Archive for 11月, 2012:
25 11月
今回のアメリカ大統領選挙の結果は何を意味するのか(2)
前回のボブ・ジョーンズ師とリック・ジョイナー師の話しに続いて、今回はゴッドTV主幹の一人ウエンディー・アレック師が、選挙後六日経った2012年11月12日に、主から受けた預言的言葉を発表しておりますのでそれをご報告します。
オバマ大統領に関する預言 ウエンディー・アレック
私は主が言われるのを下記のように感知した。今は(やっていることをすべて)ストップする時である。わたしの人たち(クリスチャン)が完全に方向転換する時である。祈る時である。わたしの人々、わたしの教会がこの国を挙げて立ち上がり、又世界中の国々が立ち上がって祈る時である。オバマ大統領のために熱心に祈れ。アメリカ政府のために。そしてホワイトハウスのために熱心に祈る時が来た。
ホワイトハウスに変革を見る―その政策がトランスフォーメーションする時が来た。
そして、わたしの手によってこの変革が起こされる、と主は言われる。
主は言われる、わたしの手は押さえられていた。わたしの人々が背くことによってわたしの手は押さえられた。わたしの御座には多くの祈りが祈られているが、この(アメリカ)政府に対する祈りがない。
わたしの愛する息子、娘たちに言う。あなたがたはこの政府のための祈りに立ち上がりなさい。この国の大統領であり、夫であり、民の父であるこの人のための祈りに立ち上がりなさい。
そうすればわたしの手は再び自由になり、ホワイトハウス、政府、権力の座にいる大統領の上に働くことが出来る。あなたがたが昼に夜に、この人に知恵が与えられるよに祈りの声をわたしの御座に向かってささげる時、その瞬間から、わたしは彼に知恵を解き放ち、又啓示を与えよう。
その瞬間に―彼の目は今まで見えなかった肉の領域、そして霊の領域のものに目が開かれるであろう。 わたしはわたしの霊をホワイトハウスの上に注ごう。
そしてわたしはわたしの霊を議会(国会議員)の上に注ぐ。政府の上に注ぐ。―そうすれば今までの険悪な状況が柔らぎ、大きく二分された両派に歩み寄りと協調が始まる。最初にわたしの霊が個人に注がれ、和解の霊が議事堂を充たす。その隔ての壁は崩れ落ちる。
共和党と民主党との間にあった不和・仲たがいが癒され始める。議会とイスラエルの間にあった仲たがい、オバマ大統領とナタニヤーフ首相の間の不和にも癒しが始まる。
イザベルの霊をホワイトハウスから、議会から、根こそぎ追放する。
要職にあるある人たちは、高い権威の地位にある人ですら、わたしがそのポジションから取り除き、わたしの選び指名する人と入れ替える。
そのためにわたしはクロス王を遣わして用い、わたしの声を聞き、わたしの顔を求める多くのマリヤが出るであろう。
しかし主よ、どのようにしてそれがなされますか?(と私は聞いた。)
子どもたち、わたしは共和党員でもなく民主党員でもない。わたしは神である。人の心はわたしの手中にないであろうか?わたしは王たちの心を動かして来なかっただろうか?わたしの愛する息子、娘たち、あなたがたはこの国の大統領のために熱心に祈りなさい。わたしはそれを待っている。
あなたたちが真剣に祈り始めたら、その日、その時から、状況の変化とシフトを見始めるであろう。人々が取り去られ、替わりの人々が地位に着く。
わたしは夜のうちにバラク・オバマに知恵を注ぎ、わたしのやり方を示す、わたしの声を聞く。
わたしは彼の鼻に鉤をつけ、イスラエルに向けさせる。石のような心に水をかけ、わたしの聖霊という目薬で彼の目を洗いきよめる。
イザベルの同じ霊が前の4年間、彼の手を麻痺させ、彼の目を見えないようにし、耳を塞いでいたが、次の4年間はその時が終わり、貧しく、弱く、どうすることも出来ない人たちを助けるチャンピオンに彼をわたしが引き上げる。それは彼自身がそうするのではなく、わたしがすべてをするからだ。・・・
わたしはわたしの心に従い、わたしの思うところを彼に語ることの出来る人たちを彼に付ける。その声に従って大統領は、多くの問題点を公に知られないうちに静かに正しく取り扱うようになる。
わたしは彼の背中に鋼の棒を入れるので、彼はまっすぐ立つようになる。又わたしは経済問題に関する知恵を彼に授ける。
