WWGM

Walk With God Ministries


25 06月

先々週の「サイラス・トランプ」で見落としていましたので追補します 坂 達也


サイラス・トランプ(45代アメリカ大統領)はイザヤ書45:1に、その前から続く文章の、前章の44:28で「わたしはクロス(サイラス)に向かっては、『わたしの牧者、わたしの望む事をみな成し遂げる。』と言う。エルサレムに向かっては、『再建される。神殿は、その基が据えられる。』と言う。」と書かれていることが、世界が驚く中で(闇雲に)トランプ大統領が既にアメリカの大使館をエルサレムに移したことによって、サイラス王と同じ事をしていますからトランプがクロス王の再現という「預言の成就」が既に為されていると思われる事を追記します。それと45:13(お読み下さい)も、トランプ大統領がイスラエルとエルサレムを強力にサポートすることが書かれていますが、これもこれから実現することが期待されます。以上です。


12 06月

トランプ大統領と金北朝鮮主席との最初の会談が終わって        坂  達 也  2018年6月13日


トランプ大統領と金北朝鮮主席との最初の会談が終わって

 

                 坂  達 也

 

 

待ちに待った日がやって来ました。特にこの会談が、その数日前に行われたカナダでのG7会議を途中で退席してシンガポールに向かったトランプ大統領だけに、これほど世界中から誹謗、批判と疑いの目で迎えられた会談は世界の歴史の中でも珍しいと思います。G7では、トランプ氏はまさに世界一の大悪人というレッテルが貼られました。特にアメリカで大きく報道されたニュースでは、会議の最後の方で興奮してトランプ氏に詰め寄り囲んだ6人の元首たち、特にドイツのメルケル首相がトランプ氏に厳しく詰問する姿は異例の事態でした。

 

さて、シンガポールの会談で話合われたことの内容は、正式の声明文が発表されていますので、要旨を私が申し上げるまでもありません。そこで、会談が終わった後で、トランプ大統領が会場の外に出て来たところを最初に捉えた元フォックスニュースにいて、今はボイス オブ アメリカの記者をしているグレタさんが行った記者会見の内容をかいつまんでお話ししたいと思います。尚、この会見報道を知ったのは、フランクリングラハム師がフェイスブックに載せていたからです。このグレタさんという記者は、大統領と長年親しくインタビューして来た間柄で、特に北朝鮮の事情に詳しく、恐らくグラハム師と同じ程私も全幅の信頼が置ける、久し振りに画面で会った懐かしい方です。以下がその要旨です。

 

1)トランプ氏の金正恩氏に対する印象は?=確かに金氏はタフで荒っぽい男であることは歴史が証明している。しかし会って分かったことは、彼は頭が良く、しかも有能な交渉相手であること、そして非常に親しみの持てるファニーな人で、彼は自国の国民をとても愛していることがよく分かった。また、彼の方こそ、私がどんな人間であるかを知りたかったと思う。私が北朝鮮とその国民を愛していることを知って安心したのではないか。お互いに気心が合う相手であることを確認できて非常によかった。I like him. He likes me. それが先に分かり合えたのでこれからの交渉は順調に早く進むはずだ。

2)今回の初めての出会いで、私が彼に最後通牒を厳しく突き付けて詰めよらなかったのは間違いであったと批判する人は多いようだ。しかし、交渉ごとはあくまでビジネスであり、私たちは朝鮮半島の完全非核化が全ての前提であることを、お互いに理解し、それに合意し、今回は直接会ってそれを再確認した。考慮して欲しいことは、既に3ヶ月近い時間を掛け、具体的な項目で徹底的にビジネスライクに打ち合わせて来た結果、お互いの望むことは十分把握しているというのが事実であること。今回の会談で90%の時間は全面的非核武装の話に費やされた。

今までのアメリカの大統領たちは趣旨についての暗黙の了解だけをしたが具体的な話を(ビジネスマンらしく)しないで終わって来たからうまくゆかなかった。

 

(注:ここで別な話ですが、アメリカのNBAプロバスケットボールのロッドマンという選手がいて、金氏が彼のフアンです。そこで彼は何回も北朝鮮に招待されて金氏とは親しい仲です。そのロッドマン氏は今回もこの会議場に来ていました。その彼が昨日声明文を出し「もしオバマ大統領が今回と同じように交渉していれば、今回と同じ結果を得ていたと私は確信する」と語っています。)

 

3)私が何十万人というアメリカの兵隊が過去に戦死していること、その遺族が遺骨を極力見つけて欲しいという願いをずっと持って来た事実を話し合った。

 

4)北朝鮮に対する経済制裁は引き続き続行する。また、韓国から米国軍の撤退を要求する話は出なかったし、しなかった。

 (以上はトランプ大統領のインタビューで、これ以降は私の意見です。)

 

私は上記4においてトランプ大統領の聡明さを見ます。なぜなら、軍事訓練は少し控えるとトランプ大統領は言いましたが、彼は今後も経済制裁を続ける意向を変えていません。そうである以上、制裁によって目下経済的に最大限に困っている北朝鮮側は、世界が承知する非核化交渉を遅らせる余裕は全くないことをトランプ大統領はよく承知しているからです。

