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06 12月

啓示による収穫のための七つの鍵  チャック・ピアース     12月7日2011年


啓示による収穫のための七つの鍵

2011年11月9日付けのニュースレター

 

チャック・ピアース

 

今私たちは極めて重大なシフトの時に立たされていることを、「キリストのからだ」が理解することは、非常に大切だと私は思います。もし私たちが霊的にシフトし、神の御霊が今日私たちのために備えてくださっている啓示による鍵を掴むならば、私たちは勝利をもってこのシーズンの中を前進して行けるでしょう。

以下が前進するための7つの鍵です。

 

1.新しい管理体制のもとでの一致した動き! 夢を見よ!

キリストのからだとして私たちは、新しいヴィジョンのシーズンに入りました。新しいヴィジョンは新しい管理体制を必要とします。私たちは将来的にどのように聖霊の働きを「助け、共に働く」のでしょうしょうか。私たちのGlory of Zion International 及びGlobal Spheres Centerは、今多くの変革を経験しています。 私たちが新しいオフィスに移る前に、私たちが変わることを主が願っておられることがあるのを、私は感じました。

 

私は昨夜一つの夢を見ました。夢の中で、私たちの学校の管理者として働いているローズ・フリーガーさんと私は、シンクロナイズド・スイミングを習っていました。それは新しくて複雑な動きでした。私たちのチームには5人いて、インストラクターは次のシーズンの模範演技で私たちがどのように動けばいいのかを教えていました。ローズさんは新しい動きは習いたくないと決めました。彼女がそう決めたとたん、プールは下水汚物で一杯になってしまいました。主は何を言われているのでしょうか?それは「主が教えようとしていることを拒んではならない、さもないとあなたが今まで泳いでいた生ける水は下水になる」ということです。

 

2.奇跡が起こる環境を創る!

主は、奇跡が起こる環境を創るようにと私たちに願われていると信じます。それはどう言うことでしょうか? 大抵の人は、困難な状況に置かれると、困惑し神に奇跡を願いますが、願ったような結果を見ることはできません。私たちはGlory of Zionで今奇跡が起こり始めるのを見ています。今までも私は奇跡が起こるのを見てきましたが、今は新しい(一段)高いレベルに入りつつあることを信じます。私たちは奇跡のための環境を創っているのです。キリストのからだは、癒しを求めていくだけではなく、奇跡が解き放たれるように強く求めねばなりません!キリストのからだの中で 、新しい方法で奇跡の賜物が活性化されるシーズンに私たちは入ったのです。主に「奇跡とは何ですか?」と訊ねてください。信仰が活性化されるのを私たちは見なければなりません! イッサカルの油注ぎと奇跡は相共に働くのです! ワーシップとプレイズは私たちを奇跡へと導くのです!マシャカ(Mashach 奇跡の油注ぎ)は今ここにあるのです! 栄光がその場所にあればあるほど奇跡を孕むのです。ナザレで奇跡が活性化されず起こらなかったのは、これが問題だったのです! ナザレ症候群を打ち破って奇跡へと進もうではありませんか!

 

3.宗教の霊を克服する

今は宗教の霊に打ち勝つシーズンです。宗教の霊とは何であり、どのように働くのでしょうか? それは歴史を通して教会の発展を懸命に止めようとして来た惑わしの勢力です。宗教は、もし私たちがその文字通りの意味(神に関する”divine”なことだけを考慮する)に留まるならば悪いものではありません。「宗教 religion」という言葉は、聖書の中では3つの意味で使われています。即ち「目に見える宗教的奉仕」「全面的に神に依存する心」「道徳、律法を遵守する神の組織、機関」の3つです。

 

ヤコブ1:26—27では、宗教をクリスチャンの視点から定義しています:「自分は宗教に熱心(religious)と思っても、自分の舌にくつわをかけず、自分の心を欺いているなら、そのような人の宗教はむなしいものです。父なる神の御前できよく汚れのない宗教は、孤児や、やもめたちが困っているときに世話をし、この世から自分をきよく守ることです。」

宗教は礼拝と関連しています。宗教は、それがきよいときには強い力を持ちます。しかし宗教は又、「 認可された一定の行動形式pattern of behavior.をもって組織化された教義のシステム」とも定義されます。そしてその行動はその教義にふさわしい礼拝形式で行なうことを強いられます。この点において私たちは、きよく汚れのない宗教から、単なる儀式へと移行してしまうのです。「教義の悪霊」Demons of doctrinesは、きよくあるべきものを暗闇の霊的な力に変え、聖なる神を礼拝する人々の自由を奪い、人々にただ規則と規律を与えるだけになってしまいます。

 

私はこれまで常に創造的にものごとを考え、礼拝を心からからだで表わす礼拝者になろうとして来ました。キリストのからだの中で私は、 神の心と思いを表す現代の預言者として知られて来ました。私は、神の賜物に抵抗する宗教の様々な霊をつねに追い出すようにして来ました。悪霊たちは、私たちが神から啓示をうけることを憎みます。悪霊たちは、キリストのからだの中で人々に自由に啓示をもたらす賜物(を持つ人)に対して抵抗するのです。宗教は、使徒や預言者の啓示を石打ちで殺そうとします。なぜならば、啓示の言葉こそがこの時代の教会の中に神の土台を打ち立てるものだからです。第一コリント12:28は、教会がこの世で勝利するための統率の賜物の順序を明らかにしています。即ち「第一に使徒、次に預言者」です。宗教の霊はこの神の秩序を拒もうとしているのです。

 

又、宗教の霊は変化を嫌い否もうとします! その結果、人々は型にはめられて同じことを繰り返すだけになり、 今日彼らを勝利に導くことが出来る方法へと移行する気持ちを持たせないようにします。肉的な思いは神に逆らいます。ですから宗教の霊は将来への戦略を阻もうとします。 私たちは、神の御霊が地上に変革をもたらすのを、自分たちの思いと思考過程で助けることができるのです。

 

主イエスの弟子たちは、「主とはどんな方であるのか」「自分たちは何をすべきなのか」「自分の敵は誰であるのか」に関する啓示を受け取らねばなりませんでした。これは今日でも同じなのです。パリサイ人たちには、神の御子の聖なるご性質を否定するか、それとも神の御子の言うことに聞き従うか、二つの選択肢が与えられていました。彼らは自分たちの礼拝の仕方を変えることを阻む規則をそのまま遵守するか、それとも霊とまことをもって礼拝し始めるかのどちらかを選択せねばなりませんでした。彼らの多くは、自分の人生や、家族、 社会を変革できたであろう正しい選択をすることができませんでした。ですからマタイ16章でイエスは、当時の律法学者やパリサイ人から鍵をとりあげ、それを既成の宗教に挑戦して教会を正しい未来へと導こうとしていた将来のリーダーたちに与えたのでした。