批判する者、反対する者も出て来よう。しかしわたしの人々、わたしの教会(キリストに従う者)が、彼を忠実にわたしの前に立つようにする。
わたしは彼に、中東問題を取り扱う知恵を授ける。そしてイスラエルに対しての知恵も。わたしは預言者を送り、エルサレムに関する知恵、イランに対して、又、アフガニスタンに対して、中国に対しての知恵を与える。
今期(再選後の4年間)彼の上に新しいマントを覆い着せる。それは知恵と、能力と、力のマントである。
新しい日(時代)がやって来る。そしてアメリカ中の人たちが、この人が前と同じオバマであることを疑うほどに新しくされた大統領が(誕生する)。それはわたしが神であるからだ。
(預言終り)
訳者注:
以上の預言の後、アレック師は、先ずクリスチャンの教会に対して、一致したとりなしの祈りの無さと、冷ややかな批判の態度を取り続けて来たことに、どれ程父なる神が嘆いておられるかを強く訴えます。そしてわたしたちが先ずそれを悔い改めて、ひざまずき赦しを乞い、再選された大統領のために祈ることを要請します。
その後で、アレック師はオバマ大統領とアメリカ政府に対する熱心な祈りをささげました。その内容は預言とほぼ同じ(主の御心に添ったもの)なのでここでは省きます。
(以上 坂 達也)
19 11月
今回のアメリカ大統領選挙の結果は何を意味するのか
ボッブ・ジョーンズ、 リック・ジョイナー
11月6日に行なわれたアメリカの大統領選挙について、先ずボブ・ジョーンズ師とリック・ジョイナー師の意見をお伝えしたいと思います。
下記の会話は、選挙から一週間経った11月13日夜に、モーニングスターミニストリーにおいて、このミニストリーを支えて来たパートナーだけに向けて放送した、「ボブ・ジョーンズ師とリック・ジョイナー師を囲むインタービュー座談会」における両師の発言を要約したものです。(坂 達也)
リック師「私は、多くの人がそう信じたように、ロムニー氏が大差で勝つと思っていました。
ボブ師「私もそう思っていました。」
リック師「それは主からの言葉を頂いていたからではなく、自分の思いでそう信じていました。その予想は全く外れました。そこで私たちは、どうしてそうなったのか、何が起ったのかをこの際しっかり理解する必要があると思います。(意外な結果という意味で)今回の選挙ほどクリスチャンに衝撃を与え、目を覚まさせた事は今までになかったと思います。
今回の選挙では、今までにないことが起りました。それは同性結婚が多くの州で、投票により正式に認められたことです。今までは自分が推薦する人が選ばれれば、その人に任せておられたのですが、今や、クリスチャン国アメリカとしてのファイヤーウオールの壁がここまで破られては、もう、代わりの人間を立てる等の人間業での打つ手は尽き、ついに来るところまで来た――今となっては神のリバイバルに頼るしか道はありません。」
ボブ師「私はアメリカは選択肢があったと信じますが、間違った選択をしてしまった。主は私に『モルモン教徒の大統領をどう思うか』と聞かれた時に私は次の大統領はロムニーであると主が示峻されたと思ったのですが、そう受け取ったのは私の間違いでした。この国には違った考えのグループが多数存在しますが、国としては間違った投票をしてしまったのです。アメリカ北東部の州のすべてが同性結婚を多数決で認めたので、神から大変な祝福(皮肉な意味で)を受けました。(これらの州は皆ハリケーン・サンデイーに見舞われたことを指す)それだけではなく、これらの州はこの冬もっと激しい雨、氷、雪の嵐に見舞われるでしょう。あなたはご自分の違った意見を言われるでしょうが、私にとっては、これは神の『裁き』であると申し上げたい。」
リック師「『神はもはや裁きをなさらない』と言う人がおりますが、それは全くおかしい。黙示録全体が神の裁きではないですか。そのような馬鹿げたことをかなり有名な方でさえ言っておりますが、神が裁きをされないという考えは全く馬鹿げています。」
ボブ師「今は偽預言者によって真実でない預言も多くなされています。今こそ真理の霊が必要な時です。・・・・私が受けた幻によれば2016年に二つの月moonが現れ、未だかってなかったような大変な変革(チェンジ)が起こり、前代未問の揺さぶりが起ります。」
