Archive for the ‘アメリカの使徒的・預言的な人たちからのメッセージ’ Category:
08 12月
UNTIL「・・・までに」
ジェイソン・フーパー
私たちは今、非常に重要な霊的シフトに入ろうとしております。それを皆さんは感じておられるでしょうか?主は、個人的に親密intimateな時を過ごすように、今多くの人をお傍近くに惹きつけておられます。それは主がそのような個人的に親しい関係に入る人たちに、これからより多くのことをお語りになる用意をされているからです。すなわち主は、私たちが主との密かな出会いを持つように招いておられるのです。この招きを感じることによって、多くの人がもう一度主とのコンテンプレーティブな霊的訓練による、施し、祈り(黙想的メディテーションを含む)、それに断食の祈りの生活(マタイ6章)にもどりたいと言う願いを感じています。これらのことを規律正しく行なう自己訓練によって霊的飢え渇きが増し、より多くの啓示による御声(ことば)を聞くことが出来るのです。
イエスは、マタイ6:6とか6:18に書かれているように、私たちが「自分の奥まった部屋で、隠れた所におられるあなたの父に祈りなさい」と言われます。「そうすれば、隠れた所で見ておられるあなたの父が、あなたに報いてくださる」と約束されています。と言っても、報いが目的でそうするのではなく、目的はあくまで主を知ることにあります。しかし、私たちが信仰に充たされ、熱心に主との個人的関係を求める時に、父は「神を知るための知恵と、啓示の御霊」を私たちに与えて下さいます。(エペソ1:17)
今のシーズンは「主についての知識を知る人」から「主ご自身を知る人」に移行する時です。ヨブが「私は今まであなたのことを人が話すのを耳で聞いていましたが、今私はこの目であなたを見ました。」(ヨブ記42:5)と言ったように、私たちも間も無く、教えられた知識ではなく、主ご自身を私たち自身の霊的な目で見るようになりたいものです。
自分が波となる
今年の5月16日水曜日に、私はこの真理にかかわる短い霊的な遭遇を経験しました。この経験が私に今のシーズンがどんな時であるかを教えてくれたのですが、同じような状態にいる多くの方々にとって参考になるかと思い、お分かちさせていただきます。
私は海辺(波打ち際)に立っていました。そして、次に寄せてくる波のためにどんどん沖に引いて行く潮の流れを見ていました。気が付いたことは、その時の引き潮は、自分が予期していたよりもはるかに長い時間を掛けて引いていることでした。どうしてなのかと思い巡らしていると、突然私自身が大きく寄せて来る波(の一部)となって(一緒に浜辺に向かって流されて)いることに気が付きました。
私が浜辺を去ろうとした時、(ずぶ濡れの)私の身体には貝殻とか今まで見たことも無いようなエキゾティックな海の宝の数々が、砂と共に私の身体にまつわりついていることに気が付きました。その後私は、自分が今いるシーズンがどのような「過程の中」にいるかの意味が分り始めたのです。それはある人たちには (
引き潮によって)引き戻されている(pulling back)とか、あるいは遅れを取っていると思えるかもしれませんが、実は「引き込まれている pulling in」のであって、それは次にやって来る波(の一部)として自分が準備されているのだ、と言うことが理解出来たのです。
後退しているとしか思えないような時に、実は自分が次の波の一部として立て上げられ、自分そのものがその波になりつつあると言うことが分ったのです。(聖霊の)風が潮という水(ことば)の上を吹き続ける過程を通して、自分が神のエネルギーを受け取って次の大きな波になって行くことが分ったのです。私はそれを見ていたのです。
来るべきシフト
この引き潮のシーズンはどの位続くのでしょうか。それに対する答えは、先ずそれは主ご自身のご計画次第であること、そして次に私たち自身がどうするかによると言う両面があるように思います。聖霊のアウトポアリングが神によって起こされるタイミングは、起ってみるまで分からないことが多いと思います。しかし、「激しい飢え渇き」が解き放たれることが、天のタイミングの最初に来るしるしであると信じます。
アパー・ルームに集まった飢え乾いた弟子たちは、どれ程聖霊のアウトポアリングを待てばよいのかは分りませんでした。イエスは彼らに、父からの約束(聖霊)を送ると約束をしましたが、「いと高き所から力を着せられる『までは until』エルサレムにとどまっていなさい」と言われたのです。
次に霊の潮(アウトポアリング)が来るターニング・ポイントを知るよい方法は上記で述べた『までは until』にあります。この「これこれが起るまで」と言うのが次のシフトが起るブレーキングポイントです。
私たちの上に次に来る(波に例えられる)シフトは、物凄い打ち破り(ブレーク・スルー)と祝福をもたらしてくれるでしょう。私たちは皆それを必要として待っていますが、思い出して下さい。ダビデの場合、神が彼の敵軍を打ち破る前に、彼は要塞にもどって主に伺いました。(2サムエル5:17-20)
要塞にもどる
