28 04月
激しい悔い改めによって栄光の津波が起される ビル・ヨント 4月28日
激しい悔い改めが天地を揺るがす時、栄光の霊的津波を解き放つ
ビル・ヨント
津波のヴィジョン
ヴィジョンの中で私は巨大な海岸線から潮が引いていくのを見ました。引いていく潮は主の御霊でした。今は潮が引いていくシーズンです。キリストの身体(教会)が水の中にほとんど浸かりながら立っていました。潮がだんだんに引いていくと、今まで水の中に入って隠れていた身体の部分がどんどんとあらわにされていきました。引き潮の中で私たちは霊的に裸にされて立っているようでした。
潮が海岸線から引いていくと、神の民を縛っているチェーン(くさり)や縄が沢山見えてきました。 人々は縛られていたので、御霊の後を追っていくことができなかったのです。御霊はだんだんと人々から遠ざかっていきました。御霊によって彼らは罪や弱さをあらわにされたにもかかわらず、御霊は彼らから遠ざかっていくのでした。
ある者たちは、御霊の後を追って少し遠くまで行くことができました。しかし、引き潮はその速度を増したので、彼らを置いていってしまったのです。そして選ばれた者、義人さえもが、「わが神、わが神、どうして私をお見捨てになったのですか?」と叫びはじめたのです。キリストの身体は、疲労困憊し、大いに落胆してそこに立ちすくんでいましたが、その立っている場所は干からびて、砂漠のような土地になってしまいました。
教会は波がずっと遠くへ行ってしまったのを見ることができるだけで、もはや御霊の動きを経験することはできませんでした。それどころか、彼らに残されたのは、彼らの罪であり、束縛であり、無力さだけでした。 教会はその姿をあらわにされ、裸のままで立っていると、水に触ったこともない人々が海岸のうしろで大きな声であざけっているのが聞こえました。
彼らはこの世を表していましたが、彼らは教会の罪と恥を見、神をあざけっていました。それは神の民にとって永遠とも思えるような長い時間でした。神と引き離されたままで、もうこれからは全く悪いこと(敗北・失敗すること)しか起こらないように感じられたのです。
多くの者は、遠くに行ってしまっている波のほうを見るのもやめて、彼らが以前いた場所である岸にむかって歩きはじめました。彼らはあきらめてしまったのです。待っても待っても来ないー待つことに疲れ果ててしまいました。そして、もう神は自分たちを見捨てたに違いないと確信するようになりました。
しかし、わずかに残った者たち(レムナント)はそこにとどまり、主を待ち望み、自分の罪を告白し悔い改め、全世界のためにとりなしをし、すべては権力や能力ではなく神の霊によってなることを悟って、じっとそこに立っていました。そのとき地は動かず、引いていっていた潮もそこでとどまり、不思議な静けさがあたり一面を覆いました。そして主が語られました。「潮がもどり始める。今、引いた潮がターンし始める。潮はもどって来るのだ。もっと大きく満ちるために!これはわたしの地が待ち望んでいたわたしの栄光の津波なのだ!」と。
詩篇24:1-2「地とそこに満ちるもの/世界とそこに住むものは、主のもの。主は、大海の上に地の基を置き/潮の流れの上に世界を築かれた。」(新共同訳)
詩篇24:7-8「城門よ、頭を上げよ/とこしえの門よ、身を起こせ。栄光に輝く王が来られる。 栄光に輝く王とは誰か。強く雄々しい主、雄々しく戦われる主。」
解放の大波が神の民にくる
潮が満ちてきました。最初に来るのが見えた聖霊の大波は、神の民の上にくる解放の力強い波でした。ヨエル2:32に「しかし、主の名を呼ぶ者はみな救われる。主が仰せられたように、シオンの山、エルサレムに、のがれる者があるからだ。その生き残った者のうちに、主が呼ばれる者がいる。」とあります。 神の民に大いなる解放のミニストリーが与えられます。この大波がやってくると、神の指によって悪霊の力がはじき出される大いなるときが始まるのです。
次に来る大波は「回復」と呼ばれるものです。この大波はバックスライドした者や信仰の破船にあったものたちを大勢連れてきます。神が「私はバックスライドした者と結婚している。」と言われます。
海はあたかも死んだ者たちを諦めたかのようだ!しかし被造物の総てが待ち望んできた天の津波がいよいよ来る!
次に来たもっと大きな波は「救い」の波でした。 この波は一回ではなく、あとからあとから押し寄せてきました。これらの波は失われた人たちー救われようがないと思われていた人たちーを持ち運んできました。地のどん底から失われた人々を連れてきました。海は死者を吐き出しているようで、奈落の底から魂が上がってくるようでした。
その中には不道徳なスターたち、大勢の人を殺した殺人者たち、魔女やオカルト、東洋の宗教をしていた者たちがいました。おぞましい恐ろしい犯罪を犯した者たちもいました。まるで、地獄そのものがこれらの魂を吐き出しているようでした。地獄は彼らが出て行くのをそのままにしていました。地獄の門が開き、これらの魂が放免されていました! これら最後の救いの波は海のどん底をさらってくる力があったのです。
波はどんどんと高まり続け、その救いの波は岸から奥に向かって多くの陸地を覆い始めました。主の御霊は洪水のように押し寄せ、主の旗印が地上に高く掲げられました。救いの波が文字通り地を覆うにつれ、大勢のものが救われて行きました。これらの波がどんどんと大きくなり、巨大な津波のようになったときに主が言われました。「わたしが生きているかぎり、水が海を覆うように、わたしの栄光が全地に満ちるであろう。」
さあ、共に悔い改めましょう。(終わり)
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