リック師「さて聖書によれば、再選されたオバマ大統領は間違いなく『悪い者、邪悪な人wicked』です。(ここでボッブ師が「そうです」と合槌を打つ。)聖書に書かれている『よこしまなこと、邪悪なこと』を推進し実現させています。そのような人を私たちは(クリスチャンも含んで)投票したのです。国として、正義の側に付く替わりに悪の側に付くことを選んだのです。神は宇宙のすべてを造られ、すべてを支配しておられますが、こと地球に関しては、人間が支配するように人間に任されました。そこで私たちは選挙で自分の選択する人に投票します。しかし一方で、神は私たち人間に、上に立つリーダーのために祈りなさいと命令されております。それはよいリーダーに限らず、悪いリーダーのためにも、つまり、よくても悪くてもリーダーのために祈れと言われているのです。
ですから私は、私たちの大統領のために、今まで以上に祈ることを心に堅く決心しました。多くの方が今回の選挙前に40日間の断食祈祷をしましたが、選挙が終わった今こそ40日間の断食祈祷が必要であると信じます。私たちの大統領は私たちの国を弱くし、滅ぼそうとさえしています。彼は明らかに邪悪な人です。但しそれはあくまで聖書的にそうであると言っているのであって、この世的な解釈ではないことに注意して下さい。それを言えば私たちは皆「邪悪な人」です。(笑い)しかし神はそのような悪い人を愛されているのです。私たちは今、もう解決方法がない程に経済的、貨幣的に行き詰まり、破滅への道を走っています。その時に立っているのが、もう再選を考えないですむ、もう誰に、政党とか政治的にどうなるかを気兼ねすることもない、自分の思い通りのことが出来る二期目のオバマ大統領です。
その彼が、神から啓示を受け、ソロモン王のような知恵と、勇気と、油注ぎを受けて、真実・真理を愛してそれに従う人間になったとすればどうでしょうか。これからの四年間にそのような彼が、今まで悪くなって来たすべてのものを元に戻すことは出来るはずです。私はそれを祈ることにしました。神は彼にいつでも夢、幻を与えることが出来る方です。ですから、今こそオバマ大統領に反対するのではなく、彼のために祈ろうではありませんか。経済政策専門のガイトナー長官ですら、解決策が見えなくて一時は辞任を希望しました。そんな事態に至った今、立場的に神が用いる人としてオバマ大統領以上の適任者はいないと思います。
オバマ大統領が心から悔い改め、聖霊を受けるように祈って下さい。彼こそが、私たちが今まで一生懸命祈って来た神からの答えであるかも知れないのです。ここで私たちがそのように祈れば、ロムニー氏が出来ないことを、主によって、彼が出来得るのです。信仰とは結果を信じること以上に、神ご自身を信じることです。この際選挙結果がどうであれ、私は神を信頼します。決してアメリカを見放したり諦めてはいません。確かにアメリカにはこれからもっと厳しい神の裁きが来るでしょう。しかし裁きは神が私たちを愛するから来るのです。神の裁きは先ず教会に来ます。それは神が教会を愛しておられるからです。
私は選挙の結果を見て、本当に落胆し落ち込みました。私たちがこんなに祈り求めたのにという思いがあったからです。そうした中で、主からの啓示がありました。『これがわたしのあなた方の祈りに対する答えだ。あなたがたの祈りを決して忘れた訳ではない。こうすることによって教会を本当に(愕然と)目覚めさせ、わたしの仕事に真剣に打ち込ませることが出来る。』と。
オバマ大統領は選挙を、信じられないような努力で、足で駆け回るground gameで勝ちました。共和党は教会のサポート無しには対抗できない。保守派もクリスチャン(教会)のサポートなしには対抗できないのです。
私はこのオバマ大統領が救われ改心することを祈ります。彼は歴代で最悪の大統領です。しかしその彼は、次の四年間でアメリカ歴代の最も偉大な大統領になれると信じます。それが彼のデスティニーであると、彼のために私は祈っています。今回の選挙ではかなり大きな人数、何百万人ものエバンジェリカル・クリスチャンが投票しませんでした。あるいはロムニー氏がモルモン教徒であることが原因であったかもしれませんが、神はクリスチャンが持つ偏見(モルモニズムとかそれに類する課題)に今回チャレンジしました。それ故に主は、ボブにモルモン教の大統領の可能性を訊ねたのであると言う気がします。