打ち破りは、私たちが誰も見ていない所で個人的に神を求め、デボーションの時間を持つ時に起ります。(ゼカリヤ9:11-12、ミカ書2:13)
主が打ち破られ開かれる時に私たちは打ち破って出ます。イエスはこの真理をご自身の生涯の中で見せてくれました。主はご自身が次の重要なステージとなるミニストリーに入られる前に、荒野で40日間の断食をされ、密かにその隠れたところで非常に多くの時間を父と過ごされました。この備えが大きな霊の力となり、偉大な奇跡の力と権威を民衆に示す結果を生み出したのです。(ルカ4:14)私たちが自分自身を犠牲にし、隠れた場所で断食とコンテンプレィテイブな祈りを通して自分自身を父に捧げるというデボーションの生き方をすることによって、この世における私たちの目的をより大きく果たすことが出来ます。これは毎日の生活の中で、聖霊に導かれて退くという「引き潮の時」を持つことに私たちが賛同することを意味します。父なる「神のとりで」に戻ることによって、私たちは戦場で失った力を回復し、必要なよりよい打ち破りの力を主から得るのです。
ダビデは戦場においてではなく、要塞に退いて「打ち破りの神」と時を過ごしました。主が私たちの要塞(とりで)です。(ナホム書1:7)
ゼカリヤ書 9:12は、いみじくも「 希望を抱く捕らわれ人よ、砦に帰れ。今日もまた、わたしは告げる。わたしは二倍にしてあなたに報いる。」(新共同訳)と言っています。
大きな希望への門
私たちの多くは、「神の約束を得るためにこんな所を通る必要はない」と思えるようなところに自分は引き戻された(ている)と感じる時があると思います。しかし実際にはそのように引き戻された場所でこそ、神の約束を受け継いで自分のものとするための準備がなされるのです。ある人たちにはそこは(何も無い)荒野のように感じるでしょう。しかし、そのような主の引き戻しに充分私たちが応える時に、私たちは新しい主を経験し始めます。主は私たちのトラブルだらけの「谷間」に、私たちのための大きな望みの門を設置されます。(ホセア2:14-23)神から与えられたデスティニーに到達するためには、私たちが「荒野の経験」を、その意味と目的を正しく理解して正しく過ごすことが非常に重要なのです。それはちょうどイスラエルのために「目の前に立ち塞がっている壁が崩れ落ちる」ことに似ています。その壁の向こうに、神と神が私たちのために用意しているものが見え始める、そしてそれは今までとは全く違った見方で見えて来ます。
深みに漕ぎ出せ
今年の初めに、主はルカ5:1-11から語って下さいました。ペテロたちはその前夜、夜通し魚釣りに出掛けましたが何も取れずに帰って来ました。岸辺で網を洗っていると、イエスがペテロの船に乗って来られ、陸から少し漕ぎ出すように言われました。そしてそこから群集に教えられました。「話が終わると、シモン(ペテロ)に『深みに漕ぎ出して、網をおろして魚をとりなさい。』と言われた。するとペテロが答えて『先生。私たちは夜通し働きましたが何一つ取れませんでした。でもおことばとおり、網をおろしてみましょう。』そして、そのとおりにすると、たくさんの魚がはいり、網は破れそうになった。そこで別の船にいた仲間の者たちに合図をして、助けに来てくれるように頼んだ。彼らがやって来て、そして魚を両方の舟いっぱいに上げたところ、二そうとも沈みそうになった。」(ルカ5:4-6)
これは確かに大変な収穫でした。しかし、ペテロたちの人生がこの出来事によって過激的に変えられたことに比べれば、比較にもなりません。11節で「彼らは、舟を陸に着けると、何もかも捨ててイエスに従った。」とあります。彼らは一切を捨ててイエスの後を追ったのです。一体何が起ったのでしょうか。ペテロは主が言われることに喜んで従いその通りにすると、その前まで願っていた大漁の収穫(ハーベスト)がその通りに起ったのです。(イザヤ1:19)その瞬間に彼の以前の願いが新しい願いに置き換えられたのです。
主イエスに他のことは一切忘れ、集中して従う時に(デボーション)、主が私たちの心をとらえ、この弟子たちのように、私たちもすべてを捨てて心から主に従えるようになるのです。ここにおいてエレミヤ29:13に書かれている「もし、あなたがたが心を尽くしてわたしを捜し求めるなら、わたしを見つけるだろう。」が実現します。
私は、ペテロを招いた同じ招きをもって主が私たちを今招いておられると信じます。あなたは詩篇42:7「あなたの大滝のとどろきに、淵が淵を呼び起こし、あなたの波、あなたの大波は、みな私の上を越えて行きました。」すなわち、神の深い心があなたを招いておられるのを今(のシーズン)、感じることが出来ますか。あなたの霊が、奥深いところで、あなたが次の呼吸をすることよりも、主を望んでいることを感じられるでしょうか。私の友人である皆さん、主(の深いところ)に入って行って下さい。その場所で、あなたの今までの荒野が実り多い果樹園に変えられます。
魚をキャッチする