 

私は前にも再三強調しましたが、トランプ大統領は政治家ではなく、海千山千のワンマンのビジネスマンです。その交渉の仕方は、時にはドスを効かせたり、威嚇したりと言う、人に嫌われるようなやり方をするかもしれませんが、言ったことは実行する人です。それよりも何よりも、彼にとって今は、国民に約束したことは何としてでも果たす=「アメリカ第一」の考え方に徹していることです。

それと同時に、トランプ大統領は、彼以前の二、三代のアメリカの大統領が自国のことを真剣には考えずに無責任な外交をして来た結果残したツケを何とかして是正することを最重要に考えている人でもあることです。それがG7の会議で如実に表れていました。寄ってたかって彼を非難する人たちに向かって、彼は、それならいっそ、関税を全廃にしようと言いました。特にカナダとか中国がアメリカに対して物によっては物凄い高い関税を掛けていることを知って私は驚きました。

従って彼の見方とかやり方は、アメリカの政治家やメディアには全く理解されていないことが今回もよく分かりました。又、日本の政治家やメディアも全く理解していないことも分かりました。特にC N Nのようなリベラルな情報を頼りにしている日本のメディアがトランプ氏を到底理解できないのは当然であると思いました。

 

しかもトランプ大統領は、交渉は厳しくても心は真っ直ぐで正直、その一方で思いやりも十分に持っている人です。ですから、彼は金氏がシンガポール辺りまでのこのこ出て来て、どれほど人を恐れ、信用していないかがよく見えたと思います。金氏が求めているのは本当に安心して頼れる相手ではないでしょうか。それに気がつかないトランプ氏ではない、非核化交渉を短期に成功させるためには、金氏を威圧的に早くやれと脅すよりも、むしろ最初にトランプ氏が彼を暖かく迎い入れることによって、彼の立場を保証し国に対しても十分な経済援助をすると約束するトランプ大統領の意向をいち早く金氏が信用できるように励ます態度を取ることこそ「急がば回れの上策」であると考えていると私は見ました。

第一、北朝鮮は敗戦国ではないのです。対等の独立国であることに十分配慮して交渉するのは当然です。それによって金氏が逆に、中国、ロシヤ、イラン等の国々こそ、本当には信頼できない相手であることを分ってもらえ可能性も十分にあると思います。

但し、これから中国、ロシア、イラン等が、北朝鮮に大きく干渉してくることが十分考えられことが懸念されます。

 

次に申し上げたいことは、トランプ氏がクリスチャンになって、その信仰が成長して来ていると言う事実です。それが先日ホワイトハウスで行われた祈祷会でよく分かりました。彼はまるでミショナリーか説教者のように振舞って人々を驚かせ、私も感銘を受けました。最近のアメリカの歴代大統領ではそのような人はおりません。トランプ氏が本物のクリスチャンであること(多少粗野な言語は別にして)を無視しては、もはや彼の行動は理解できないと私は確信します。

 

北朝鮮にリバイバルが来ることが祈られた

 

下記の情報はランスウオールナウ師のフェイスブックから引用したものですが、金氏のひいお爺さんはクリスチャンであったそうです。それはちょうど1904年に英国ウエールス地方で起こったエバンロバーツ師による大リバイバルの後に、その世界的なリバイバルの波が北朝鮮にも波及した結果、今の北朝鮮の首都であるPyongYoung 平壌に大きなリバイバルが起きました。当時平壌は「東洋のエルサレム」と呼ばれる程のクリスチャン都市となり、250万人の人口の20%がクリスチャンになり、今でもクリスチャンの人口比率は日本より高いのではないでしょうか。

ついては、このシンガポールでの会談に先立って、シンガポールの主要なクリスチャンリーダーたちが呼び掛けて、何千人ものとりなし手による祈りが集結された結果、金氏の上に重くのし掛かっている闇の力の呪いを打ち破ることができたそうです。そしてその打ち破りが起こった時に、すかさず金氏が彼のひいお爺さん(たち、すなわち当時のクリスチャンたち)に霊的に整列されるように祈ったそうです。

従ってこのトランプ/金会談を機に、これから北朝鮮にリバイバルが送ることを多くの人たちが祈っていると言いますから、日本の皆様もぜひお祈りください。私は北朝鮮にこそ主はリバイバルを起こされても全く不思議はないと信じます。

 

又、(預言者である)ウオールナウ師は、「ドナルド」トランプ大統領と一時代前の「ロナルド」レーガン大統領には、天から同じ御使いが送られていると言います。レーガン大統領は当時の東ドイツと西ドイツを分けていた「ベルリンの壁」が壊され時の大統領で、当時ソビエトの大統領はゴルバチョフ氏でした。しかも、レーガン氏が思い切って「ゴルバチェフ氏よ、壁を壊わせ!」と要求した日は1989年6月12日であり、又今回、北朝鮮と韓国の壁が壊されるべくトランプ大統領と金代表が会談したのも6月12日であったのです。

 