 

4.歩兵の先を行く

アン・テイトさんが今朝私のところに来て次のことを話してくれました。:

「私が仕事に行くために服を着ていたとき、 駆けている馬のネックレスを着けるようにと主が言われたように感じました。エレミヤ12:5がすぐに頭に浮かびました。『あなたは徒歩の人たちと競争して走っても疲れるのに、どうして騎馬の人と競争できよう。あなたは平穏な地で安心して過ごしているのに、どうしてヨルダンの迷路のような危険な密林で過ごせよう。』」

 

敵が歩兵であった時と所から私たちはすでに過ぎていることを、主は私たちに告げておられるのです。 今の新しいシーズンの敵は今までの敵とは異なり、新しい戦法が私たちには要求されているのです。前のシーズンで私たちが戦った敵は、似通った組織と戦い方をしていました。 しかし今シーズンの敵は、飛んでいるような幻影を人に与えながら、実際には非常に堅固な力を持っているのです。疾走している馬はあたかも飛んでいるかのように見えます。彼らは人間よりも高い場所を占めているのです。

 

今シーズン私たちは、肉体的、物理的に克服できるような敵と戦ってはいないのです。 私たち人間は、物理的に馬と一緒に走ったり競争するのは不可能です。それと同じように、私たちが混乱の渦中に巻き込まれ、脅かされ打ち負かされそうな時に、 自分の道を正しく選び取ることは不可能です。今始まったシーズンにおいて私たちが勝利するためには、私たちの新しい領地を荒らす野獣どもを新しい上からの視点perspectiveから見ることによって、彼らに対する権威を獲得することを私たちは学ぶ必要があるのです。そうすれば彼らを捕らえて、神の目的のために降伏させることが出来るのです。

 

5.新しい大波が来る!あなたはその波にのれるか?

神の御霊の新しい波が来ます。この波は私たちが今まで見たものより大きなものです。キャロル・ボレンさんが次のことを話してくれました。:

「私とビル(夫)とがボートに乗っている夢を見ました。突然城壁のように大きな波が起こりました。ボートは波をまっすぐに上り始めました。ビルはボートから落ちないように何かにしがみ付きながら、この波の一番上まで上ったら、次に真っ逆さまに落下するに違いないと恐れていました。彼が私の方を見ると、私は座席に落ち着いて座り、回りで起こっているスリル満点の出来事を楽しんでいました。すると又突然に、私たちは静かな海の上に浮かんでいました。ビルが私を見たとき、私は 『あんなに怖がらなくてもよかったのに。 これは主がされていることだと私には分かっていたのよ。』と彼に言いました。」

神が言われていることはこうです。神の御霊の大波が来ると多くの人は恐れるでしょう。しかし主は「ボートの中にとどまり、次に来るわたしの御霊の波にのりなさい!」と言われているのです。

 

6.勝利への最後の一押し!

ブレークスルーが起こり、それから究極的な勝利があります! ダビデはペリシテ人を打ち負かしましたが、彼らは態勢を整えて再び彼に向かって攻めてき来たことを思い出してください。主は「これが新しい次の戦略だ。後ろから攻めよ! しかしバルサム樹の林の上から行進の音が聞こえるまで待て!」と言われました。ダビデはペリシテ人との長年の戦いの後に、 第二サムエル8章にあるように、メテル・ハアマを遂に奪い取ったのです。全面的に勝利するまで止まってはいけません!

私たちの多くは今まで敵地に攻め込み、占領し、約束のものを完全に受け取るために戦ってきました。神と神の民である私たちの義に反抗する不義の勢力に対して戦ってきました。今、私たちの敵を完全に征服し、彼らがもはや私たちに対して手を挙げないようにする時が来ました。これは民を極度に苦しませたミデアン人を滅ぼすときにギデオンがしたことです。

 

7.勝利する新たな力! 自分をなくさないでしっかりと立ちなさい!

新しい力が解き放たれています。キリストのからだは簡単には騙されなくなり、 敵を察知する新しい方法を学んでいます。私たちを型にはめようとするこの世の組織よりも更に大きな力を私たちは持っているのです。ハイディ・デハートさんが次の夢を話してくれました。:「夢の中で私はある会社で働いていました。 そして特定な会社の一つのプロジェクトの仕事をしていました。すると、その会社に関するプライベイトな情報が欲しいという手紙を受け取りました。その手紙をよく見ると偽物だとわかったので、その情報を送りませんでした。

 

その夜私は両親の家で寝ていました。それは両親の家のようには見えませんでしたが、そうだったのです。私は部屋に押し入ってきた二人の男性によって起こされました。一人はスナイパーのようなライフル銃を持っていました。もう一人は何も持っていませんでした。私の部屋の中で二人を見たとたんに、私は大声で両親に 『部屋に男がいる!』と叫びました。両親はやって来ましたが、ただそこに立っているだけでした。私は一人ではなくなったので、少し安全だと感じました。

武器を持たない方の男が私に話し始めました。彼は脅かすわけではなく、ただ、 私が今の仕事をするには私は 『保守的過ぎる』ことを納得させようとしました。彼は『保守的(古風)』という言葉を『クリスチャン』という意味で使っていました。会社のプライベイトなことを私が明かさないので、彼は妥協しない私を別の部署に移したかったのです。

 

私は彼に『でもここはアメリカですよ!信仰の自由は守られています!』と言いました。彼はくすくす笑って『あなたはそう思っているかもしれませんが、本当は違うんですよ。』と言いました。時々ライフルを持った男が緑色のレーザー光線で私を撃ちました。痛くはありませんでしたが、全身が麻痺してきて、私はうとうと眠ったり目を覚ましたりしていました。それは私を彼らに従わせるためのものだったと思います。

 

男が話している間、家の外でいろいろなことが起こっているのが分かりました。家々の芝生がめくられて、巨大なコンテナーが芝生に掘られた穴に入れられ、その上に又芝生が戻されて、朝には何もなかったように見えるのです。それは政府のものすごく大きな陰謀で、人々が眠っている間にすべてが行われ、朝には普通通りに見えるのです。

 

武器を持たない男は尚も私を説得しようとしましたが、私は承知しませんでした。私は、神の御国を内に持っている人々を説得するのは困難であろうことを彼に説明し始めました。