「私たちの網をおろす」ことの意味を幾つか考えることが出来ます。第一に、それによって収穫をキャッチすることが人間的努力によるのではなく、主と主のことばを信頼し( trust)、すべてを主に委ねて休息する( rest )ことです。第二に、おろすのは、私たちの持つ一切の警戒心をおろすことです。そして主に私たちの心の深いところまでおりて来ていただくことです。私たちが主を心から喜ぶ時に、主ご自身が私たちに最も必要な謙虚さと、心から進んですること、そして主への全き従順を私たちにもたらしてくれます。「主をおのれの喜びとせよ。主はあなたの心の願いをかなえてくださる。」(詩篇37:4)
「喜ぶ」とはしなやかで、やわらかく、女性の心のようにこまやかさがあります。それは心から喜びに満ち、すすんで主がなされたい御心のままにかたちどられ変えられることを受け入れることです。英語の desire と言うことばは de がofを、
Sire が father を意味しますから「父の御心(望まれること)のままに」です。エレミヤ18:1-11にあるように、父なる陶器師が私たちという粘土から、主人に一番寵愛されて用いられるような栄誉ある器に、きよめてかたち造られる transformまで (until )、 私たちをろくろの上で造り変えて下るのです。そうすることによって私たちは「主人にとって有益なもの、あらゆる良いわざに間に合うものとなるのです。」(2テモテ2:21)この過程を経て、主の心に望まれることが私たちの心の望みとなるのです。
イエスは「わたしを見た者は、父を見たのです。」(ヨハネ14:9)と言われた通り、まさに父そのものを表しておられます。ペテロはその日に御父を見たのです。彼の見た父は、大勢の自分の息子、娘たちが祝福され繁栄する姿を見て喜ばれる父であり、又喜んでご自身の御国を子にお与えになられた父でした。(詩篇35:27、ルカ12:32)
私たちにとって彼が「魚をキャッチしたこと」は単に食料の資源を得たこと以上の意味があると信じます。それは彼が、資源のある場所を示す「啓示を得た」ことです。ペテロは主から啓示をいただいたのです。だからこそ魚が彼のものとなりました。彼が主の言われるままに深みに漕ぎ出し、網をおろしたのは、彼がイエスのことばに応えて、信仰による選択をした結果でした。
「実に、信仰は聞くことにより、しかも、キリストの言葉を聞くことによって始まるのです。」(ロマ書 10:17、新共同訳)とありますが、ここでは、神のRhema の言葉のことを言っています。あるいは、神が話された啓示の御ことばです。ペテロはその日、「ことば」ご自身が話されることばを聞き、それがつまり、イエスの啓示を受けたことなのです。
今の時期は自己満足に陥って安閑としている時ではない
今年の5月24日の朝方のことですが、目が覚めると共にイザヤ32:15にある「上から霊が私たちに注がれ・・・(る時までは)」という御言葉が私の霊に響いて来ました。(訳者注:この文章を英語聖書では冒頭にuntilを付けて「時までは」と訳していますが、日本語訳にはそれがありません。そこで(る時までは)を括弧して上記のように付け加えました。従ってこの15節は、後日聖霊がイスラエルに降りる「聖霊降誕」の結果、主が再臨され、千年王国が始まり、18節の「安らかな憩いのに住む」ようになる「その時までは」イスラエルの国は滅びる・・・という意味でこの聖句をこのメッセージの筆者は引用しています。)
この32章でイザヤは、その当時国が置かれている危機的な状況をいち早く察知して、そのためにすべてを捨てて主にとりなし、嘆願すべき「時、シーズン」であるのに、全くそれに気が付かない「のんきな」女たち(とりなし手)の「自己満足に陥って安閑としているのん気さcomplacency」の結果として、イスラエルの国は滅亡の始まりが一年後に来ることを預言しています。それはとりなすはずのとりなし手(女たち)が周囲で起っている多くの不正が横行しているという憂慮すべき事態に目を向けず、主の御声に耳を傾けない鈍い心が原因でありました。
今の私たちの住む時代はそれと同じ状態で、クリスチャンが自己満足に陥って安閑とし、周りに起っていることの意味を察知して主に真剣にとりなしていないのです。今はそのような「のんきな時」ではありません。
私たちは又、雅歌5:2-8に出てくるおとめのようであってはなりません。待ちに待った主が訪ねて来られ、戸口にその御声を聞いた時、彼女は自分の都合で主の要請に即座にはお応えしませんでした。その躊躇している間に主は立ち去られたのですが、おとめは後で大変後悔しました。私たちはいつも聞き耳を立て、主がドアをノックされる時は何をさておいてもすぐにドアを開けねばならないのです。
私たちは主からの約束を受けたパートナーである
私たちは主に対して、約束されたものを受け取るという責任があります。主はご自身の弟子の500人以上の前に、よみがえりの姿を現されました。しかし、主が命令されたように待つことによって確かに約束の聖霊を受けたのは120人しかおりませんでした。彼らだけが上からの力(聖霊)を受け取るまで(until)「約束を受け取るパートナー」として待つことをコミットしたのです。500人以上の弟子のうち、何人がアパー・ルームに来たのか、その数は書かれていません。しかし残った人数が120人であったことは書かれています。もし一度はアパー・ルームに来ても何かの都合で去った人たちに、今聞けば、恐らくその人たちは雅歌のおとめと同じように大きな後悔の念を漏らすでしょう。