最後に申し上げますが、ウオールナウ師はトランプ大統領を「サイラス(クロス)トランプ」と呼んでいます。それはイザヤ書45:1−2を引用して、主から、トランプ氏が神に召されてアメリカの大統領になるという預言を受けたからです。その他にも私の知っている限り十人近くの人がトランプ氏に対し同じような預言を受けております。ご参考までにイザヤ書45:1− 2に「主は油注がれた者クロスに、こう仰せられた。『わたしは彼の右手を握り、彼の前に諸国を下らせ、王たちの腰の帯を解き、彼の前に扉を開いて、その門を閉じさせないようにする。私はあなたの前に進んで、険しい地を平らにし、青銅のとびらを打ち砕き、鉄のかんぬきをへし折る。』」と書かれていることをご紹介します。(終わり)


27 02月

ビリー・グラハムの死が世界に大リバイバルをもたらす       坂   達 也      2018年2月27日


リバイバルがやって来る!誰がその火を点け、

     誰がその実となる未信者を導くのか (その三)

 

ビリー・グラハムの死が世界に大リバイバルをもたらす

 

               坂   達 也

 

 

ビリー・グラハム師が99歳で天に召されました。彼は生涯を通じて、2億1千5百万人の観衆に向かってゴスペルを語り、それにラジオとテレビの聴衆を加えれば、その総数は少なくとも220億の人たちが彼の福音のメッセージを聴いたと云われ、そして、その内少なくとも3億2千万人の人が救われたと云われます。人間の歴史において、未だかってこれ程の宣教活動をした人はいません。

 そのグラハム師が云われた言葉の中で、私が最も学ぶべき感銘した言葉を一つ挙げるとすれば、師が「エヴァンジェリストとして成功する秘訣は、もっと多くの時間を聖書の学びと祈りに費やすことである。」と云われた言葉です。

 

ついては多くの預言者が、神から彼に対する預言をいただいています。今回そのうちの二人の預言をご紹介します。

最初に、オーストラリヤの預言者ラナ・バウサーLana Vawser 師の預言ですが、彼女は、主が、二年前の約二ヶ月の間、断続的に、ビリーグラハム師に関する預言的な夢を見せてくださったと云い、その冒頭で、先ずビリー・グラハム師個人の家庭での生活の様子をビジョンで見たと証ししております。

 

 

1)ラナ・バウサーLana Vawser 師の預言

 

私は夢の中で、ビリーグラハム師が天に召される時が来たら、エリシャがエリヤに願った「エリヤの二倍の霊の油注ぎ」(2列王記2:9)を地に解き放つと主が云われるのを聞きました。エリシャのミニストリーとは、めざましいしるしと奇跡、そして顕著な預言的宣言と命令に満ちたものでした。この「天からの布告」は夢の中で二度与えられたので、それが「証しすべき天命」であると私は受取りました。そしてその瞬間、私の回りの大気に電気が走りみなぎるのを感じたのです。それは聖霊による力であり、聖霊が一つの時代が終り、次の新しい時代の始まり(ニュービギニング)を告げる——その時代とは、人間の歴史始って以来最高の霊の働きによる「最大のハーベスト」の時に入ることを意味します。

 

ビリーグラハムの死は、イエス・キリストの福音に対する「師の油注ぎ」がこれからの時代の働き人全体に大きく注がれることを象徴します。それは霊に満たされたビリーグラハム師の口からほとばしり出た、純粋にして美しく、且つ単純でストレートなメッセージにこそ力があり、それが今の時代に最も必要な「霊の覚醒 great awakening 」をもたらすと確信します。その覚醒はエバンジェリストだけではなく、すべてのクリスチャン信仰を持つ者の心に宣教の火を点けるものであるのです。

彼の死が、これから収穫にたずさわる人たちに、油注がれた収穫のマントを着せ、大きな霊的シフトを地上のあらゆる場所にもたらします。そのシフトは既に始っていて、これからどんどん加速されて行きます。それに従って神の栄光の輝きが目に見えて増して行くでしょう。

キリストにあっての義と真実の実、それに神の愛の炎が益々増し加えられ、既に救われた人たちの多くが、主イエスに遭遇する経験をし、初めて救いの真のゴスペルに触れたかのように、改めて救われる経験をもう一度するでしょう。

 

多くの人たちが預言のマントをいただいて、主がされておられることをビジョンを通して霊の目で見る能力と油注ぎが増し加えられます。それはエリシャが若い従者の目を開いて、見えるようにしてくださいと主に祈ったようにです。(2列王記6:17)それが倍増する油注ぎがいただけるのです。そして主から御ことばをいただき預言することによって、天で行われていることを地で行う、そのための主のやり方を知り、宣言し、人に教える、そうすることによって癒しを含む多くの回復の奇跡とか realignment 再調整、再配列、その他考えられないような神の力を発揮することができるようになります。

 