私は彼に言いました。『人の気持ちを変えるのは難しいと思います。その理由はこれです:神は天におられます。人間とサタンは地上にいます。神はイエスを地上に送られました。イエスは「インマヌエル、神我らと共にいます」と呼ばれました。』

突然、私の左手が磁石のように動き、てのひらが彼の左手に吸い付けられました。トライアングルが何度も打ち鳴らされるような音が聞こえ、私の中から力が出て、私の腕と手を通り彼の中に入っていきました。私はただ『ジーザス、ジーザス、ジーザス!』と叫んでいました。その時私は目を覚ましたのです。」

 

あなたの未来を開くために、これらの7つの鍵を使ってください!(終わり)

 

Chuck D. Pierce
Glory of Zion International Ministries


28 11月

収穫は始まっている チャック・ピアス    2011年11月29日


収穫は始まっている

チャック・ピアス

 

 

ワーシップと収穫:使徒的見地

 

私たちは地上での新しいワーシップのシーズンに入りました。私はこれを「収穫の歌のシーズン」と呼びます。このシーズンは使徒的なシーズンです。

使徒的シーズンとは、 人々が召命を受け取り、収穫されるために準備された畑に遣わされるシーズンのことです。 私たちはセレブレーション祝い、働き、戦い、勝利というような思い(メンタリテイー)を持っていますが、これらはすべてワーシップを通して表されます。収穫とは、「神の裁き」を表しています。イエスはこの収穫を比喩として用いました。それは、 信じる者を主が集められる時がやがて来ることを私たちに悟らせるためでした。

 

収穫はすでに始まっています。それは主が初めて来られた時に始まり、今、急速に進んでいます。でも天の領域においては、「 収穫の実権を握り倉に納めるのは誰か」という問題に決着をつけるための「綱引き」が行われています。ルカ10:2には「だから、収穫の主に、収穫のために働き手を送ってくださるように祈りなさい。」とあります。

 

御国の収穫のための地上での戦いのためには、霊とまことによる礼拝が必要です。 働き人、即ち礼拝者(ワーシッバー)が刈り入れをするために入っていく多くの畑が調えられています。倉も備えられています。戦いの最終的見せ場は「収穫のための戦い」です。収穫は農作業(私たちの働き)の最終段階であり、穀物は熟していて、今それを刈り取って集めることがされねばならないのです。

 

黙示録14:15−16にこうあります。

「すると、もうひとりの御使いが聖所から出て来て、雲に乗っておられる方に向かって大声で叫んだ。『かまを入れて刈り取ってください。地の穀物は実ったので、取り入れる時が来ましたから。』そこで、雲に乗っておられる方が、地にかまを入れると地は刈り取られた。」

 

主の栄光の重さ(ウエイト)

 

「 God’s Unfolding Battle Plan (Regal Books, 2007)」という本で、私は次のように書きました。

「私たちは、すべての前線で、様々の大きさの、多くの戦いに直面しています。これからの20年間は、世界のすべての国家がイスラエルを取り巻いて調停しようとします。そのうちの幾つの国家は世界的に有力な勢力となります。アメリカ合衆国は、その中で改めて説得力を取り戻そうと試みますが、その声は以前のような大きな説得力を持つことができません。神を無視し金権の力だけを信じる国々(マモン)が世界を治める最大の影響力を持つようになるでしょう。国々は贖われていない血を持つ人民によって構成されているので、そのような国々は国々に対して争い続けるでしょう。肉的な思考は絶えることなく、それは神に敵対し、神の知識(計画)に反抗し続けます。反キリストは世界を自分の手で治める計画を推進します。しかし、地とそれに満ちているものは主のものであり、このことも永遠に変ることはありません!

 

地は主のものであり、主はそれを満たすご計画を持っ故に、すべてを「収穫する」ご計画を持っておられるのです。穀物(いね)はかまで刈り取らねばなりません。刈り取られたものは束にして打ち場に運び、道具や動物を用いて脱穀せねばなりません。穀物は 空中に放り上げられ、 籾殻は軽いので風によって 吹き飛ばされ、重い実だけが残ります。

 

収穫の最後の段階は倉に納めることです。穀物は倉に入れる前にふるいにかけられます。収穫の戦いは、この時最後の局面を迎えます。私たちは今、揺すぶられ、ふるわれています。揺り動くものは、すべて揺り動かされるのです。主は私たち個人や団体、あるいは都市、国家の中から「 商品価値が小ないもの」、即ち罪、咎をふるい落としておられるのです。

 

この時、収穫の鍵となるのは主の栄光の重さです。籾殻を風で飛ばすプロセスの中で、重い実は吹き飛ばされません。これからのシーズンには、私たちがあちこちに吹き飛ばされてしまう可能性のある多くの課題が取り扱われるでしょう。主の栄光の重さが私たちの上に置かれていないと、私たちは吹き飛ばされてしまい、主が地上に与えておられる収穫のプロセスを全うすることができません。この収穫の鍵を私たちが受け取るには、霊とまことによって礼拝することを学ぶこと以外の方法はありません。

 

私たちは収穫の働き手

 

私たちは先ず収穫されますが、次に将来の働き手になるのです。ロバート・ハイドラー師は、私と一緒に働いているすばらし教師ですが、最近次のように 書いてきました。「二晩前に私は夢を見ました。夢の中で妻のリンダが買い物から段ボールの箱を持って帰ってきました。箱の中にはガラガラ蛇が入っていました。彼女は『このガラガラ蛇を3週間家に中に置いておけば、 終ることのない収穫のシーズンが始まるだろう、と主が私に言われたのよ。』と言うのです。そこで私たちはその通りにしました。毒蛇をガレージの中にいれて家の中に入ってこないようにドアをいつも閉めておきました。ガレージに行くときは、そこにガラガラ蛇がいることを知っていましたから、十分注意を払いました。

目を覚ましたとき私は、『召命を受けて遣わされるならば、蛇やサソリに対する権威も私たちに与えられる』ことを思い出しました。

 

私たちの問題は、教会がこの世を恐れるばかりで、汚れている場所にはどこへも出て行かないことです。もし私たちが恐れを捨て、「この世」を自分の家に持ってきて(私たちがこの世に同化するのではなく)それらすべてのカルチャーを神の目的のために変革し聖化するならば、私たちが敵の力に屈しない権威を持ってすでに実際に行使していることが分かるでしょう。」

 

主が私に言われました。「あなた方の中のある者たちは、敵を足の下に置くことに抵抗を示しています。その事が、あなた方が次のレベルの分け前を取る道を塞いでいるのです。あなたが敵にしたいことをわたしに願いなさい。そうすれば、わたしはその敵を連れて来て、今まで敵が押さえていたもの、かすめ取っていたもの、奪い取ったものすべてを、3週間以内にあなたに与えます。敵が今まで守って来た彼らの倉の鍵を、今やあなたが所有するのです!