私たちは、最も大きな神の霊の大波が押し寄せて来るのを待ち構えているという歴史に残る場所に今立っているのです。主が私たちのドアをノックされ、ドアを開けた人と主は霊の深いところで食事をされます。私たちは聖霊の風がその上を吹いた「水」(御ことば)となったイエスと一体となることにより、次に来る大きな波そのものとなろうではありませんか。
私たちは今その“Until….”と言う線を越えようとしています。「ついには、上から霊が私たちに注がれ、荒野が実りの多い果樹園となり、それが森とみなされるようになる・・・」(イザヤ32:15-18)その時が迫って来ています。 (終り)
筆者紹介:JASON HOOPER-ジェイソン・フーパー師は、預言的リバイバリストの一人であり、教師です。その健全な聖書的教えと、主から与えられる預言的啓示と、そして、神の力をデモンストレーションすることを通して、神の御国が解き放たれるのを実現することを熱心に教えています。彼のミニストリーの焦点は、信者を備え励まして神の力の証し人として立てることにあり、又信者を、神と親密な友人関係に入ることを励まし、その立場から主の心を伝えるメッセンジャーとして立て上げることに焦点を置いています。
ジェイソン師は近年、モーニングスター・フェローシップ・チャーチの牧会チームの主要メンバーの一人として奉仕して来ましたが、今はアラバマ州のフォーレイに、ティナ夫人と、三人の男子ジョシュア、カレブ、サミュエルと共に住んでいます。
上記のメッセージは、「モーニングスター・ジャーナル誌」がしばらく休刊しておりましたが、今回イー・ジャーナル誌として再出発し、その復刊最初の12月号の中に書かれていた記事の一つです。
25 11月
今回のアメリカ大統領選挙の結果は何を意味するのか(2)
前回のボブ・ジョーンズ師とリック・ジョイナー師の話しに続いて、今回はゴッドTV主幹の一人ウエンディー・アレック師が、選挙後六日経った2012年11月12日に、主から受けた預言的言葉を発表しておりますのでそれをご報告します。
オバマ大統領に関する預言 ウエンディー・アレック
私は主が言われるのを下記のように感知した。今は(やっていることをすべて)ストップする時である。わたしの人たち(クリスチャン)が完全に方向転換する時である。祈る時である。わたしの人々、わたしの教会がこの国を挙げて立ち上がり、又世界中の国々が立ち上がって祈る時である。オバマ大統領のために熱心に祈れ。アメリカ政府のために。そしてホワイトハウスのために熱心に祈る時が来た。
ホワイトハウスに変革を見る―その政策がトランスフォーメーションする時が来た。
そして、わたしの手によってこの変革が起こされる、と主は言われる。
主は言われる、わたしの手は押さえられていた。わたしの人々が背くことによってわたしの手は押さえられた。わたしの御座には多くの祈りが祈られているが、この(アメリカ)政府に対する祈りがない。
わたしの愛する息子、娘たちに言う。あなたがたはこの政府のための祈りに立ち上がりなさい。この国の大統領であり、夫であり、民の父であるこの人のための祈りに立ち上がりなさい。
そうすればわたしの手は再び自由になり、ホワイトハウス、政府、権力の座にいる大統領の上に働くことが出来る。あなたがたが昼に夜に、この人に知恵が与えられるよに祈りの声をわたしの御座に向かってささげる時、その瞬間から、わたしは彼に知恵を解き放ち、又啓示を与えよう。
その瞬間に―彼の目は今まで見えなかった肉の領域、そして霊の領域のものに目が開かれるであろう。 わたしはわたしの霊をホワイトハウスの上に注ごう。
そしてわたしはわたしの霊を議会(国会議員)の上に注ぐ。政府の上に注ぐ。―そうすれば今までの険悪な状況が柔らぎ、大きく二分された両派に歩み寄りと協調が始まる。最初にわたしの霊が個人に注がれ、和解の霊が議事堂を充たす。その隔ての壁は崩れ落ちる。
共和党と民主党との間にあった不和・仲たがいが癒され始める。議会とイスラエルの間にあった仲たがい、オバマ大統領とナタニヤーフ首相の間の不和にも癒しが始まる。
イザベルの霊をホワイトハウスから、議会から、根こそぎ追放する。
要職にあるある人たちは、高い権威の地位にある人ですら、わたしがそのポジションから取り除き、わたしの選び指名する人と入れ替える。
そのためにわたしはクロス王を遣わして用い、わたしの声を聞き、わたしの顔を求める多くのマリヤが出るであろう。
しかし主よ、どのようにしてそれがなされますか?(と私は聞いた。)
子どもたち、わたしは共和党員でもなく民主党員でもない。わたしは神である。人の心はわたしの手中にないであろうか?わたしは王たちの心を動かして来なかっただろうか?わたしの愛する息子、娘たち、あなたがたはこの国の大統領のために熱心に祈りなさい。わたしはそれを待っている。