私は今非常に励まされています。今までにこれほど励まされたことはありませんでした。ですから、私たちは祈りの戦いを続行し、益々戦うべきです。」
ボブ師「一つはっきりしていることがあります。それはリックが既に言いましたが、この際私たちはうぬぼれから来る「人を見下すこと」を捨てるべきです。そのようなうぬぼれ的偏見を持つ人はクリスチャンとしての鋭い切れ味を失うし、人を赦せなくなります。教会は今こそ毅然とした見識を示す時です。」
リック師「私たちは主からのめぐみの力を受けていますが、オバマ大統領は未だ受けていないと思います。従って神の憐れみと力を受ければ彼は一変するでしょう。私は期待し、その可能性を考える時、興奮を抑えることが出来ません。」(来週に続く)
15 11月
クリスチャン人生の第一の目標
フランシス・フランジペン
私たちのこの教会には3つの基本的な土台があります。
一つは、ここは祈りの場所であることであり、二つ目は、祈りの心を持つことです。祈りとは神の裁きと神の憐れみの裂け目に立つことです。神の憐れみが神の裁きに勝利することが私たちのゴールであり、祈りの目的です。そして三つ目は、イエスの柔和さ、謙遜さに達することです。これは到達したかどうかが分かりにくいものです。というのは「私はイエスと同じように謙遜になった。」と思った途端に謙遜ではなくなるからです。(笑) 「神は私が予定していたよりももっと私をへりくだらせた。」と言った人がいました。私たちがへりくだりのある地点まで到達した時、神はもっと私たちをへりくだらせる出来事を用意されるのです。これが真理であることを皆さんはお分かりでしょう。
そしてこの教会の一番のヴィジョンは、私たちがキリストに似た者になるということです。私たちがキリストに似ていなければ、教会の目的は失われます。神は私たちの古い性質を制御する「宗教」をくださったのではなく、「新しい性質」をくださったのです。イエスのいのちそのもの、新しいいのちをくださったのです。パウロは「私はキリストと共に十字架につけられました。もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。(ガラテヤ2:20)」と言いました。キリストがあなたのうちに生きておられるかどうかは、あなたの信仰のテストです。私たちの教会のすべてのプログラム、活動、ヴィジョン、訓練、教育等の目的は、私たちの中にキリストを解き放つことです。すべてのことはキリストが私たちを通して生きてくださるようになるためです。キリストの霊を解放して、私たちの人生の思い、考え、愛、信仰、そのすべてを支配していただくことです。それだけが私たちの教会がどれだけ成功しているかの計りなのです。何人の人がキリストに似た者になるかが成功の計りです。何人が教会に来ているかではなく、何人がキリストのようになっているかです。
真のリバイバルの証拠とは、私たちがどのように倒れるか、飛び跳ねるか、床を転げ回るかではないのです。そのようなことはあまり意味がありません。大切なのは、教会の建物を出た時にあなたがどれほどキリストに似た者になっているか、です。その時、あなたが真にリバイブされたかどうかが分かるのです。リバイブされたのはイエスのいのちだからです。それこそが私たちのいのちです。私たちのうちのイエスをリバイブさせ、主にすべてを明け渡すのです。これこそが私たちが持つべき唯一の目標であり、そのゴールにむかって焦点を合わせるとき、それによって私たちの人生の他のすべてのゴールは達成されます。
パウロはピリピ3章の中で、人生のゴールについて述べています。彼にとってそれは「私の主であるキリスト・イエスを知る事」であり、「キリストのようにされる事」でした。パウロは多くの書簡を書いたり教会をつくったりしましたが、そのような活動が彼のプライオリティーではありませんでした。彼の唯一の情熱はキリストを知る事に注がれたのです。