 

収穫は必ず起こります! あなたの収穫のシーズンはある時に終ってしまったかもしれませんが、わたしの計画、わたしの定めた時に収穫のシーズンが再びもどってくるようにします。目を開きなさい。あなたの信仰の目を開きなさい。期待の目を開きなさい!わたしは収穫をあなたにとりもどすことが出来る神です。

もしあなたがわたしを慕い求めるならば、もしあなたの目をわたしからじっと逸らさないならば、わたしは天の窓をあなたの上に再び開くでしょう。それによって、あなたが失ったもの、あるシーズンにあなたが使えないように閉ざされていたものが、いま解き放たれるのです!あなたは収穫が起こることを今日確かに見るでしょう。

霊とまことをもってわたしを礼拝しなさい。そうすればわたしを知らなかった町やカルチャーを、わたしは一日のうちに変革させます。わたしの天の歌を聞きなさい。新しい歌は古いサイクルを打ち破ります。収穫の歌が今解き放たれています。天と共に歌いなさい。そうすれば、あなたの収穫を助ける万軍をわたしは遣わします。」(終わり)


03 11月

純粋なワーシップの価値    ウエイド・テイラー


純粋なワーシップの価値

 

ウエイド・テイラー

 

真のワーシップは、聖霊によって生まれ聖霊によって導かれます。 今まで一度も一緒に集まったことのないクリスチャンたちが、美しいハーモニーでワーシップし、人々を天の礼拝者たちのもとへといざなう時、それを見た人は彼らはもう何年も一緒に集会をしているのだろうと思うかもしれません。

 

このようなワーシップの流れを生み出すのは、習得した能力の結果ではなく、彼らが主の臨在を尊び、主の臨在に応答しているからであり、 人々の霊を高揚させる聖霊の力が働く結果です。

 

純粋なワーシップは、人々を一つにし、その一致の故に 美しいハーモニーと豊かな表現で人々を高揚させる力を聖霊は人々に分け与えるのです。その時、天が開いて主の臨在が会衆の上に注がれます。またワーシップは、 それが必要とされる時と場合に応じて、 この世の主権や悪霊が働くのを阻んで人々が霊的に解放されるのを助けます。

 

私たちのワーシップは、クリスチャンの集会に啓示の御霊をもたらします。 ワーシップする者たちの上に油注ぎや聖霊の高揚させる力を解き放ちます。主の臨在に応答するとき、私たちは更に清くされ、更に御霊のそそぎを経験し、預言的啓示を受け取ります。

 

歌うワーシップにおいて、美しいハーモニーで全員が歌の流れを生み出す能力は、実は私たちが救いを体験した時に 主への礼拝(ワーシップ)を表現する預言的能力を受け取ったという事と関係があるのです。この「ワーシップの霊」は私たち一人ひとりの奥深くにあって、表現する機会を待っているのです。私たちが主をワーシップし始めるのに必要なものは、それにふさわしい霊的空気といくらかの励ましだけです。

 

「ワーシップ」とは、 純粋な主への敬慕の表現であり、主の臨在の中に留まりたいという私たちの願いをますます強くします。ワーシップは私たちが主の臨在に対して敏感になり、主の御声を察知できるようになる鍵です。 主へのワーシップを忠実に表していくならば、私たちはどんどんと 内住の主の臨在に敏感になり、主の御声をもっと容易く聞き分けられるようになります。声に出してするワーシップは私たちの中にある霊性を成長させるために大変役に立ちます。

 

「プレイズ 賛美」は主がしてくださったことに対する感謝の表現です。礼拝で用いられるドラムは私たちの魂をかき立てるので会衆は興奮して大声を出します。しかし、私たちがワーシップの状態になり静かになった時には、聖霊ご自身がワーシッパー(礼拝する者)を通してワーシップされるのです。そして美しいハーモニーのワーシップの表現が、 もっと高い主の臨在の霊的領域へと会衆を高めていきます。これはドラムのビートがあっては不可能なことです。

 

この「ビート」は私たちを「プレイズ」に引き降ろしてしまいますが、一方、純粋なワーシップは 天の聖歌隊の永遠のワーシップとの合体へと私たちを高めます。サタンはこのことを知っていますが、残念ながらワーシップリーダーで知っている人はほとんどいません。

 

キリストのからだの中には、 様々なレベルの沢山のワーシップの表現があります。 初めてフル・ゴスペルの集会に行ったとき、私は大きな音のプレイズが気になってそこを出たいという思いにかられました。私は「祝福ある静けさ」はよく分かっていたのですが、会衆全員が 解放されて大声で歌いワーシップしているのを聞くのは初めてだったのです。しかし今は、その時主が私をコントロールしてその場に留まるようにしてくださったことを永遠に感謝しています。そして時間はかかりましたが、私もそのように同じ霊的自由と表現をもってワーシップすることができるようになりました。

 

モーセも主の臨在を知り尊んでいました。

 

すると主は仰せられた。「わたし自身がいっしょに行って、あなたを休ませよう。」それでモーセは申し上げた。「もしあなたご自身がいっしょにおいでにならないなら、私たちをここから上らせないでください。」出エジプト33:14−15

 

 

モーセは主の臨在が自分と共にあることを激しく求め ましたが、それはただその時にたまたま起こった感情ではありませんでした。彼の回りに起こる様々な状況や出来事が、主の臨在を熱心に求めさせたのです。

 

モーセは「エジプト人のあらゆる学問を教えこまれ、ことばにもわざにもちからがありました。」(使徒7:22)しかし、彼はエジプトであやまちを犯し、荒野に逃げました。 そこで義父イテロの羊を飼っているとき、神の山に向かっていくことによって自分の人生への神の召しを追い求めたのでした。彼は遠く道をはずれたところに燃えているのに燃え尽きない柴に気づきました。

 

 

すると主の使いが彼に、現れた。柴の中の火の炎の中であった。よく見ると、火で燃えていたのに柴は燃え尽きなかった。出エジプト3:2

モーセは燃える柴に気がつくと直ぐに「あちらへ行ってこの大いなる光景を見ることにしよう。(3節)」と言いました。彼は主からの招きに素早く応答したのです。これはモーセの内に主の臨在への願望があったこと、そして主の臨在に対する応答があったことを示しています。