私たちがビリーグラハム師の死後、彼がそうであったように、師のきよい、へりくだった、誠実で愛に溢れ、すべてを主に委ねる生き方を踏襲するように主から示されました。それがビリー・グラハムの神聖さとへりくだりのマントと云えます。そして、主は最後の収穫の時に私たちが最も注意すべきことは、プライドと傲慢さを持たないこと、そして恐れないことであると強調されました。すなわち、最も重要なことは、私たち自身のしたいことのアジェンダとか、自分たちの考えで刈入れの仕事を行わないことです。私たちが主ご自身の考えとやり方ですべてのことを行うことに徹して初めて、最後の大収穫と聖霊のムーブメントになります。(以上でラナ・バウサー師の預言終り。)

 

次に、ランス・ウオールナー師の預言をご紹介します。師は先ず、2006年に預言したキム・クレメント師の預言のことばと、その後で、同じ2006年にベニーヒン師とマーク・シュロナ師がそれぞれ預言し合ったテープの録画を紹介します。この三人の預言は、前に紹介したラナ・バウサー師の預言とほぼ同じであり、どちらもビリー・グラハム師が死ぬ日に、エリヤのマントが弟子のエリシャに渡されたと同じように、ビリー・グラハムのマントが地に解き放たれることを預言し、それが次の世代に大きな影響を与えることを預言しました。その後でウオールナー師が、キム師とベニーヒン師/シユロナ師の預言の解釈という形で、ウオールナー師自身の預言的考えを次のように説明します。以降はウオールナー師のメッセージです。

 

 

2)ランス・ウオールナー師の預言のことば

 

ビリー・グラハム師は、エリヤのような偉大な聖人が天に召されたとき、エリヤのマントがエリシャの上に落ちたように、天に召される日にビリー・グラハムのマントが地に解き放たれます。そのマントは、それ迄神によって隠され、長い間霊的訓練を受けて来た一団のクリスチャンの上に落ちるのです。そしてそのマントを纏った彼らがヨルダン川を渡ります。

ビリーグラハムは確かに神から特別に与えられたマントを持った人でした。世界185の国々を廻って宣教し、彼程アメリカの歴代大統領を含む世界の多くの国家元首と政治家に会って、個人的に神を説き、交わりを持ったエヴァンジェリストは他にいません。まさに彼は「国政のエヴァンジェリスト」というにふさわしい人です。

世界には、GDP順にいって1位アメリカ合衆国が22兆ドル、次はその半分の中国で11兆、3位は日本の4.8兆ドル、4位ドイツ3.4兆、5位英国2.5兆ドルと大国が続く中で、1兆ドル以下の小国が170カ国もあります。そこで神はトランプ大統領を起し、圧倒的世界一の経済国であるアメリカの地位を維持させるとともに、世界に台頭する悪魔の配下にいるグローバリストたちを抑える役目を果たさせるのです。

トランプ大統領は、既に自分が公にクリスチャン信仰を持っていることと、イスラエルと世界のクリスチャン国を助けることを約束しております。そしてイスラエルの首都はエルサレムであることを世界に向かって宣告しただけでなく、アメリカは大使館をエルサレムに移すことを前倒しでこの5月に実行すると最近発表しました。

それと時を同じくしてビリー・グラハムの死を期して、彼のマントを着た真の神の宣教の精鋭軍団が世界中で起こされますが、それは既成のクリスチャン教団教派が大きくなったのではなく、むしろ個人として世界中に立ち上がり、神によって世界に解き放たれる人たちであり、この人たちによって世界中にリバイバルが起こされます。

今はその時に入ったのです。サイラス(クロス王)の再来といわれるトランプ大統領(訳者注:これはウオールナー師自身が以前に主からいただいた預言です)が今後世界の政治家に協力を呼びかけ、世界中に宣教のための大競技場を提供させる等の便宜を図る一方で、ビリー・グラハムのマントを着た多くの若い宣教の精鋭たちが世界中に起こされ、出て行きます。その人たちとは、今30歳前後のミネリアムと云われる世代の若い人たちが中心です。その人たちの多くは、ごく普通のクリスチャンであって、単にリバイバルという個人の「魂の救い」だけに携わるだけでなく、むしろ、グラハム師のマントが世界の政治家に関わったように、地に御国を建ち上げるという主の本来のご計画に沿った、国家 nations という単位で、国そのものを大きく改革することが最終的な目的であり、デスティニーであるということにご注目ください。

従ってこの若者中心のリフォーマーたちが、国の政治経済、工芸文化、芸術からメデイア関係に至る迄のあらゆる分野に進出し、天から前代未聞の全く新しい創造的なアイデアと知恵をいただきながら必要な奇跡を起こすのです。こうして170カ国の小国に宣教が押し進められ、世界全体に終末の大収穫がもたらされるというのが主の御心です。(ウオルナー師のメッセーメッセージ終わる。)

 

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以上、私はビリー・グラハム師の死を迎えるに当っての画期的な預言を二、三ご紹介しましたが、もう一つ上記のウオールナー師のメッセージに付け加えるとすれば、彼はメッセージの途中で、晩年のビリー・グラハム師自身が自分がしたことを顧みて述懐しているビデオテープを紹介したことです。その中でグラハム師は自分が語って来たことを一言でいえば十字架のメッセージであることを強調しておられたことが印象に残りました。

 