彼は「犬に気をつけてください。」と言っています。即ち「悪い働き人、肉体だけの割礼の者」を警戒せよと言っています。犬好きの方もおられると思いますが、一世紀の犬というのは、今のような可愛いペットではなく、ゴミをあさっている動物でした。エルサレムにあった12の門のうちの一つはゴミの門でその外ではあらゆるゴミが燃やされていました。犬はそのようなゴミをあさって生きていたのです。あるクリスチャンたちは、ただゴミくずだけを食べて生きています。臭いをかぎ回って悪くなっているか、腐っているかどうか調べまわり、不完全なものをかぎ回ります。誰かの失敗、何かの失敗を捜し回ります。そしてそれを食べて生きているのです。パウロはそのような「犬」に警戒せよと言っているのです。そのようなクリスチャンになってはなりません。
神様はもっと良い物をあなたのために用意していてくださいます。神は「宗教」をくださったのではなく、イエス・キリストとの真の交わりをくださったのです。パウロはそれを情熱をもって追い求めていたのです。彼はパリサイ人の中のパリサイ人、ベニヤミンの家系、律法に関しては熱心で落ち度がありませんでした。しかし、彼はこのようなことはキリストを知ることの素晴らしさにくらべれば損であると言っています。キリストを知りたいというパウロの情熱は、パウロを神の約束を成就させることへと駆り立てました。
キリストを知りキリストのようになることなしに神からの約束を成就できると思うならば、それは間違いです。私たちの人生の第一のプライオリティーが「キリストに似た者となること」になるまでは、神からの私たちへの約束の成就は引き延ばされます。教会のゴールはただ人数ではありません。キリストの弟子を作るのがゴールです。イエスは「弟子は師にまさるものではないが、良く訓練されれば師(即ちイエス)のようになれる」と言われました。キリストを知り、キリストに似た者となること、これこそがこの教会のゴールです。私たちはイエスを顕すために造られたのであり、そのために教会に集っているのです。
もしあなたが今日これを本気で願うならば、もしあなたが今日神にむかって「私はイエスのようになりたいです!」と叫ぶならば、イエスのご性質があなたの人生にあらわれるようになるのです。あなたが若くても年老いていても、男性でも女性でも、あなたの人生のすべての面において主イエスはあなたを通して顕れ出てくださるのです。そしてイエスご自身の本質を顕してくださいます。
あなたが真剣にこのことを求める時、主にむかって「主よ、求めます。そうなりたいです。」と祈るならば、神はあなたが主イエスのようにならねばならない状況の中にあなたをおかれます。私たちは言うのです、「主よ、私はあなたが嵐の中におられた時のように強くなりたいです....でも嵐ぬきでお願いします。」「 あなたのように人々を愛したいのです....でもあなたのように愛する事をすでに学んだ人たちの中でにしてください」「あなたのように水の上を歩きたいです....アイオア州で一月に。(これは誰でもできるのです、寒くて水は氷になっていますから。もし7月に歩けたら大したものですが)」(笑)
私たちの目標はイエスのようになることです。このことを真心から真剣に願うことです。そちらにむかって歩き始めることです。イエスのようでない部分を自分でそぎ落としていくのです。そのようにしていくときに(これは前もって警告しておきますが)いろいろな戦いが起こってきます。神はあなたをもっと高いレベルに引き上げるために、いろいろな戦いを用意されます。そしてあなたに油を注ぎその戦いに勝利できるようにしてくださいます。それはあなたがイエスのようになるのを阻んでいるものとの戦いであり、神によってあなたのために戦略的に用意されるのです。その戦いの中で私たちは正しい道をえらびとって行かねばなりません。私たちはまず教会という安全な場所で正しい決断をすることを学び、次には厳しい社会の中でも正しい決断ができるようにされていくのです。それによって私たちの人格は形成されていき、キリストに似た者へと変えられていくのです。(説教からの抜粋)(終り)
14 11月
ヨエル・ローゼンバーグ氏からの緊急報告(11月14日)
ハマス軍のトップ司令官がイスラエルの爆撃によって殺されたことは、既に一般のニュースでご存知と思いますが、現在イスラエルに滞在しているローゼンバーグ氏はそれを受けて、次の8点を現況として報告しています。(坂 達也)