 

モーセは主の山にむかって歩いてはいましたが、主が現れた柴はモーセが歩いていた道から遠く道をはずれていた(distance to the side)ことに目を留めてください。これは主が人々からご自分を求められたいと願っておられるからです。主は私たちが主の臨在を願い求めることを示す応答を求めておられるのです。主は、私たちの側から主の臨在を真に求めていることはっきり意思表示をする行動を取るときに、 ご自分を顕してくださることを選ばれるのです。

 

このような主の臨在に対する「霊の態度」は、簡単に持てるものではありません。それは懸命に養い求めていかねばなりません。ワーシップはこの霊的敏感さと主の臨在に対する態度を発達させる鍵なのです。

 

 

「モーセは言った。『何故柴が燃えていないのか。あちらへ行って(I will now turn aside)この大いなる光景を見ることにしよう。』主は彼が横切って(turned aside)見に来るのを御覧になった。神は柴の中から彼を呼び、『モーセ、モーセ。』と仰せられた。彼は『はい。ここにおります.』と答えた。(出エジプト3:3、4))モーセは神に関するもの(神の山)にむかって進もうとしていましたが、 主の臨在を心から求めていたので、この超自然的な現象に進んで応答したのです。 その時は何が起こっているのかを理解してはいませんでしたが、彼は主の御声に従順に従ったのです。

 

私たちは皆、私たちを取り巻くこの世の環境に左右されます。その結果、地上の事柄に関しての敏感さを、程度の差はありますがそれぞれが持つようになります。そして、私たちが「ボーン・アゲイン」した時、永遠の事柄を知り、それに応答する力を受け取ります。 自分が 「新しく造られた者」となったこと、新しい人生のもっと高度な霊的領域に入ったことを、内なる聖霊よって理解するのです。

 

主 はこの世のものを立て上げるだけではなく、私たちを霊的なものへと手引きしたいと思っておられます。このことを深く理解するならば、私たちは価値の低いものの「道からそれて」、 主の御声と臨在にますます敏感になり、永遠のものに目を向けそれに集中するようになるのです。

現在のアメリカの霊的状態は低いので、私たちのワーシップの質を高めることは急を要しています。集会の中に主の臨在が増し加わるとき、霊的に飢え渇いている人たちが主の臨在の顕れに引き寄せられて、私たちと共に主をワーシップするために「道からそれて」来ることでしょう。主の臨在は真に霊的に餓え渇いている者を引き寄せるのです。

 

聖書学校時代に、私は先生の一人であったウオルター・ビュートラー師から非常に重要な霊的法則を学びました。それはとてもシンプルでありながら、とても奥深いものでした。先生は「主はご自分の存在を心から喜び感謝するもの(appreciate)を心から喜び感謝される」といわれました。これは別に特別のことには見えないかもしれませんが、主が大切にされている御思いを表しています。 私たちは皆、人から喜ばれ感謝されたいと思っていますが、主もご自分が喜ばれ感謝されることをユニークに喜ばれ感謝されるのです。主は主を喜び感謝する者にご自分の臨在を与えられるのです。そして ワーシップを通してそれを表す者に対しては特にそうされるのです。

 

 

これが意味するところは、主が私たちの集会で何か特別に働かれたり、主の臨在で私たちを祝福してくださる時には、私たちは主の臨在を喜び楽しんだ後で、 「主よ、あなたはここにおられます。私たちはあなたがここにおられることを知っていること、そしてそれが本当にうれしいことをあなたに知っていただきたいのです。」と十分にお伝えせねばならないということです。

 

私たちの音楽やワーシップ、私たちが集会でするすべてのことは、主の明らかな臨在という次元に入ることを目的としているべきです。私たちは主の臨在に対する敏感さを養うべきであり、それによって主の臨在を認識することができるようになり、いつ「道からそれて」純粋なワーシップの声を高く上げればよいかを感知することができるのです。

 

 

モーセが燃える柴の中の主の臨在に応答して「道からそれた」とき、主は彼に語られ、主の民を奴隷から解放するための導きを与えられました。そしてモーセが民を乳と蜜の流れる土地へと導ける力を与えられたのです。

 

私たちのワーシップの価値は、私たちが考えるよりずっと大きいのです。私たちがワーシップするとき主が介入してくださり、私たちのために働いてくださるのです。そして主は天のワーシップを導く天の聖歌隊を大勢持っておられるにも拘わらず、私たちのプレイズとワーシップに応答し、その中に住んでくださるのです。

 

「しかし、真の礼拝者たちが霊とまことによって父を礼拝する時が来ます。今がその時です。父はこのような人々を礼拝者として求めておられるのです。」ヨハネ4:23

(終わり)


17 10月

30年前の預言の実現  ジェフ・ジェンセン         2011年10月18日


30年前の預言の実現

 

ジェフ・ジェンセン

 

 

ボブ・ジョーンズの1979年のヴィジョン

 

私たちが皆、すでに気づいているように、今は地上の国々が大きく揺れ動いている時です。未来への明確な判断ができないので、 不安感と緊張感が漂っています。それと同時に私たちは今、 霊的に最も重要で画期的pivotalなシーズンに入っています。皆が霊的断層のプレートが複数のレベルで、リバイバルなどの新しいシーズンへと今にも激しく動き出すのを感じています。緊張が大きければ大きいほど、そこには大きな力が蓄積されており、それが爆発します。

 

さて、私たちが今どのような時にいるのかを計る預言的メーターが、信頼できる預言者を通してすでに与えられています。そして常に変らず最も信頼できる預言者の一人は ボブ・ジョーンズであり、それには議論の余地のないところです。もう何十年間にも渡り、ボブ・ジョーンズは主からの言葉を、教会や都市、地域、 リーダー、そして世界に向け細部に至まで正確に主のみことばを伝えてきました。ここにボブの30年前の預言があり、それが今実現しようとしています。これは多くの人々を奮起させるものであり、私たちがこの預言に耳を傾け、理解することは今最も重要かつ緊急なことであると感じます。

 

1979年1月、主はボブをヴィジョンで「時の砂」と呼ばれる海辺に連れていかれました。ボブはその時代を代表するような偉大なリーダー、使徒、預言者たちがそこにいるのを見ました。彼らは砂の中に手を突っ込んで、古い靴の箱のように見えるものを掘り出していました。 彼らは次々にそうしながら「今がその時ですか?約束は今のためですか?」と言っているのがボブに聞こえました。しかし、彼らの箱には何も入っていませんでした。約束は彼らの世代のためではなかったからです。