さて最後にお伝えさせていただきたいことがあります。それは昨日トランプ大統領からの発表があり、この2月28日と3月1日の二日間、ビリー・グラハム師の遺体がワシントンDC米国議会議事堂のキャピタル・ロタンダといわれる大ドームの下に運ばれ、師の特別の功労を称えるべく(国葬に準ずる)特別に安置され一般の人々に公開されます。その後の3月2日にビリー・グラハム師の生誕の地ノースカロライナ州シャーロット市にある師の記念図書館にて告別の葬儀が行われ、それに大統領が出席します。その後で遺体はその地に埋葬されることになったようです。

 ところで、シャーロット市といえば、同じ町に「スーパーナチュラル」ミニストリーでおなじみのシッド・ロス師の住まいとミニストリーの本拠地があります。また、そこからそれ程遠くないところにリック・ジョイナー師の本拠地もあります。ロス師は昨日の放映で、このビリー・グラハム図書館をぜひ訪問することを奨めるとともに、この図書館内には一つの樹を切り倒した古い根株があることを紹介しました。

それは昔グラハム師がバイブル・カレッジに在学中の或る夜、自分の信仰に疑いが起きた時、この切り株に聖書を持ってひざまずき、必死の思いで主に「私は主のみ言葉が書かれているこの本をよく理解できません。しかし今夜、私は主に向かって、この本に書かれているすべての言葉を信じます。」と泣きながら決意の宣誓をし、その信仰の告白と嘆願が本日のグラハム師の偉業を築き上げたと書かれているそうです。すばらしいではありませんか。ビリー・グラハム師は数日後に、この切り株のあるご自分の出発点とも云える記念図書館に帰って来て埋葬されるというのです。この場所は彼の肉の生家としての出発点であるとともに、この世で主からいただいたデスティニーを成し遂げて帰って来た地であるとも云えましょう。誠に神のなさることは何と奇しくすばらしいではありませんか。ハレルヤ!(終り)


13 02月

リバイバルがやって来る!」    誰がその火を点け、誰がその実りとなる未信者を導くのか                  坂  達 也


リバイバルがやって来る!」

   誰がその火を点け、誰がその実りとなる未信者を導くのか

 

                 坂  達 也

 

 私たち夫婦がヘンリー・グルーバー師夫妻を日本に初めてお連れした1995年頃の日本は、大げさに言えば、国中のクリスチャンが「リバイバル」「リバイバル」とリバイバルへの期待と掛け声で湧いていました。私たちを招いてくださったある教会では一日4時間から8時間もリバイバルのために祈り込まれていたことが懐かしく思い出されます。それ以来「リバイバルがやって来る」という声は聞こえて来ましたが実際にはほとんど何も起きていません。そして今ではたまに「リバイバル」という言葉を聞いても誰も興奮しません。

そんな中で最近また「リバイバルがやって来る!ー早ければ2018年に、あるいは2019年、そして20年には世界中に広がる」と云う声が掛ったのです。私たちはその事を先週ご紹介しましたが、それを読んでも恐らく誰も「そうか!」と興奮して椅子から立ち上がった人はいなかったと思います。しかも「やって来る!」と云ったのがリバイバルの歴史に詳しい、そして最後の大リバイバルに関する多くの預言を主からいただいて「ハーベスト」という本を著した預言者の第一人者である、リック・ジョイナー師が云われたのであってもです。

 

そんな思いをもって4、5日経った後、折からジョイナー師のモーニングスター・ミニストリーで、年一度の「アドバンス預言者カンファレンス」がこの2月8−11日に開催されました。私たち夫婦はこの実況を聞きました。色々な意味で、このカンファレンスで語られたリバイバルとアウェークニングへの預言は、いよいよ本物のリバイバルが来ることを真摯に宣言していると受け取りましたが、それは、決して浮ついたものではなく、むしろ厳粛な思いと「主からの厳しい叱責」を会場にもたらしました。講師はチャック・ピアース師、ポール・キース・デイビス師、それにほとんど無名の30歳のジェロマイヤ・ジョンソン師でした。そしてジョイナー師が日曜日の礼拝で締めくくりました。

 その報告を全部させていただく紙面がありませんので、今日はハイライトとして弱冠30歳の預言者ジェロマイヤ師の預言とそれを受けたジョイナー師のメッセージを要約してお伝えします。

 

ジェロマイヤ師のメッセージ

 

私はアメリカの色々な教会を訪れました。最近では、多くの教会からリバイバルのための預言とメッセージを頼まれて訪ねるのですが、そこで預言、超自然の力、奇跡、癒し、或は祈りやワーシップを強調すれば会場は沸き、喜ばれますが、「ホーリネス(聖さ)」と「罪の悔い改めの必要」を語ると、会場はシュンとして静かになってしまいます。私は天国の実質とリアリテイーとは、何をさておいてもホーリネスが根底にあり、クリスチャンの本質は十字架、イエスの血潮、復活の力にあると説くと、その集会での献金謝礼はグンと落ちて旅費にもならないのです。確かにアメリカには多くのすばらしい教会があり、中でもビルジョンソン師のべテル教会とマイク・ビクル師のIHOPの二つはアメリカを代表する二大教会と云えます。しかし、聖書では「三つを束ねると最も強い」と言われます。その三つ目の教会とは、他ならぬサウス・カロライナ州のこのリック・ジョイナー師のモーニングスター教会です。本教会の担う責任は、迫り来るリバイバルにとって最も重要かつ最も必要な「罪の告白と悔い改め」を説き、神を畏れ「神聖さ」を第一に強調する最も大きな任務があると私は固く信じます。リバイバルの歴史を見れば明らかです。代表的なリバイバリストにジョナサン・エドワードがいますが、彼は「ホーリネス」と「悔い改め」のメッセージ抜きではリバイバルは絶対に起きないことを示した代表的なメッセンジャーと云えます。(以上ジェロマイヤ師)