あなたたちが真剣に祈り始めたら、その日、その時から、状況の変化とシフトを見始めるであろう。人々が取り去られ、替わりの人々が地位に着く。
わたしは夜のうちにバラク・オバマに知恵を注ぎ、わたしのやり方を示す、わたしの声を聞く。
わたしは彼の鼻に鉤をつけ、イスラエルに向けさせる。石のような心に水をかけ、わたしの聖霊という目薬で彼の目を洗いきよめる。
イザベルの同じ霊が前の4年間、彼の手を麻痺させ、彼の目を見えないようにし、耳を塞いでいたが、次の4年間はその時が終わり、貧しく、弱く、どうすることも出来ない人たちを助けるチャンピオンに彼をわたしが引き上げる。それは彼自身がそうするのではなく、わたしがすべてをするからだ。・・・
わたしはわたしの心に従い、わたしの思うところを彼に語ることの出来る人たちを彼に付ける。その声に従って大統領は、多くの問題点を公に知られないうちに静かに正しく取り扱うようになる。
わたしは彼の背中に鋼の棒を入れるので、彼はまっすぐ立つようになる。又わたしは経済問題に関する知恵を彼に授ける。
批判する者、反対する者も出て来よう。しかしわたしの人々、わたしの教会(キリストに従う者)が、彼を忠実にわたしの前に立つようにする。
わたしは彼に、中東問題を取り扱う知恵を授ける。そしてイスラエルに対しての知恵も。わたしは預言者を送り、エルサレムに関する知恵、イランに対して、又、アフガニスタンに対して、中国に対しての知恵を与える。
今期(再選後の4年間)彼の上に新しいマントを覆い着せる。それは知恵と、能力と、力のマントである。
新しい日(時代)がやって来る。そしてアメリカ中の人たちが、この人が前と同じオバマであることを疑うほどに新しくされた大統領が(誕生する)。それはわたしが神であるからだ。
(預言終り)
訳者注:
以上の預言の後、アレック師は、先ずクリスチャンの教会に対して、一致したとりなしの祈りの無さと、冷ややかな批判の態度を取り続けて来たことに、どれ程父なる神が嘆いておられるかを強く訴えます。そしてわたしたちが先ずそれを悔い改めて、ひざまずき赦しを乞い、再選された大統領のために祈ることを要請します。
その後で、アレック師はオバマ大統領とアメリカ政府に対する熱心な祈りをささげました。その内容は預言とほぼ同じ(主の御心に添ったもの)なのでここでは省きます。
(以上 坂 達也)
19 11月
今回のアメリカ大統領選挙の結果は何を意味するのか
ボッブ・ジョーンズ、 リック・ジョイナー
11月6日に行なわれたアメリカの大統領選挙について、先ずボブ・ジョーンズ師とリック・ジョイナー師の意見をお伝えしたいと思います。
下記の会話は、選挙から一週間経った11月13日夜に、モーニングスターミニストリーにおいて、このミニストリーを支えて来たパートナーだけに向けて放送した、「ボブ・ジョーンズ師とリック・ジョイナー師を囲むインタービュー座談会」における両師の発言を要約したものです。(坂 達也)
リック師「私は、多くの人がそう信じたように、ロムニー氏が大差で勝つと思っていました。
ボブ師「私もそう思っていました。」
リック師「それは主からの言葉を頂いていたからではなく、自分の思いでそう信じていました。その予想は全く外れました。そこで私たちは、どうしてそうなったのか、何が起ったのかをこの際しっかり理解する必要があると思います。(意外な結果という意味で)今回の選挙ほどクリスチャンに衝撃を与え、目を覚まさせた事は今までになかったと思います。
今回の選挙では、今までにないことが起りました。それは同性結婚が多くの州で、投票により正式に認められたことです。今までは自分が推薦する人が選ばれれば、その人に任せておられたのですが、今や、クリスチャン国アメリカとしてのファイヤーウオールの壁がここまで破られては、もう、代わりの人間を立てる等の人間業での打つ手は尽き、ついに来るところまで来た――今となっては神のリバイバルに頼るしか道はありません。」
ボブ師「私はアメリカは選択肢があったと信じますが、間違った選択をしてしまった。主は私に『モルモン教徒の大統領をどう思うか』と聞かれた時に私は次の大統領はロムニーであると主が示峻されたと思ったのですが、そう受け取ったのは私の間違いでした。この国には違った考えのグループが多数存在しますが、国としては間違った投票をしてしまったのです。アメリカ北東部の州のすべてが同性結婚を多数決で認めたので、神から大変な祝福(皮肉な意味で)を受けました。(これらの州は皆ハリケーン・サンデイーに見舞われたことを指す)それだけではなく、これらの州はこの冬もっと激しい雨、氷、雪の嵐に見舞われるでしょう。あなたはご自分の違った意見を言われるでしょうが、私にとっては、これは神の『裁き』であると申し上げたい。」
リック師「『神はもはや裁きをなさらない』と言う人がおりますが、それは全くおかしい。黙示録全体が神の裁きではないですか。そのような馬鹿げたことをかなり有名な方でさえ言っておりますが、神が裁きをされないという考えは全く馬鹿げています。」
ボブ師「今は偽預言者によって真実でない預言も多くなされています。今こそ真理の霊が必要な時です。・・・・私が受けた幻によれば2016年に二つの月moonが現れ、未だかってなかったような大変な変革(チェンジ)が起こり、前代未問の揺さぶりが起ります。」
