23 05月
主との個人的親密さを生き生きと保つ ウエイド・テイラー 5月22日 2008年
主との個人的親密さを生き生きと保つ
ウエイド・テイラー
主は天に昇られ、イエスの血潮は「とこしえの命の力」となりました。「その祭司は、肉についての戒めである律法にはよらないで、朽ちることのない、いのちの力によって祭司となったのです。」ヘブル7:16
イエスは言われました。「まことに、まことに、あなたがたに告げます。人の子の肉を食べ、またその血を飲まなければ、あなたがたのうちに、いのちはありません。」ヨハネ6:53
私たちが主との親密な真の交わりの中で主のいのちに与り、そして聖餐に与るならば、私たちは「朽ちることのない、いのちの力」を受けるのです。ぶどうの木(イエス)のいのちを枝(私たち)が受けるとき、主が備えてくださった豊かないのちを私たちは生きることができるのです。
「わたしが来たのは、羊がいのちを得、またそれを豊かに持つためです。」ヨハネ10:10
現在のキリストの教会(あなたや私です)を用いて、主は「終わりの時」のための証を世界に与えようとしておられます。今のところこの世は、教会を笑いものにしたり厄介ものだと考えています。しかし、この世は今まさに激しく揺さぶられようとしているのです。終わりの時のために天に用意されていた使徒的権能がまさに解き放たれ与えられようとしています。天には神の御座があり、天のちからは私たちのためにますます備えられています。しかし、その力を受けるためには、ぶどうの枝が木からそのいのちとちからを受けるように、私たちも木につながらねばなりません。
ほとんどの人が自分の人生で今ほど忙しかったことはない、と言うのではないでしょうか。いろいろな用事で私たちは地上のことに心を奪われ、主のいのちとちからを得るために「上に昇っていく」十分な時間がとれないでいます。これは問題です。そういう人は、最後には取り残されてしまいます。というのは、彼らは永遠のものとの関係を築くことに重きを置かないからです。
「花嫁」と言う言葉がありますが、この言葉が今生き生きとして来ております。私たちが主の「花嫁」であるとは、主に服従する関係にあるということです。この「花嫁」は現在の教会の中にすでに存在し、顔を覆っているベールが上げられる時を待ちながら静かに調えられています。私たちが天の花婿(イエス)に全面的に依存し、主にいのちを明け渡すとき、私たちは自分のアイデンティティーを無くして主のアイデンティティーをいただくのです。
主に服従していくときに、私たちはバプテスマのヨハネのように、主のいのちを顕し、その証人となることができます。「彼は言った。『私は、預言者イザヤが言ったように「主の道をまっすぐにせよ。」と荒野で叫んでいる者の声です。』」ヨハネ1:23
今主がしておられることを表すもう一つのものは「神の息子たち」という言葉です。「息子」であるということは、主と「協同」あるいは「協力」関係にあるということです。
「さあ、私の愛する方よ。野に出て行って、ヘンナ樹の花の中で夜を過ごしましょう。私たちは朝早くからぶどう園に行きましょう。」雅歌7:11-12a
このレベルに達するコミットメントをした者たちを用いて、主は今の世に主のいのちと力を表されるでしょう。「ユダヤ人もギリシャ人もなく、奴隷も自由人もなく、男子も女子もありません。なぜなら、あなたがたは、みな、キリスト・イエスにあって、一つだからです。」ガラテヤ3:28
教会において、「油注ぎの元では」男性とか女性の区別はありません。私たちはみな、全く性別に関係なく、主によって「力を与えられて」機能することができるのです。男性とか女性は主との関係のタイプを表します。私は「花嫁」として「主に依存し」、イエスと「一つ」となります。
また、「息子」として主と「協同」関係になります。そして、私は地上のものより「上に昇り」ます。私は「勝利者」ですから、主のいのちが私の人生を通して流れはじめます。そのとき、私の人生は主のいのちの「証」となり、主のいのちをこの世に表現する(あらわす)ものとなるのです。
私たちは終わりの時に近づいています。それは即ち「教会の時代」の幕が閉じられる時であり、国家に対する大艱難時代における(最後の)裁きの時、そして「神による神権政治」によって人類のすべてが治められる千年王国が設立される時です。
「そこで、買いに行くと、その間に花婿が来た。用意のできていた娘たちは、彼といっしょに婚礼の祝宴に行き、戸がしめられた。」マタイ25:10
主といっしょに「婚礼の祝宴」に行く用意の出来ていた者たちは、「新しい歌」を歌うことができます。「彼らは新しい歌を歌って言った。『・・・私たちの神のために、この人々を王国とし、祭司とされました。彼らは地上を治めるのです。』」黙示録5:9a-10 (終わり)
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