 

ジェロマイヤ師は「私たちクリスチャンリーダーと教会は、神を喜ばすメッセージをすべきでしょうか、それとも人間を喜ばす説教をするべきでしょうか?」と問い掛け、「自分はモーニングスター・ミニストリーにこの預言を伝えに来た」とはっきりと宣言したのです。そしてジョイナー師は、そのメッセージが神からの預言と受け取り、彼自身その責任を預かることを日曜の礼拝メッセージではっきりと認めました。

 

 

「輝く聖さ」を持つクリスチャンが今こそ現れよ

 

 ところで私は、今朝コンピューターのデスクトップに、どういう訳か未だに残っていた昨年6月に掲載したWWGM のメッセージの原稿ーーフランシス・フランジペン師の「輝く聖さ」という表題にふと気が付き、目が吸い込まれました。普通なら既に所定のファイルに移されているはずのこの原稿がどうして残っていたかはわかりませんが、今日の題材はマタイ5:8に書かれている「聖さ」にあると言う思いを昨夜から与えられていましたので、私はこれは主からであると確信しました。以下はそのフランジペン師のメッセージからの抜粋です。

 

「・・・聖霊は私たちをイエスの御前、イエスの臨在へと導いてくださり、そこにおいて私たちはイエスと結び合わされ交わることによって(イエスの)聖さを受けとらねばなりません。私たちが求める聖さとは、キリストご自身が持っておられる素晴らしいいのちです。・・・すると、私たちは普通に言うところの「イエスを信じる信仰」以上のものを持ち始めます。私たちは、実にイエスが持たれる信仰のレベルと質をもって、イエスと同じように信じ始めるのです。私たちを聖くするのは、私たちの内におられる神です。

小さな止まり木に満足気に心地よく座っていた私たちを揺すぶり振り落としてもらいましょう。そうすれば私たちは大きなおののきと大きな喜び、深い礼拝と聖なる畏れをもって、ご自分の意志と目的のために私たちを引き寄せてくださった神のリアリティーへと近づくことができます。・・・考えてみて下さい。初めに創造主はご自分の姿に似せて人を造ろうと思われましたが、そのお方の御霊があなたの内に、今、おられるのです。

 

聖くなるために・・・あなたは二人の主人に兼ね仕えることはできません。光と闇に、罪と義に、自分と神に、同時に仕えることはできません。光があなたの内にあります。しかし闇も又、あるのです。私たちの世界は暗やみの世界です。私たちの肉の思いは、いまだに暗やみが活躍する舞台になっています。選択を迫られる世界で私たちは光を選び取らねばなりません。

もしあなたが自分の意志と思いを神に集中するならば、あなたの全身は光で満ち、あなたの内におられる神の栄光を完全に表すことができます。しかし、もしあなたに二心があり、罪や悪の思いに留まり続けるならば、あなたの光は徐々に暗くなり、遂には暗やみで満ちてしまいます。イエスは「だから、あなたのうちの光が、暗やみにならないように、気をつけなさい。」(ルカ11:35)と警告されたのです。・・・

自分の救いに関して何もせず、神を求めず、神に従うことを拒否するならば、あなたは闇の中にいるのです。「まあ、いつか自分は何となくそれなりに良くなっていくだろう」というような、当ての無い希望で自分を慰めるのをやめてください。決意という武具で身を固めてください!もしあなたの光が闇の中に埋もれているとしたら、その闇はどんなにか恐ろしいことでしょう。光の子たちよ、あなたがたは闇を憎まねばなりません!闇は地獄の実体です。それは神の存在しない世界なのです!・・・

私たちのからだはあかりが輝くように栄光で輝くのです。これは途方もなくすばらしい希望ではありませんか。私たちのからだ全体が神の臨在によって輝き、暗い部分が全くなくなるというのです。

霊的に成熟した者、あるいは神の聖者のためには、光と栄光に輝く衣が用意されています。それは変貌の山でイエスが着ていた衣と同じものです!それは永遠の中でだけまとう輝きではなく、今ここで、即ち「曲がった邪悪な世代のただ中で」「世の光として輝く」ことです。(ピリピ 2:15、16)

 

エペソ5:8「あなたがたは、以前は暗やみでしたが、今は、主にあって、光となりました。光の子どもらしく歩みなさい。」今、あなたは光のこどもです。これは単なる比喩ではありません。神の栄光があなたの内とあなたの周りにあるのです。それが霊的なリアリティーです!