以下はローゼンバーグ師からのものです。
1)1973年のヨム・キッパー戦争以来初めてシリヤとイスラエルが交戦状態に入った。
2)先週土曜日(11月10日)以来、160以上のロケット弾がイランが背後にいるガ
ザ地区のパレスチナ・テロリスト軍からイスラエルに向けて発砲された。それにより
40人以上のイスラエル人が傷を負った。
3)エジプトからの圧力により、ハマスはこの24時間中はロケット発射をかなり控えて
来たが、シナイ半島にいるテロリストから本日4発のロケット弾が南イスラエルに打
ち込まれた。
4)先刻ハマス軍のトップ司令官が殺されたニュースが入ったが、その報復として、ガザ
地区からの激しいロケット弾打ち込みが再開されることが予想される。
5)一方ガザ地区支配を失ったパレスチナの指導者たちは、国家としての一方的独立を宣
言する方向に動き出し、この11月29日に予定されている国連総会でそれが認めら
れることを要求している。この一方的な独立国宣言をすることは、PLOとイスラエル
両国間で同意・調印したオスロ条約に違反する。
6)オバマ政府はパレスチナのアバス会長に一方的宣言をしないように圧力をかけ、オバ
マ大統領は個人的にアバス氏に電話で要請した。
7)あるメディヤ筋によれば、もし一方的独立をパレスチナが宣言するような事態になれ
ば、イスラエルはアバス氏をトップの座から引き下ろすと警告していると言う。
8)もしこれらの一連のニュースが緊急事態ではないとすれば、もう一つ重要なニュース
がある。それは今週予定されている新しいIAEAの報告によれば、イランは現在地下
深いところに設けられたFordow原子力施設で原子爆弾開発に順調な進展が見られて
おり、そこでは既にウラニュウム濃度を2700までcentrifuges遠心分離出来てい
ると言われる。(ローゼンバーグ師の報告は以上です)
ローゼンバーグ師は、上記の事態から、世界で今最も危険な関係にあるイランとイスラエル間で、イランは既にイスラエルに対して事実上宣戦布告をしている状態にあり、イスラエルのナタニヤーフ首相が、近々に、イランに対してフルスケールの戦争に入る可能性が充分にある。そうなれば中近東全体に火が付く可能性を後書きのコメントに書いております。
以上は師が今朝イスラエルから発信した、師のニュースレターFLASH TRAFFIC から要約して訳したものです。(坂 達也)
07 11月
アメリカの大統領選挙が終わって
坂 達也
今回の選挙は、多くの人が言うようにアメリカ史上始まって以来最も重要な大統領選挙の一つであったと思います。そして昨日投票前の予想では、非常に接戦でどちらになっても全くおかしくない状況でした。
私は今回の選挙を出来るだけ冷静に見守って来ましたが、下記の理由から心情的にはロムニー氏が当選するのを強く願っていることを自覚しながらも、どう祈るべきかについては色々な思いがありました。
1.オバマ大統領はクリスチャン信仰を持っていないことが、今までの4年間で明らかになった。彼自身は表立ってではないにしても、明らかなクリスチャンの迫害に通じる反キリスト的政策をゆるして来た。又、自分はアメリカ合衆国のための大統領でありながら、アメリカ人の人権と自由を守る建国の精神をうたった憲法を擁護する自覚が薄いことも明らかになった。そして多くのうそを平気で言う。
2.一方ロムニー氏はモルモン教徒で、キリスト教会から見れば異端。しかしモラル的には現在のアメリカの多くのクリスチャンに比べて、より保守的で聖書的である。又、アメリカ憲法をはっきり擁護する立場を取る「愛国精神」の強い人であり、人間的に信用度は高い。
以上の点から、私は宗教の立場は別にして、国家の長としての適格性と責任感を持ち、ビジネスの経験を持つ点でロムニー氏がオバマ氏よりより適任者であると判断しました。
私は正直に主に私の気持ちをお伝えし「真理・真実を愛し尊重する」人が選ばれることをお祈りして来ました。しかし、一方で主が私たちには考えられないようなすばらしいご計画をお持ちであることを強く感じておりましたので、いつも以上に「主の御心がなされる」ことを強調したお祈りをしました。
