04 11月
雲の柱は動き始めた ポール•キース•デイビス 11月4日
雲の柱は動き始めた
ポール•キース•デイビス
神がご自分の言葉に更にコンファメーション(確認)を与えてくださるのは実にうれしいものです。9月11日頃非常にある鮮明な夢が与えられ、それ以来私はその夢によって励まされています。その夢の中で、 開いた聖書を持った手が私に向かって伸ばされ、聖書のある箇所を開いて読むように告げられました。私が数節読み進むと、「増加、増加、増加、増加、増加」と 書かれている“聖句”に行き当たりました。
勿論聖書にこの通りの箇所はないのですが、それはこれからの時代にどんどんと恵みを増し加えて与えたいという神の願いを象徴的に表しているものでした。私が読んでいたのは民数記10章でした。正直なところ、このところ私は民数記には焦点は当てていず、むしろ黙示録やダニエル書、ゼカリヤ書、ヨハネ福音者などを中心に読んでいました。ですから民数記を読んだのは偶然のようで、あまり意味がないようにも思えましたが、その夢が主からのものであることははっきりわかりました。
それで、もし何かコンファメーションが与えられれば、これが主からのものであるという確信を持つことが出来ると考えて、それまではこの聖書の箇所を誰にも告げないことに決めました。次の週はテネシー州ノックスビルでのカンファレンスに参加しましたが、預言者のボブ•ジョーンズも参加していました。私は主がボブの啓示的な賜物を用いて民数記10章から私に語ってくださるのではないかと期待しました。しかしこの箇所については何も語られないままカンファレンスは終了してしまいました。
私はノックスビルから直接テキサス州ダラスに行き、チャック•ピアスとグローリ−・オブ・ザイオン主催のロシュ・ハシャナ・カンファレンスに参加しました。私はこの集りに参加することにわくわくしていました。私が一年前にチャックに伝えた主からの預言を素早く成就してくださった聖霊への感謝の気持ちで一杯でした。その伝えた預言とは白い大きなテントの中で、50年代に起こったリバイバル にも匹敵するようないやしの油が注がれるというものでした。
この集会は預言が成就し、彼らがテキサス州デントンの郊外に取得した土地で開催した初めてのテント集会でした。到着してみると、それは私が一年前に霊的経験の中で見たものと全く同じテントでした。私は民数記10章が示唆するものを理解したいという願いをまだ持ってはいましたが、その夜礼拝が始まったときにはそれが一番の関心事ではなくなっていました。
けれども驚いたことに、ワーシップが終るとチャックはラッパの祭りとロシュ・ハシャナ(イスラエルの新年)を迎えるために銀のトランペットを持った二人の人を前に呼びました。勿論これは民数記10:1−3に書かれていることであり、イスラエルの聖なる会合を招集する時や移動を告知するときに吹き鳴らすものです。
「銀のラッパを二本つくりなさい。すなわち、打ち物造りとし、それで会衆を呼び集め、また宿営を進ませなさい。この二つを吹くときは、全会衆が会見の幕屋の入口に、あなたの所に集まってこなければならない。」
もっと驚いたことには、チャックが来るべき神のシーズンへの預言的告知として民数記10章から短い教えをすると言ったことです。それこそ私のためのコンファメーションでした!
神と共に動く
民数記10章は、神の民が主の臨在の雲と共に移動し、約束の地に入るための指示が書かれています。臨在の雲が次の場所に移るときの、非常に詳細な指示がモーセに与えられています。これを預言的に洞察すれば、 キリストの身体なる教会は聖なる会合へと招集されていて、主の臨在の動き(移動)に従う備えをするようにと言われていることが明らかです。雲の柱は動き始めたのです!
「増加、増加、増加、増加、増加。」と夢の中で私が読んだ箇所は民数記10:28で、そこには「以上がイスラエル人の軍団ごとの出発順序であって、彼らはそのように出発した。」と実際には書かれています。
これから起こる「増加」に関連して私がこの聖書の箇所から理解することは、私たちは聖霊を通して神から厳密に指示されている秩序に 完全に従う必要があるこということです。主の祝福と恵みが私たちに伴うためには、主は私たちが 従うべき主の望まれる秩序を定めておられ、私たちはそれに忠実に従って主と一致(アライン)する必要があるのです。そのときに増加がどんどんと進みます。主の秩序の多くはイザヤ66:1−2に見ることができます。
「主はこう仰せられる。『天はわたしの王座、地はわたしの足台。わたしのために、あなたがたの建てる家は、いったいどこにあるのか。わたしのいこいの場は、いったいどこにあるのか。これらすべては、わたしの手が造ったもの、これらすべてはわたしのものだ。−主の御告げ。— わたしが目に留める者は、へりくだって心砕かれ、わたしのことばにおののく者だ。』」
これからの時代に神と一致(アライン)するためには次の3つのことが役に立ちます。
1.へりくだりの霊
2.砕かれた悔いた心
3.神のことば(レーマとロゴス)を敬虔と畏れで震えるように謹んで受け取る
賛美、時とシーズン、主が住まわれるところ
イスラエルが宿営を出発するときに、幕屋に先立ってまずユダ族、イッサカル族、ゼブルン族が出発するようにと主は明確に指示されました。(民数記10:14—16)
ユダ族のシンボルは普通、獅子です。明らかに主はご自分をユダ族の獅子として表されています。主はまず飼葉おけに生まれて来られ、ご自分をほふられる小羊として捧げられました。しかし今度は、キリストの花嫁となった人々を通して圧倒的な勝利を収めるために復活の力をもって吠え威る獅子として主は来られるのです。「賛美(ユダ)」がまず私たちの先に行かねばならず、そしてイッサカルの祝福の中に示されている「時とシーズンをはっきり悟る」ことがそれに伴わなければなりません。
私たちは今、特に「失った相続財産」を取り戻すために前進する「定められた時」に入ろうとしているのです。ロシュ・ハシャナのあと行った南アフリカにいたとき、申命記33:18−19にあるモーセのゼブルンに対する祝福に関して非常にはっきりした啓示的洞察が与えられました。
「ゼブルンについては言った。『ゼブルンよ、あなたは外に出て行って楽しみを得よ。イッサカルよ、あなたは天幕にいて楽しみを得よ。彼らは国々の民を山に招き、その所で正しい犠牲をささげるであろう。彼ら