ではあなたのうちにまだ残っている暗やみはどうなるのでしょうか? パウロを続けて言っています。エペソ5:11、13「実を結ばない暗やみのわざに仲間入りしないで、むしろ、それを明るみに出しなさい...けれども、明るみに引き出されるものは、みな、光によって明らかにされます。」

あなたの暗やみを隠さないで、明るみに出してください。暗やみの言い訳をしないで、告白してください。憎んでください。断ち切ってください。なぜならば、暗やみがそのまま闇の中に留まっている限り、それはあなたを支配するからです。しかし暗やみを光の中に持ち出すならば、それは光となります。今まで隠していた罪を持って神の恵みの御座に大胆に進み告白するならば、神はすべての罪からあなたをきよめてくださるのです。(第一ヨハネ1:9)あなたがもし再び罪を犯すならば、また悔い改めてください。あなたの中で罪の習慣がなくなるまで何度でも悔い改めてください。」(引用終り)

 

私はこのフランジペン師のメッセージに改めて心打たれました。なぜならマタイ5:8「心のきよい者は幸いです。その人は神を見るからです。」という御ことばこそは、私にとって最も大切な座右の銘として来た御ことばの一つであるからです。この真に「主を見ることができるようになる」ためにはこの「聖さ」が絶対に必要です。

前にもご紹介しましたが、ピアース師が今回も語られたことがあります。それは、今年(ユダヤ暦5778年)の課題は、クリスチャンが信仰を改めて改革・リフォーメイションする「新しい出発ーニュービギニング」の年であることです。いよいよ終末のリバイバルが来ると預言されて来た大ハーベストが始ろうとしています。

 

しかし問題は、誰がその火付け役になるのでしょうか。そして誰が、これから生まれて来る大漁のリバイバルの網にかかった人たちを真の悔い改めに導き、真のキリストの花嫁に育て上げるのでしょうか。

そのために、私たちはサムエルを育てようとした大祭司エリであってはならないのです。ーーエリは主を愛しましたが自分の二人の息子 ホフニとピネハス二を厳しく躾けることをしませんでした。主は、今の時代の教会のリーダーたちが、エリと同じように信徒を甘やかし「熱狂的であれば後の罪は放任する」という大きな罪を犯していることに怒りを発しておられると、ジェロマイヤとジョイナーの両師がそれを指摘していることを最後に改めて強調させていただきます。そのような今の教会の信徒こそを先ず誰かが厳しく悔い改めに導く責任があるのではないでしょうか。

 

終末の時代に生かされている私たちクリスチャンの教会の多くは、今本当に惑わされています。それは真の福音からは程遠い「妥協し水増しされた福音」しか語られていないとジェロマイヤ師は叱責しました。私はそのメッセージを真摯に受止めました。どうぞ皆さん、これについてぜひお祈りいただきたいと心から願う者です。(終り)


05 02月

心の目を開いてください     坂 柚実子       2018年2月5日


心の目を開いてください

 

                   坂 柚実子

 

黙示録22:18、19「私は、この書の預言のことばを聞くすべてのものにあかしする。もし、これにつけ加える者があれば、神はこの書に書いてある災害をその人に加えられる。また、この預言の書のことばを少しでも取り除く者があれば、神は、この書に書いてあるいのちの木と聖なる都から、その人の受ける分を取り除かれる。」

 

マタイ5:18「まことに、あなたがたに告げます。天地が滅び失せない限り、律法の中の一点一画でも決してすたれることはありません。すべてが成就されます。」

 

私たちは聖書の言葉を変えることは神が禁じておられることだと教えられています。これに反して讃美の歌に関しては、「主にむかって新しい歌を歌え」と詩編の中に何度も書かれていますし、またイザヤ書や黙示録にも「新しい歌」という言葉が出てきます。

 

イザヤ42:10「主に向かって新しい歌を歌え、その栄誉を地の果てから。」

 黙示録5:9「彼ら(四つの生き物と二十四人の長老)は、新しい歌を歌って言った。」

 

聖書の御言葉は永遠に変わらないもの、一方歌はどんどんと新しい歌を歌ってよい、いや、歌わねばならない、ということに私は興味を持ちました。讃美は私たちの霊や魂から出るものです。慣れ親しんだものだけではなく、その時の私たちの心から出る讃美を主は喜ばれるのだと思います。その最たるものはスポンテニアス(即興的)な霊歌でしょう。又その時代に新しく作られる曲は、その時代に沿ったものとなるのも当然だと思います。

 

私は「心の目を開いてください」というテーマの歌が3つあるのに気がつきました。

 

1.まず 新聖歌38番で、クララ・スコット(Clara Scott により1895年に作詞作曲されたものです。

 

わが目を開きて さや(明)に見せたまえ

今まで知らざりし みふみの真を

我今しずかに 我が主を待つなり

主よ 与えたまえ 悟りを

 

 

Open my eyes that I may see

Glimpse of truth Thou hast for me

Place in my hands the wonderful key

That shall unclasp and set me free

Silently now I wait for Thee

Ready, my God, Thy will to see

Open my eyes, illumine me,

Spirit Divine!