 

すると主がボブに「時の砂」の中に手をいれて箱を掘り出すように言われました。ボブは「主よ、(他の預言者たちの)どの箱も空っぽです。」と言いましたが、主は兎に角開けてみなさいと言われました。ボブが彼の箱を開けると、驚いたことには、中には招集状(複数)が入っていました。そこには「ご挨拶 あなたは神の軍隊に招聘されました。」と書かれていました。主がボブに言われました。

 

「わたしは、郵便の切手代が20セントになったときに、これらの手紙をわたしのリーダーたちに送りはじめます。」ボブがこのヴィジョンを見た時、郵便切手は11セントに値上がりしたばかりで、又値上がりあるなどとは誰も思いもしなかったのです。しかし、1981年10月13日に切手は20セントになったのです。主が言われました。

 

「妊られて今胎にいるもの、又9ヶ月前に妊られたもの(今生まれようとしている者)はまさに神の軍隊です。

最初に産まれて来る者たちはリーダーであり、二番目の者たちは、何ものによっても止められることのない偉大な軍隊となるでしょう。彼らが成人したとき、わたしは彼らに力を授け始めます。わたしは天にあるわたしの兵器倉のもので彼らを武装します。彼らが望むどのような賜物をもわたしは決して否みません。彼らは文字通り神の倉庫を地上に引き下ろします。彼らは敵を全く恐れません。彼らは今まで起こった何にもまして、わたしに栄光を与えます。彼らはわたしの聖さとあわれみにおいてわたしを表すものとなるでしょう。」

 

成人になる年齢

 

2011年10月13日は、その日から丁度30年目に当たります。30という年齢は十分成熟した大人の年齢を表します。イエスが公的生活を始めようとされていた時、主はヨハネが洗礼を授けていたヨルダン川に行かれました。私たちは聖書にはっきりと書かれているように、イエスが「神のことば」であることを知っています。

「初めにことばがあった。ことばは神と共にあった。ことばは神であった。———この方はもとから世におられ、世はこの方によって造られたのに、世はこの方を知らなかった。この方はご自分のくにに来られたのに、ご自分の民は受け入れなかった。」ヨハネ1;1、10、11

 

イエスは成長されるとき、神と人から愛されました。主は成人されるまでは母親とヨセフに従いました。主は神の御子でしたが、人から指導を受けておられ、ご自分の保護者に従われました。「Son 息子」という言葉はギリシャ語で「Teknon」と言い、丁度親と子のように、愛と友情と信頼の帯で結ばれた人間の 関係を表す言葉です。これは保護者や助け手、 先生が愛をこめて「私の子よ」と呼ぶときに使います。生徒や弟子たちは先生の「子供」と言われます。それは先生の指導によって彼らの心が養われ、人格が形造られるからです。

 

ガリラヤの結婚式でのイエスと母マリアとの関係はこれでした。ワインがなくなった時、母マリアはイエスに助けを求めました。主ははっきりと今はまだその時ではないと言われました。マリアは、イエスがこの世に顕される時がせまっていることを悟り、しもべらに「あの方が言われることを、何でもしてあげてください。」と告げました。しもべが聞き従うべき言葉は、最早マリアの言葉ではなかったのです。そしてこれがイエスの公的ミニストリーの始まりでした。しかし主が公的ミニストリーに入る前に、先ず「Son 息子」として成人する必要がありました。

「そのころ、イエスはガリラヤのナザレから来て、ヨルダン川でヨハネから洗礼を受けられた。水の中から上がるとすぐ、天が裂けて、霊が鳩のように御自分に降って来るのを、御覧になった。すると『あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者』という声が、天から聞こえた。」マルコ1:9−11

 

ここで「あなたはわたしの愛する子  You are My Beloved Son」と言われている 「Son」という言葉は、ギリシャ語で「Huios」といい、これは「成熟した、成長した」という意味です。イエスがヨルダン川に降りたときは「神のことば」としてでしたが、まだ「Teknon」の息子、子供としてでした。バプテスマを受けて水から上がられると、ヨハネは天が裂け聖霊が鳩のようにイエスに降り留まられるのを見ました。そして天から声がして「あなたはわたしの愛する子(Huios 成熟した子)わたしの心に適う者」と言ったのです。

 

終末の神の軍隊は今のシーズンに成熟し、史上最大のリバイバルのために準備されています。イエスがされたように、彼らは御ことばと聖霊によってバプテスマを受けて「成人する年齢」になろうとしているのです。主は神のことばとしてヨルダン川でバプテスマを受けるために入り、そこから上がったときには神の御霊が主を満たし、主はその日、成熟した神の子、Huiosとなったのです。御ことばと御霊が一つとなったのです。私たちは今までにもすばらしい神のムーブを経験し、それによって町、州、地域、或いは国さえも影響を受けるのを見てきました。しかし地上に成熟した子どもたちの家族が現れ、それは栄光ある世代となり神の御ことばと御霊に満たされていて、この世に終末の偉大なリバイバル―それは世界が未だかって見たことがない程の―をもたらすのです。

 

スミス・ウイグルワースの1947年の預言

 

1947年にスミス・ウイグルワースは、 御言葉と御霊が共に一つとなるとき、その世代のクリスチャンを通して偉大なリバイバルが起こると預言しました。以下がその全文です。

 

「これからの数十年間に、二つのはっきりした聖霊のムーブがイギリスの教会で起こるでしょう。最初のムーブは、それを受け取る用意のあるすべての教会に影響を与え、その特徴は「聖霊のバプテスマと賜物の回復」でしょう。第二の聖霊のムーブは、人々を既存の歴史のある教会から離れさせ、新しい教会を興すようにさせるでしょう。この二つのムーブの期間、それに関与した人々は『これは偉大なリバイバルだ』というでしょう。しかし主は『いや、これは二つとも偉大なリバイバルではなく、単に偉大なリバイバルへのステップにすぎない』といわれます。

 

「新しい教会をつくる」という動きが弱まっていくとき、以前にはなかった何かが教会の中に現れます。それは御ことばを強調する者たちと御霊を強調する者たちが一つになることです。

 

「御ことばと御霊が一つとなるとき、今までこの国、そして世界が見たこともないような最大の聖霊のムーブメントが起こるでしょう。それが、この国で以前起こったウエスレーやウエールズのリバイバルさえも遙に凌駕するリバイバルの始まりとなるでしょう。神の御霊の傾注は、イギリスから ヨーロッパ大陸へと溢れ流れ、そこから地の果てまでの宣教活動が始まるでしょう。」