昨夜 私は開票結果が夜通し報道されるのをいつものようにテレビで見るのを避けてベッドに入りましたが、気持ちとしては、もしかしてロムニーが勝つことへの楽観的な思いがよぎる中で、私の霊が悲しんでいるのを強く感じ、オバマ再選が間違いないことを知っておりました。まんじりともしない悲痛な思いで夜明けをむかえました。
私は、多くの真摯なクリスチャンが祈って来たにもかかわらず、主がオバマ再選をゆるされたのですから、主はもっと抜本的にアメリカを救うご計画をお持ちであると信じます。
そのために主は、今回は敢えて介入しないで、むしろアメリカ国民の総意が何であるかを国民に知らせ、特にクリスチャンが先ず悔い改めることを望んでおられるのではないかと言う思いを持っております。
「悔い改め」と言えば、今回選挙の直前に、巨大なハリケーン・サンデイーが当地ニューヨークを含むアメリカ北東部沿岸を襲い、多大の被害が起きました。そして一週間後の選挙の翌日に、今もう一つの嵐に襲われている最中です。私は今、窓からみぞれ混じりの強い暴風雨が横殴りに叩き付けてくるのが見えます。選挙の前後に災難が二度もアメリカのウォール街を襲い、証券取引が二日間休みとなる前代未問の災害に見舞われる―これは神からの裁きではないかといぶかる人もあるいは大勢いるかと思います。
災害が降り掛かってくることは必ずしも神からの裁きのしるしではありません。しかし、ルカ13:1-4で、イエスは二つの例をとって、災難を受けた人はそれだけ罪深いからではない、と言われた後に「あなたがたも悔い改めないなら、みな同じように滅びます。」と同じことばを二度繰り返して言われていることに私は注目します。
少なくとも今回の選挙に関して、主はアメリカ国民に「悔い改め」が必要であることを強調しておられると信じます。
しかもそれは、アメリカのクリスチャンに対してであると信じて疑いません。ご存知と思いますが、アメリカの人口の少なくとも60%以上が一応クリスチャンと言うことになっています。もしそうなら、明らかに反キリスト反クリスチャンの大統領を再選させてよいものでしょうか。勿論、対抗馬のロムニー氏がモルモン教徒であるからと言う言い訳があるかもしれませんが、モルモン教徒に関しては先々週ご報告したボブ・ジョーンズ師と、リック・ジョイナー師の話の中に出てくる主の預言をご覧下さい。本当に今回の選挙は、今のアメリカのクリスチャンの実体そのものが問われる重要なテストであったと思います。
終りの時代には惑わしが多く起こることと、不法がはびこり愛が冷えることがマタイ24章に書かれていますが、今のアメリカはまさにそれが顕著になって来ました。神はイザヤ書60:2の「見よ。やみが地をおおい、暗闇が諸国の民をおおっている。しかし、あなたの上には主が輝き、その栄光があなたの上に現れる。・・・」ことを計画しておられ、そのご計画は少なくともアメリカにおいては予定通りに進行していることが今回の選挙で確認出来ました。すなわち、神はとことんこの世、特にアメリカがやみに包まれるのを待っておられ、その真っ暗闇の中で主が輝く時を用意されつつあると思うのです。
アメリカの負債総額は16兆ドルと言われていますが、実際にすべての将来支払う義務の負債を加えると実質200兆を超える数字になり、これはどう逆立ちしても返せる金額ではないと言われます。従ってどちらの候補が大統領になっても、多少最終破産の次期が遅れるだけで、アメリカは既に完全に破産状態にあります。今となっては人間業では絶対に回復出来ないところまで来ていて、後は神に依存する以外に方法はないことが明らかです。それには私たちが心から悔い改めて神に帰るしかありません。
実のところ、私の祈りの一つはオバマ氏もロムニー氏も、個人的にも、又大統領としても、一日も早く真に神に頼る人になって欲しいと言う祈りでした。
と言うことで、私は選挙結果には少し人間的に落胆しましたが、それ故に、逆に今年から来年にかけて、神がなさることにより大きな期待を寄せる思いになりました。クリスチャンはいよいよこれかです。今こそ真剣に悔い改め、「自らの十字架をかついで主の後を追う」本来の姿に帰り、愛の人間になることを改めて決意した次第です。(終り)