイスラエルを保護することを
デスティニーとして予定しておられる
トランプ大統領はイスラエルとの関係を他の多くの大統領(特に反イスラエルが鮮明であったオバマ大統領政権)とは違って、先ず二〇一八年にイランとの核条約から脱退し、その後に約束通りアメリカ大使館をエルサレムに移しました。
これはクリスチャンとしての私個人の意見としてご理解いただいて結構ですが、この押し迫る終末の時代に、極論をいえば、主はイスラエルを保護するためにトランプ大統領を立てたと私は信じます。そうであれば、既にアラブ側に友好を示すバイデン氏が大統領になることを主は決して望んではいないはずです。
そうであれば主はこの際、もう一期4年間のトランプ大統領再選を予定されていますから、それが2016−24年の2期続けてであるか、あるいは1期飛んで、2024−28に再選するかのどちらかです。一期飛ぶ場合は、バイデン氏が2020ー24を1期務めることになります。それはそうなることによって、バイデン政権が国内では極右社会主義リベラルを抑えきれないゆえに、アメリカ国民がどれ程苦しまねばならないかを経験させる。そして国外では、世界を相手にしてトランプ大統領のようなリーダーシップが取れない場合に、世界経済と外の社会主義者たち(中国、ロシヤ、イラン系アラブ)の台頭を益々助成することになり、世界中が大混乱を起こします。バイデン政権によりこの両方が急速に進むことを敢えて主は覚悟しておられる。しかし2024年以降はトランプ大統領の復活により彼の外交趣旨が徹底して行われ、2028年以降も同じように「最後までイスラエルは守られる」という有史以前からのご計画が完遂されると信じます。
また、いずれにしても、以前からリック・ジョイナー師の預言の通り、アメリカ国内で第2の南北戦争並みの市民戦争(内乱)が起きることは避けられないとします。そこで、もしトランプ大統領が続いて2期目を務めるとなると、それこそ極右分子が承知せず、まさに市民戦争勃発という大きな犠牲を覚悟しなければならないかもしれません。それよりも一度短いバイデン政権が誕生すれば、内乱的被害は取り敢えず少ない可能性はあると考えられます。
しかしいずれにしても次期大統領に決まったバイデン氏は、中国との癒着、金銭の受理と脱税容疑が決まれば、大問題になります。それに加え、トランプ大統領が主張する選挙不正がもっと大きい問題として取り上げられ、最高裁も関与せざるを得なくなる可能性も十分にあります。下手をすれば早ければ、1月6日の上下院で物言いが付き、大統領に承認されない事態となる可能性は、第一関門として十分あるのではないでしょうか。
世界はいよいよ最後の大リバイバルを迎える
最後に、主がこの世の闇の支配者である悪魔に全面的に闇の力を発揮させる理由の一つは、そうした中でこそ、主は「霊的大覚睡 awakening 」を起こされ、それによって最後の大リバイバルが世界中で起こり始めるのではないでしょうか。その為に霊的訓練を受けつつある「真のキリストの教会」である私たちに、主は言われます。
「イエスは近づいて来て、彼らにこう言われた。わたしには天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。それゆえ、あなた方は行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」(マタイ28:18−20)
皆さん、いよいよその時が迫って来ました。私たちの任務は、主の命令に従って外に出て行くか、あるいは、日本の国を羊の国にすることです。皆さん、その為の霊の準備は整いましたか。
最後にお願いがあります。ぜひとも引き続きトランプ大統領のためにお祈りください。(終わり)