リック師「さて聖書によれば、再選されたオバマ大統領は間違いなく『悪い者、邪悪な人wicked』です。(ここでボッブ師が「そうです」と合槌を打つ。)聖書に書かれている『よこしまなこと、邪悪なこと』を推進し実現させています。そのような人を私たちは(クリスチャンも含んで)投票したのです。国として、正義の側に付く替わりに悪の側に付くことを選んだのです。神は宇宙のすべてを造られ、すべてを支配しておられますが、こと地球に関しては、人間が支配するように人間に任されました。そこで私たちは選挙で自分の選択する人に投票します。しかし一方で、神は私たち人間に、上に立つリーダーのために祈りなさいと命令されております。それはよいリーダーに限らず、悪いリーダーのためにも、つまり、よくても悪くてもリーダーのために祈れと言われているのです。
ですから私は、私たちの大統領のために、今まで以上に祈ることを心に堅く決心しました。多くの方が今回の選挙前に40日間の断食祈祷をしましたが、選挙が終わった今こそ40日間の断食祈祷が必要であると信じます。私たちの大統領は私たちの国を弱くし、滅ぼそうとさえしています。彼は明らかに邪悪な人です。但しそれはあくまで聖書的にそうであると言っているのであって、この世的な解釈ではないことに注意して下さい。それを言えば私たちは皆「邪悪な人」です。(笑い)しかし神はそのような悪い人を愛されているのです。私たちは今、もう解決方法がない程に経済的、貨幣的に行き詰まり、破滅への道を走っています。その時に立っているのが、もう再選を考えないですむ、もう誰に、政党とか政治的にどうなるかを気兼ねすることもない、自分の思い通りのことが出来る二期目のオバマ大統領です。
その彼が、神から啓示を受け、ソロモン王のような知恵と、勇気と、油注ぎを受けて、真実・真理を愛してそれに従う人間になったとすればどうでしょうか。これからの四年間にそのような彼が、今まで悪くなって来たすべてのものを元に戻すことは出来るはずです。私はそれを祈ることにしました。神は彼にいつでも夢、幻を与えることが出来る方です。ですから、今こそオバマ大統領に反対するのではなく、彼のために祈ろうではありませんか。経済政策専門のガイトナー長官ですら、解決策が見えなくて一時は辞任を希望しました。そんな事態に至った今、立場的に神が用いる人としてオバマ大統領以上の適任者はいないと思います。
オバマ大統領が心から悔い改め、聖霊を受けるように祈って下さい。彼こそが、私たちが今まで一生懸命祈って来た神からの答えであるかも知れないのです。ここで私たちがそのように祈れば、ロムニー氏が出来ないことを、主によって、彼が出来得るのです。信仰とは結果を信じること以上に、神ご自身を信じることです。この際選挙結果がどうであれ、私は神を信頼します。決してアメリカを見放したり諦めてはいません。確かにアメリカにはこれからもっと厳しい神の裁きが来るでしょう。しかし裁きは神が私たちを愛するから来るのです。神の裁きは先ず教会に来ます。それは神が教会を愛しておられるからです。
私は選挙の結果を見て、本当に落胆し落ち込みました。私たちがこんなに祈り求めたのにという思いがあったからです。そうした中で、主からの啓示がありました。『これがわたしのあなた方の祈りに対する答えだ。あなたがたの祈りを決して忘れた訳ではない。こうすることによって教会を本当に(愕然と)目覚めさせ、わたしの仕事に真剣に打ち込ませることが出来る。』と。
オバマ大統領は選挙を、信じられないような努力で、足で駆け回るground gameで勝ちました。共和党は教会のサポート無しには対抗できない。保守派もクリスチャン(教会)のサポートなしには対抗できないのです。
私はこのオバマ大統領が救われ改心することを祈ります。彼は歴代で最悪の大統領です。しかしその彼は、次の四年間でアメリカ歴代の最も偉大な大統領になれると信じます。それが彼のデスティニーであると、彼のために私は祈っています。今回の選挙ではかなり大きな人数、何百万人ものエバンジェリカル・クリスチャンが投票しませんでした。あるいはロムニー氏がモルモン教徒であることが原因であったかもしれませんが、神はクリスチャンが持つ偏見(モルモニズムとかそれに類する課題)に今回チャレンジしました。それ故に主は、ボブにモルモン教の大統領の可能性を訊ねたのであると言う気がします。
私は今非常に励まされています。今までにこれほど励まされたことはありませんでした。ですから、私たちは祈りの戦いを続行し、益々戦うべきです。」
ボブ師「一つはっきりしていることがあります。それはリックが既に言いましたが、この際私たちはうぬぼれから来る「人を見下すこと」を捨てるべきです。そのようなうぬぼれ的偏見を持つ人はクリスチャンとしての鋭い切れ味を失うし、人を赦せなくなります。教会は今こそ毅然とした見識を示す時です。」
リック師「私たちは主からのめぐみの力を受けていますが、オバマ大統領は未だ受けていないと思います。従って神の憐れみと力を受ければ彼は一変するでしょう。私は期待し、その可能性を考える時、興奮を抑えることが出来ません。」(来週に続く)