 

スミス・ウイグルワースは1947年にこの預言をしました。その時以来、私たちは多くのすばらしいリバイバルや神のムーブを見てきました。しかし、この次に来る神のムーブは、 御ことばと御霊において成熟した終末の神の軍隊の中に、またそれを通して、神の御臨在そのものが顕れ注ぎ出されるものとなると私は信じています。それは世界規模の収穫となり、世界的リバイバルとなり、かつてなかった大々的な魂の救い、奇跡、いやし、しるしと奇跡が起こるでしょう。私たちは今まで見た事もなかったような規模で天が地上に解き放たれるのを見るようにと備えられているのです。何百万人という人たちが、神の栄光が超自然的爆発的に顕れることを通してキリストの下に来て、その中から収穫する者の収穫が起こるでしょう。私たちは新しい事が起こるシーズンに入っていて、今こそ敵に恐れられる将軍たちの軍隊が立ち上がり顕れる時です。教会は今、目を覚ましはじめました。今は終末の神の軍隊が立ち上がる時です!(終わり)

 

Jeff Jansen
Global Fire Ministries International

 


10 10月

シッド・ロスとチャック・ピアース師の対談             2011年10月10日


Sid Roth interviews Chuck Pierce

最近、シッド・ロス師(S)が自分の番組にチャック・ピアース師(C)を招いてインタビューした時の会話です。

 

S:私がチャック師と初めて会ったのは、15年前にイスラエルで行われたリーダーのための集会に於いてでしたが、私は彼の預言の正確さに深く感銘しました。彼は預言者です。彼は私のことは何も知りませんでしたので、私が悩み苦しんでいることなど知りませんでした。私は神から新しい啓示を与えられて、その 啓示をいたるところで話していたのですが、それは最悪の抵抗、反対をもって迎えられました。私はイスラエルでチャック氏がゲスト・スピーカーである集会に行きました。私が席に座ると、チャックさん、あなたが私に話されたのですが、一番最初の言葉が何であったか覚えておられますか?

C:覚えています。私はあなたを見たとき、あなたが何で悩み苦しんでいるのかがわかりました。そして、神がキリストのからだを全く新しい思考の領域へと導くために、すばらしい計画をあなたのために持っておられることを知りました。

S:あなたは「新しい一人のひと、One New Man」という言葉を私に言われましたね。

C:全くその通りです。

S:私は本当に励まされ勇気を与えられました。あなたは私に「あなたは一人の新しい人をもたらすのです。」と言われました。初めてお会いしたとき、あなたが 本物の真の預言の賜物を持っていることがわかりました。預言の賜物がどのようにあなたに与えられたのかもお聞きしたいのですが、その前に、2005年にアメリカ大統領に関する預言の言葉を聞かれたそうですが、どういう言葉だったのですか? これはちゃんと記録されているということで、そのことが起こった後で言ったことではないのですね。

C:私はダッチ・シーツ師と二人でアメリカの全州を回っていましたが、アラバマ州バーミンバム、モントゴメリーと移動していました。モントゴメリーの教会で、神の御霊が「次の大統領はアフロ・アメリカン、黒人であると預言しなさい。」と言われたので、私はそう預言しました。

S:それはとても勇気のいることでしたね。

C:本当にそうでした。それだけはっきりと言うのは勇気がいりました。2008年(大統領選挙の年)になればそれが真実かどうかは明らかになることでしたから。

S:そればかりでなく、あなたは黒人が大統領になってアメリカの奴隷制度ののろいは無効になるということも知りました。しかし、そののろいの根本的な根は処理されないまま残るということでしたね。それはどういう意味があるのでしょうか。

 

C:のろいの基本的な根が解決されないまま残されると、それが伸びてきて普通私たちが考えるような実ではなく、異質な実がなるということです。根はどんどん活発になるのです。あらゆる奴隷制度の根は反ユダヤ主義から来ています。即ち、マモンの概念と結びついているのです。私が見たのは、神はアメリカをこれまで分裂させてきた奴隷制度は取り扱われますが、しかし反ユダヤ主義という根が、3年以内(主が私にそのように見せてくださったと思いますが)に立ち上がり始めるのです。

 

S:ちょっとここで、預言者がどのように立てられるのかをお聞きしたいと思います。あなたは 衰弱して入院していたときに、となりのベッドにペンテコステの牧師がいたそうですね。それは全く神が計ったことですね。(笑い)

C:それは私が18歳の時でしたが、本当に神の時でした。その牧師は私の知らなかった方を紹介してくださいました。聖霊です。聖霊は私を退院させ、3日間私を訪れてくださいました。

 

S:その3日間で2つの大きなことがなされましたね。最初に起こったことは何でしたか?

C:まず初めに、聖霊は私に聖書を読むようにと言われました。聖霊がそこにおられましたから聖霊によって私は聖書に惹き付けられました。私は創世記を読み始めましたが、創世記を読めば、契約という問題を知りそれを理解せざるをえません。聖霊が共おられ、 私を根底から変え、御ことばを用いてイスラエルの神と契約について理解をさせてくださったのです。イスラエルの神が私を訪れてくださったと思います。イエス・キリストの父なる神の御霊が私を訪れ、イスラエルの神を啓示してくださったのだと思います。私がイスラエルについて理解し始めたとき、ミュンヘンでオリンピックが開催されていましたが、そこで反ユダヤの事件が勃発しました。私のイスラエルに関する理解は深まって行きました。

 

S:聖霊とのものすごい出会いによって、第一にイスラエルに関する啓示が与えられたのですね。そしてあなたは聖霊に満たされて預言するようになりました。2008年にオバマ大統領に関する言葉をあなたは神から受けましたね。3年以内にアメリカを大きく変えていくことを大統領がするということですね。

C:それは彼が民主党の大統領候補者として選ばれるまだ前だったのです。(私は神からの言葉で分かっていましたが)「アメリカを分裂させていた人種問題はよくなるけれど、それによってかえって悪くなる事柄がある、というのは私たちはもっと深い根の問題を取り扱わねばならなくなり、反ユダヤ主義が表面にあらわれてくる。」と神は言われました。神は私の霊を捉え上げられて、すごいヴィジョンを見せてくださいました。それはリバティー公園で1500人ほどの大きな集会をしている時だったのですが、私はゲスト・スピーカーでした。神は私にそれからの3年間に起こることを見せ、アメリカがどのようにイスラエルと一致するかどうかによって、神はアメリカをどのように見られるかを決められることを教えてくださいました。

 