(私のためにあなたが与えてくださる真理を垣間見ることができますように、私の目を開いてください。私を解放し自由にする素晴らしい鍵を私に与えてください。今私は静かにあなたを待ち望みます。私の神よ、あなたの御こころを切に求めます。聖なる御霊よ、私の目を開けて、悟りをお与えください。)

 

これは詩編119:18「私の目を開いてください。私が、あなたのみおしえのうちにある奇しいことに目を留めるようにしてください。」からテーマを取っているそうですが、主の御前に静まり、主の真理と御こころを知るために霊の目を開いてくださいと願っています。讃美歌や聖歌の古い訳は、私を含め古い年代にとっては非常に歌いやすく、優れていると思われるのですが、若い人には難解なのでしょう。また英語の歌詞を日本語に訳す時は、散文とは違い、曲の中に収めねばならないので、全部の内容を訳しきれないことが多く、元の歌詞と較べると確かに抜けている部分がありますが、すばらしい訳になっています。深い内容であり、さっと表面的に歌ってしまうのではもったいないものです。

 

2.次に1976年に ボブ・カル(Bob Cull)が作詞作曲したものです。

 

開いてください 心の目を

さらに深く 主を知るために

開いてください 心の耳を

さやかな御声を 聞き取るために

Open our eyes, Lord

We want to see Jesus,

To reach out and touch Him

And say that we love Him

Open our ears Lord

And help us to listen

Open our eyes, Lord

We want to see Jesus

(主よ、私たちの目を開いてください。イエス様を見たいのです。主に手を伸ばし、ふれて、「愛しています」と言いたいのです。主よ、私たちの耳を開いて、聞こえるようにしてください。主よ、私たちの目を開いてください。イエス様を見たいのです。)

 

ボブ・カルは、1960年代末から70年代はじめにかけてカリフォルニアで起こったジーザス・ムーブメントの中で救われ活動した作曲家です。ジーザス・ムーブメントは堅苦しいキリスト教という宗教を見捨てた若者たちが、シンプルにジーザスを求めたムーブメントでした。ベトナム戦争やウオーターゲイト事件が起こる中で、本当に信頼できるものを彼らは求めたのです。

ボブと妻のジョイは1976年にハワイに移住し、ジーザス・ムーブメントをハワイにもたらしました。ハワイの若者たちがボブのメッセージに心を開かなかったとき、彼は苦しみ、その苦しみの中から生まれたのが、「Open our eyes, Lord 開いてください、心の目を」だったのです。ボブは若者を自分の言葉で説き伏せるのではなく、彼らの心の目を主が開いてくださるようにと祈ったのです。難しい理屈ではなく、彼ら自身が 主を見て主の御声を聞くことこそ、真の救いの鍵であることを彼は悟ったのです。「心の目を開いてください。イエスを見て、ふれて、愛を告げたいのです。」というシンプルで熱い思いが歌われています。

 

3.次に2000年にポウル・ベロシュ(Paul Baloche)が 作詞作曲したもので、かなり乗りのよい曲になっています。

 

わが心の目を 主よ 開いてください

主イエスを見るために

高く上げられた 栄光に輝く

主イエス あなたに

愛をささげるため

Open the eyes of my heart, Lord

Open the eyes of my heart

I want to see you

I want to see you

To see you high and lifted up

Shining in the light of your glory

Lord, pour out your power and love

As we sing holy holy holy

(私の心の目を開いてください、主よ。私はあなたを見たいのです。私はあなたを見たいのです。高く上げられ栄光の光に輝くあなたを見たいのです。主よ、私たちは「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな」と歌います。今、あなたのちからと愛を注いでください。)

 

ポウル・ベロシュは、数々の賞を取っているシンガー、ワーシップリーダー、ソングライターです。教会のワーシップのためにセミナーを開いたり、指導書も出版していて、

教会のワーシップが霊的に高められために力を注いでいる人です。この歌は栄光に輝く王なる主の姿を人々に示し、聖なる畏敬と共に強い敬慕の念を表現しています。

彼はワーシップに関して「it‘s simply about intimacy with God.それは神との親密さに尽きます。」と言っています。

 

以上ですが、皆さんが一番親しまれたのは、どれでしょうか。

三つとも「心の目を開いてください」と真摯に主に願っていることに心打たれます。「私たちは見える」と主張しない者は幸いなのです。目を開けて頂くことによって何を見たいのかが、少しずつ変化しているのが非常に興味のあるところです。製作された年が1895年、1976年、2000年と離れていて、それぞれにその時代の教会の姿を映し出していると思います。伴奏も、恐らくオルガンからギター、そしてドラムの入ったバンドへと変遷してきたのではないでしょうか。

私の信仰生活はこの3曲が代表するいろいろな時代の讃美を知り、愛し、歌ってきました。それは私にとって大きな財産です。長く歌い継がれているものは、そこに主の息吹が吹き込まれているからに違いありません。ヘンリー・グルーバー師は、「天で今行われているワーシップを聞き、それに合わせなさい。」と常に言われています。それこそがワーシップの究極の秘訣ではないでしょうか。(終り)

 


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