15 11月
クリスチャン人生の第一の目標
フランシス・フランジペン
私たちのこの教会には3つの基本的な土台があります。
一つは、ここは祈りの場所であることであり、二つ目は、祈りの心を持つことです。祈りとは神の裁きと神の憐れみの裂け目に立つことです。神の憐れみが神の裁きに勝利することが私たちのゴールであり、祈りの目的です。そして三つ目は、イエスの柔和さ、謙遜さに達することです。これは到達したかどうかが分かりにくいものです。というのは「私はイエスと同じように謙遜になった。」と思った途端に謙遜ではなくなるからです。(笑) 「神は私が予定していたよりももっと私をへりくだらせた。」と言った人がいました。私たちがへりくだりのある地点まで到達した時、神はもっと私たちをへりくだらせる出来事を用意されるのです。これが真理であることを皆さんはお分かりでしょう。
そしてこの教会の一番のヴィジョンは、私たちがキリストに似た者になるということです。私たちがキリストに似ていなければ、教会の目的は失われます。神は私たちの古い性質を制御する「宗教」をくださったのではなく、「新しい性質」をくださったのです。イエスのいのちそのもの、新しいいのちをくださったのです。パウロは「私はキリストと共に十字架につけられました。もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。(ガラテヤ2:20)」と言いました。キリストがあなたのうちに生きておられるかどうかは、あなたの信仰のテストです。私たちの教会のすべてのプログラム、活動、ヴィジョン、訓練、教育等の目的は、私たちの中にキリストを解き放つことです。すべてのことはキリストが私たちを通して生きてくださるようになるためです。キリストの霊を解放して、私たちの人生の思い、考え、愛、信仰、そのすべてを支配していただくことです。それだけが私たちの教会がどれだけ成功しているかの計りなのです。何人の人がキリストに似た者になるかが成功の計りです。何人が教会に来ているかではなく、何人がキリストのようになっているかです。
真のリバイバルの証拠とは、私たちがどのように倒れるか、飛び跳ねるか、床を転げ回るかではないのです。そのようなことはあまり意味がありません。大切なのは、教会の建物を出た時にあなたがどれほどキリストに似た者になっているか、です。その時、あなたが真にリバイブされたかどうかが分かるのです。リバイブされたのはイエスのいのちだからです。それこそが私たちのいのちです。私たちのうちのイエスをリバイブさせ、主にすべてを明け渡すのです。これこそが私たちが持つべき唯一の目標であり、そのゴールにむかって焦点を合わせるとき、それによって私たちの人生の他のすべてのゴールは達成されます。
パウロはピリピ3章の中で、人生のゴールについて述べています。彼にとってそれは「私の主であるキリスト・イエスを知る事」であり、「キリストのようにされる事」でした。パウロは多くの書簡を書いたり教会をつくったりしましたが、そのような活動が彼のプライオリティーではありませんでした。彼の唯一の情熱はキリストを知る事に注がれたのです。
彼は「犬に気をつけてください。」と言っています。即ち「悪い働き人、肉体だけの割礼の者」を警戒せよと言っています。犬好きの方もおられると思いますが、一世紀の犬というのは、今のような可愛いペットではなく、ゴミをあさっている動物でした。エルサレムにあった12の門のうちの一つはゴミの門でその外ではあらゆるゴミが燃やされていました。犬はそのようなゴミをあさって生きていたのです。あるクリスチャンたちは、ただゴミくずだけを食べて生きています。臭いをかぎ回って悪くなっているか、腐っているかどうか調べまわり、不完全なものをかぎ回ります。誰かの失敗、何かの失敗を捜し回ります。そしてそれを食べて生きているのです。パウロはそのような「犬」に警戒せよと言っているのです。そのようなクリスチャンになってはなりません。
神様はもっと良い物をあなたのために用意していてくださいます。神は「宗教」をくださったのではなく、イエス・キリストとの真の交わりをくださったのです。パウロはそれを情熱をもって追い求めていたのです。彼はパリサイ人の中のパリサイ人、ベニヤミンの家系、律法に関しては熱心で落ち度がありませんでした。しかし、彼はこのようなことはキリストを知ることの素晴らしさにくらべれば損であると言っています。キリストを知りたいというパウロの情熱は、パウロを神の約束を成就させることへと駆り立てました。
キリストを知りキリストのようになることなしに神からの約束を成就できると思うならば、それは間違いです。私たちの人生の第一のプライオリティーが「キリストに似た者となること」になるまでは、神からの私たちへの約束の成就は引き延ばされます。教会のゴールはただ人数ではありません。キリストの弟子を作るのがゴールです。イエスは「弟子は師にまさるものではないが、良く訓練されれば師(即ちイエス)のようになれる」と言われました。キリストを知り、キリストに似た者となること、これこそがこの教会のゴールです。私たちはイエスを顕すために造られたのであり、そのために教会に集っているのです。