S:それが2011年5月にオバマ大統領が、イスラエルは1967年時点の国境まで退去せねばならないといったことですね。そのときに目に見えない領域でアメリカに何が起こったのでしょうか。

C:神は霊的にアメリカを1967年の時点に戻すということです。人種差別の問題もその時点まで戻されるのです。勿論それは現在の世の中で起こりますから、1967年に顕れたようには見えないのですが、アメリカが今までに戦い取って来た悪魔的な人種差別の問題と又戦い、自由のために戦わねばならない羽目になるのです。すべての国の契約はイスラエルとの関係を中心にして動いています。もし1967年の時点までイスラエルにもどれというならば、そう言う国もその時点まで戻るのです。

 

S:オバマ大統領が5月にそのような発言をした後に起こったことは、発言と関係があるのでしょうか? ミズリー州ジョプリンは、この70年間で最も死者を出した竜巻に襲われました。

C:ミズリー州とアラバマ州がすごい竜巻に襲われました。アラバマ州に先週行っていましたが、400人の死者を出しました。ジョプリンは街全体がなくなってしまいました。関係があります。神は風を支配されている方です。大自然の災害を起されました。聖書的に言えば預言的に言って、風は敵に支配された逆風の時もあり、又神によって送られることもあります。敵のストラクチャーがこの地に来たと私は思います。今、神が私たちの願っておられることは、私たちが神の契約と一致して、この地の契約をイスラエルの神と一致させることだと思います。

聖書には、もし私たちが神の声に聞き従わないならば、神は私たちの注意を引くように語られることが出来ることが書かれています。

 

S:イスラエルがエジプトで奴隷であったときに、災害がエジプト人を襲ったときにも、イスラエル人は災害に合わずにすんだように、私たちも神の守りの中にいることができます。これから起ころうとしている混乱期に守られる方法があります。チャック師はこれからの5年間にアメリカで起こることを見ました。私はずっとマタイ25章に書いてあることに興味を持って来ました。そこには羊とやぎが分けられることが書いてあります。やぎの国と羊の国があるということです。やぎの国は勝手気ままに行動し、羊の国は羊飼いに従います。マタイ25:40に、私たちがやぎの国になってしまう一つの罪が書かれています。「あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、しかも最も小さい者たちのひとりにしたのは、わたしにしたのです。」一つ質問があります。アメリカの各州の間でいろいろな意見の相違があります。州によって神の取り扱いが異なることがあるのでしょうか。

C:神は回復の神だと信じます。もともとのご自分の契約の計画に回復させようと思っておられます。「地とそれに満ちているものは、主のもの」なのです。神は天の祝福が地の祝福と一致するように願っておられます。神はもともと計画された園を地上に作りたいと思っておられます。けれどもその最中に人間は神に反抗するのです。アメリカにおいて本当に問題になるのは、それぞれの州がイスラエルとどのような関係になるかということだと思います。

国としてイスラエルとどのような関係を持つかだけではなく、それぞれの州がイスラエルとの関係に基づいて祝福を受けるようになり、それが明らかになってきます。例えばテキサス州の経済は今発展しています。テキサスはイスラエルと一致する宣言をしています。テキサスの経済が他の州と違う道を取るのを見ることになるでしょう。

 

S:国もイスラエルとの関係によって変えられているのを見ます。カナダはイスラエルに関して最近大変すばらしいことをしました。

C:神は私をイスラエルからのダブル・タリート(幅広の祈りのショール)をもってカナダに行くようにと遣わされました。新しい祈りのマントルをカナダは必要としていると神が言われました。それは5年前のことです。私たちはカナダのバンクーバーから始め、祈りのショールをデイビッド・デミアンさんに差し上げました。彼はそれを持ってカナダ中を回りました。この5月にイスラエルに関して起こった問題に対し、カナダはイスラエルにしっかりと一致していくという宣言をしたのです。「カナダ はイスラエルの神と一致する」と宣言したのです。

 

S:のろいも祝福に変えられることができますよね。ドイツがその例です。歴史上最悪ののろい、600万人のユダヤ人を殺しました。しかし、今ドイツは祝福されています。何故ですか?

C:まず、彼らがイスラエルの人々から奪った財産をすべて返しました。記録に残っているものは全部返したのです。他の国々が反イスラエルのときに、ドイツはイスラエルと一致すると宣言したのです。

 

S:中国に関して神はあなたに何を示されましたか?

C:神は、中国がもっとも影響力のある国になることを見せて下さいました。確かに中国は共産主義国です。しかし中国はイスラエルに対して最大の動きを見せます。経済においてイスラエルと一致します。これはある期間だけです。そして軍事の技術テクノロジーをイスラエルから得ます。これはすごい一致となり、1986年に神は私に、「2016年までに中国は世界一の経済国になるであろう」と言われました。

 

S:アメリカでは退廃がすすみ、霊が苦しんでいるといわれましたが、それについてお話ください。

C:義人ロトの霊が苦しんだように、あなたの回りの環境、霊的空気はあなたの霊を苦しませます。そして、やがて回りにコントロールされて同調していきます。ロマ12:1、2にあります。でもあなたは選択できるのです。クリスチャンは出発点にもどって神の完全なご計画である新しい一人の人、ユダヤ人と異邦人が一つとなり、勝利する残りの者たちが霊の人となり、弱さを克服していくのです。私たちを弱めようとするものの中から私たちは立ち上がり、力強い声を持つ残りの者となるのです。ダニエル12章に書かれているようにです。

 

S:とてもすばらしいです。これからは地上では最も困難な時代にはいりますが、それと同時に神を信じる者には最もすばらしいエキサイティングな時となります。最後になりますが、私たちや家族を祝福から遠ざけているものがあります。それは反ユダヤ主義です。私たち一人ひとりが持っている反ユダヤ主義を悔い改めるように導いてください。

C:神が私たちの霊の父です。あなたがどのような血筋を引き継いでいるとしても、あなたは父なる神の御子イエスの血潮によって清められることができます。「イエス、ヨシュアの血潮によりあなたは反ユダヤの霊の支配から解放される」と宣言いたします。今までは預言を拒絶していた人も、これからは神を聞くようになります。人々を支配し利用しようとしていた人も、今までなかったように人々を愛するようになります。反ユダヤ主義があなたを支配することなく、長子の国イスラエルを造られたイスラエルの神、イスラエルと契約を結ばれた神が、神の契約を理解させてくださいますように。アメリカのマインドセットを悔い改めます。今私たちの思いは変わりはじめ、神の契約のご計画を理解し、そのために堅く立つことを宣言します。(終わり)

 

 


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