もしあなたが今日これを本気で願うならば、もしあなたが今日神にむかって「私はイエスのようになりたいです!」と叫ぶならば、イエスのご性質があなたの人生にあらわれるようになるのです。あなたが若くても年老いていても、男性でも女性でも、あなたの人生のすべての面において主イエスはあなたを通して顕れ出てくださるのです。そしてイエスご自身の本質を顕してくださいます。
あなたが真剣にこのことを求める時、主にむかって「主よ、求めます。そうなりたいです。」と祈るならば、神はあなたが主イエスのようにならねばならない状況の中にあなたをおかれます。私たちは言うのです、「主よ、私はあなたが嵐の中におられた時のように強くなりたいです....でも嵐ぬきでお願いします。」「 あなたのように人々を愛したいのです....でもあなたのように愛する事をすでに学んだ人たちの中でにしてください」「あなたのように水の上を歩きたいです....アイオア州で一月に。(これは誰でもできるのです、寒くて水は氷になっていますから。もし7月に歩けたら大したものですが)」(笑)
私たちの目標はイエスのようになることです。このことを真心から真剣に願うことです。そちらにむかって歩き始めることです。イエスのようでない部分を自分でそぎ落としていくのです。そのようにしていくときに(これは前もって警告しておきますが)いろいろな戦いが起こってきます。神はあなたをもっと高いレベルに引き上げるために、いろいろな戦いを用意されます。そしてあなたに油を注ぎその戦いに勝利できるようにしてくださいます。それはあなたがイエスのようになるのを阻んでいるものとの戦いであり、神によってあなたのために戦略的に用意されるのです。その戦いの中で私たちは正しい道をえらびとって行かねばなりません。私たちはまず教会という安全な場所で正しい決断をすることを学び、次には厳しい社会の中でも正しい決断ができるようにされていくのです。それによって私たちの人格は形成されていき、キリストに似た者へと変えられていくのです。(説教からの抜粋)(終り)
14 11月
ヨエル・ローゼンバーグ氏からの緊急報告(11月14日)
ハマス軍のトップ司令官がイスラエルの爆撃によって殺されたことは、既に一般のニュースでご存知と思いますが、現在イスラエルに滞在しているローゼンバーグ氏はそれを受けて、次の8点を現況として報告しています。(坂 達也)
以下はローゼンバーグ師からのものです。
1)1973年のヨム・キッパー戦争以来初めてシリヤとイスラエルが交戦状態に入った。
2)先週土曜日(11月10日)以来、160以上のロケット弾がイランが背後にいるガ
ザ地区のパレスチナ・テロリスト軍からイスラエルに向けて発砲された。それにより
40人以上のイスラエル人が傷を負った。
3)エジプトからの圧力により、ハマスはこの24時間中はロケット発射をかなり控えて
来たが、シナイ半島にいるテロリストから本日4発のロケット弾が南イスラエルに打
ち込まれた。
4)先刻ハマス軍のトップ司令官が殺されたニュースが入ったが、その報復として、ガザ
地区からの激しいロケット弾打ち込みが再開されることが予想される。
5)一方ガザ地区支配を失ったパレスチナの指導者たちは、国家としての一方的独立を宣
言する方向に動き出し、この11月29日に予定されている国連総会でそれが認めら
れることを要求している。この一方的な独立国宣言をすることは、PLOとイスラエル
両国間で同意・調印したオスロ条約に違反する。
6)オバマ政府はパレスチナのアバス会長に一方的宣言をしないように圧力をかけ、オバ
マ大統領は個人的にアバス氏に電話で要請した。
7)あるメディヤ筋によれば、もし一方的独立をパレスチナが宣言するような事態になれ
ば、イスラエルはアバス氏をトップの座から引き下ろすと警告していると言う。
8)もしこれらの一連のニュースが緊急事態ではないとすれば、もう一つ重要なニュース
がある。それは今週予定されている新しいIAEAの報告によれば、イランは現在地下
深いところに設けられたFordow原子力施設で原子爆弾開発に順調な進展が見られて
おり、そこでは既にウラニュウム濃度を2700までcentrifuges遠心分離出来てい
ると言われる。(ローゼンバーグ師の報告は以上です)
ローゼンバーグ師は、上記の事態から、世界で今最も危険な関係にあるイランとイスラエル間で、イランは既にイスラエルに対して事実上宣戦布告をしている状態にあり、イスラエルのナタニヤーフ首相が、近々に、イランに対してフルスケールの戦争に入る可能性が充分にある。そうなれば中近東全体に火が付く可能性を後書きのコメントに書いております。
以上は師が今朝イスラエルから発信した、師のニュースレターFLASH TRAFFIC から要約して訳したものです。(坂 達也)
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